日本トレンドリサーチが「支出に関するアンケート」実施、60.7%がコロナ禍で新たな支出増やさず
2022.04.22
2021.05.28
日本トレンドリサーチは、コロナ禍以降の「支出に関するアンケート」を全国の男女3400人を対象に行った結果を発表した。結果では全体の60.7%が、コロナ禍以降、それ以前使っていなかったことに使うお金(金額)は増えなかったと回答している。
調査の概要は次のとおり。
「支出に関するアンケート」
調査期間/2021年5月16日~19日
質問内容/
質問1:コロナ禍になり、それ以前には使っていなかったことへ使うお金(金額)が増えましたか?
質問2:どのようなことに使うお金が増えましたか?
集計対象人数:3400人
集計対象:男女
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある。


どのようなことに使うお金が増えたのか、個別の回答は次の通り。
・家族が在宅なことが多いため、自炊が増えたので食材をいつもより多く購入しなくてはいけなくなった。(40代・女性)
・除菌、抗菌関係のシート、スプレ-、マスク。(60代・女性)
・加湿器や除湿器や空気清浄機を購入した。外出できない代わりにベランダで子ども達が遊べるように、フロアマットや日除けを購入した。(20代・女性)
・旅行ができなくて、旅先の美味しいものが食べられないので、インターネットで各地名産品を購入する回数が以前より増えた。(70代・女性)
・CDではないデジタル音源での楽曲購入。(50代・女性)
・テイクアウトなどの食事に使うお金が増えました。(30代・男性)
・学生の子供が休校や時間の短縮などで帰宅時間がはやまり、親の帰りに合わせててではなく、公共交通機関を利用して帰宅する為の交通費が増えた。(50代・男性)
・サブスク(動画、音楽)ブルーレイやDVD、ライブ配信。(60代・女性)
・家にいる時間が長くなったので今までは意識して買い替えようとは思っていなかった家電製品。(30代・男性)
・ルームウェアをかなり購入した。(60代・女性)
・潰れて欲しくない店への外食やテイクアウト。(30代・女性)
・インターネットでの買い物が増えた。(60代・男性)
・ストレスで趣味(人形のコレクター)につぎ込んでしまった。(40代・女性)
・DIYの材料、工具。(40代・男性)
・どこも行けなく家にいる時が多いので食べる物が増えました。スマホをいじる事が多く携帯電話代が増えました。(60代・女性)
・PC周辺機器。(20代・男性)
・おうちでできるフィットネスやダイエット用の食材。(50代・女性)
・健康維持のためのサプリ代金。(70代・男性)
・オンラインゲームへの課金。(60代・男性)
・衛生関連。マスクやアルコール、ウエットティッシュや石鹸類など、少しばかり増えた。プレゼント類。以前なら誕生日など会食していたが、飲食店へ行けないし実家へ帰れないので郵送などでお菓子など。(40代・女性)
・生活必需品のランクが上がった。(30代・男性)
・アウトドア用品の購入、テイクアウト代、百均などでの室内遊びができる玩具など。(30代・女性)
・ゲーム機を買いました。それまではゲームはやっていなかった。(40代・男性)
・スキンケア商品全般。(30代・女性)
・家飲み用のプレミアムビールの購入が増えた。おつまみもちょっと贅沢なものにしたのでこちらも増えた。(70代・男性)
・在宅勤務になったので、観葉植物をいっぱい買った。家の中に潤いがほしくなりました。(60代・女性)
・子どもが遊びに行ける場所が減ったのでオモチャを買う回数が増えた。(30代・女性)
・コロナ禍で家に居ることが増えたので、買い置きしておく量が増えてどうしても食費が増えました。約1.5倍くらい増えました。(50代・男性)
仕事も遊びも家で行うことが増えたため、PC機器やゲーム機など室内で利用するものに支出の中身が変わってきた傾向にある。自宅にいながらストレス解消や、生活を充実させるものにシフトしているようだ。
内閣府は2021年1~3月期の国内総生産(GDP)が前期比1.3%減、年率換算で5.1%減だったことを発表した。また、20年度のGDPは戦後最大となる前年度比4.6%減。
コロナ禍において旅行や外食が減ったことで、トータルの支出金額は減ったが、自宅で過ごすためにお金をかける内容に変化が生まれているようだ。
出所:日本トレンドリサーチによる調査
該当記事:日本トレンドリサーチ:https://trend-research.jp/8194/
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