イオンがトップバリュの商品情報検索アプリに健康管理やポイント付与の新機能追加
2022.04.25
2022.04.13
イオンは4月13日から、イオンのプライベートブランド(PB)商品「トップバリュ」の商品情報検索アプリに新たな機能を搭載した新「トップバリュ あれこれナビ」のサービスを開始した。
今回の新機能では、「カラダ記録機能」と「ポイント機能」を搭載。歩数、食事、体重、睡眠、血圧、体温、運動の行動記録が付けられるようになった他、カラダ記録機能に行動記録を付けるたびに専用ポイントが付与されるようになった。カラダ記録機能は「ヘルスケア」(Apple)や「グーグルフィット」(Google)などの健康管理アプリとの連動も可能。
貯まったポイントを使うことでWAON POINTなどが当たる懸賞に応募することもできるようになる。

アプリは2020年9月からトップバリュの商品情報をいつでも簡単に検索でき、日々の買物にも便利なアプリとしてサービスをスタート。
店頭などで商品のバーコードを読み取るだけでトップバリュ商品の原材料や栄養成分、アレルゲン情報などを確認できる機能、キーワードやカテゴリーから約5000品目のトップバリュ商品を検索できる機能、トップバリュ商品を使用した動画やランキングも含む約1700件のレシピ閲覧機能などを搭載している。商品情報の一部は英語、中国語にも対応している。
お客が意見や要望を伝えるコミュニケーションツールとしても活用し、22年2月末段階で約10万4000ダウンロードと拡大してきた。グループ共通のタッチポイントであるイオンのトータルアプリ「iAEON」を通じてイオンの他のサービスとの連携も可能となっている。
イオンには、お客からトップバリュ商品について年間約5万件(20年度)の意見、要望、質問があるといい、中でも「商品の使用方法」や「目安摂取量」「生産地」などに関する問い合わせが多く寄せられる。
スマホの普及もあって、アプリは顧客接点として最も注目されていると言っても過言ではない。いかにお客との長期的な関係を築くかを各社模索しているが、今回の新機能も健康管理というお客との長期間の関係にもつながる性質のものとなっている。
アプリは、物理的なサービスと異なり新機能の追加も比較的容易だ。今回のようなアプリの機能充実は今後ますます活発化しそうだ。