デロイトトーマツが『世界の小売業ランキング2021』発表、アマゾンが2位に
2022.04.22
2021.06.24
デロイトトーマツグループが『Global Powers of Retailing』の最新版を日本語訳したレポート『世界の小売業ランキング2021』を発表した。
本レポートは、全世界の小売企業から2019年度(20年6月30日までを期末とする事業年度)の売上高上位250社をランキングにまとめたもので、地域別、商品セクター別に分析している他、世界経済の展望に加え、急成長小売企業50社と上位250社へ新たに加わった企業についても解説している。
今回の調査結果として、上位250社の総小売売上高は4兆8500億米ドル(前年度は4兆7400億米ドル、約521兆4000億円=1ドル110円換算、以下同)、平均小売売上高は194億米ドル(約1兆9400億円、前年度は190億米ドル〈1兆9000億円〉)、14年から19年度における小売売上高の年平均成長率は5.0%となった。
今年度、上位10社に新たな企業の登場はなかった。トップは前年同様、ウォルマート。アマゾン・ドット・コム(アマゾン)が前年から順位を上げ、昨年まで6年連続2位にランクインしていたコストコを抜き、ウェルマートに次ぐ世界第2位の小売企業となった。アマゾンは15年度に初めて10位にランクインして以降、 毎年順位を上げてきた。

日本企業でトップ250入りした企業数は昨年より1社減の28社となった。最上位は14位にランクインしたイオン。今回、ヤオコーが初めてトップ250入りし、249位にランクインを果たした。
