三越伊勢丹ビジネスソリューション事業部がBtoBホームページを開設
2022.04.22
2021.06.23
三越伊勢丹のビジネスソリューション事業部が、6月23日、BtoB向けのホームページを新たに開設した。
今年4月には旧法人事業部を「ビジネスソリューション事業部」に呼称変更。これまで上場企業などを中心とした約1000以上の法人顧客(クライアント)にさまざまなソリューションを提供してきたが、今回、ホームページを通じて、サステナビリティを基軸にした環境デザイン、D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)、地方創生ソリューションなどの発信と共に、三越伊勢丹グループ連邦(ネットワーク)を生かし、12の事業会社を掛け合わせた13のビジネスソリューションプラットフォームを構築。百貨店の枠を超え、 川上から川下まで網羅するソリューションビジネスの展開拡大を行っていくとしている。

13のビジネスソリューションプラットフォームは次のとおり。

1.ノベルティ企画・生産
2.ロイヤリティプログラム
3.福利厚生・贈答品
4.商品開発(OEM・ODM)
5.アライアンス事業開発:協業モデル、アライアンスモデル等
6.EC・システム開発
7.コンサルティング:MD戦略支援等
8.店舗開発・イベント運営
9.環境創造・建装事業
10.広告出稿
11.人材・研修プログラム
12.物流・フルフィルメント
13.決済事業
クライアントの要望に合わせ、グループ各社·外部アライアンス企業が連携して最適なソリューションを提供する。
例えば、「環境デザインソリューション~未来へのあたりまえを。~」として、インテリア、家具、ランドスケープなど、椅子から店頭装飾、美術館や都市開発まで外部、内部空間をトータルコーディネート。

あるいは「D2Cソリューション~高感度のつながりあいを。~」として、ビジネス設計、ブランド設計、商品開発、システム構築、生産管理やフルフィルメント、マーケティング、店舗展開までを一気通貫で実現し、さらに百貨店事業で培った人材教育プログラムによって人材教育やマネジメントのサポートも行うもの。特に高感度顧客との関係構築は、三越伊勢丹グループならではの強みであるとし、オンライン、オフラインの垣根を超えた提案が可能としている。

また、「地方創生ソリューション~地域へのリスペクトから。~」として、百貨店事業で培ってきたモノ作りやネットワークをベースに、地方の生産者・メーカーと消費者が継続的につながるビジネスモデルを総合プロデュースし、異業種とのマッチングやバイヤーのネットワークを生かした商品開発など。

直近の取り組み、あるいは今後実施予定のビジネスとして、21年7月上旬にはMaaS(モビリティ・アズ・アサービス)を使ったオフィス向けサービスの実証実験をスタートする予定の他、21年3月にはIGP ROBOTICSと三越伊勢丹によるロボットを活用したB2B領域ソリューションビジネストライアル、21年2月にはヤフーが運営するエールマーケット展開の「おくる防災」との協業による自社サイトでのキャンペーン展開、20年11月には、よい仕事おこしフェア実行委員会(全国147の信用金庫ネットワーク)と包括連携案件として「令和2年7月豪雨災害支援」球磨焼販売会を実施するなどしている。