花王がAIを活用した自動棚割りアルゴリズムで売場づくりの効率化に向けた実証実験を開始

2021.07.08

花王は、コンシューマープロダクツ製品の販売を担う花王グループカスタマーマーケティングとエル・ティー・エスが共同開発したAI(人工知能)による自動棚割りアルゴリズムの実証実験を2021年7月から開始。棚割作業の自動化による業務改善と販売店の売場づくりの効率化を目指す。

棚割業務は、店舗ごとに異なる売場規模や商品構成などに応じて数多くのパターンを人が経験をもとに時間をかけて作成する必要があり、販売店、メーカー、ベンダーにとって大きな業務負担となっている。

そこで花王は、棚割業務の効率化による作業時間、コストの削減を目指し、人が作成した基本パターンをもとにその商品構成や配置に準拠しつつ、拡大、縮小パターンを自動的に作成できる「AI自動棚割り生成アルゴリズム」をエル・ティー・エスと共同で開発した。

このアルゴリズムを活用することで最大で棚割作業時間を従来の60%削減できると見込む。今後、販売店との実証実験を通して効果検証とさらなる改善・効率化を目指す。

将来はAIの進化によって店舗周辺の地域特性やお客の購買行動の変化を検知し、より効果的な棚割りを自動生成することでさらなる棚割業務の効率化と、売上げ、利益の改善や欠品、返品の削減による売場生産性の向上を目指すとしている。

花王は、2021年から25年までの花王グループ中期経営計画「K25」を策定。Vision(ビジョン)として「豊かな持続的社会への道を歩む(Sustainability as the only path)」と定めた。 このビジョンを実現するため、デジタル技術を活用してデジタルトランスフォーメーショ ン(DX)を進め、新事業の始動と既存事業のイノベーション強化、働き方改革と活動生産性の向上を目指す。

さらにDXを通じてお客との直接的、かつ持続的な関係を築き、新しい価値体験を提供し続けると共に、業務内容そのものや組織、プロセス、コスト構造、さらには企業文化・風土を変革していく。

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