本格的な暑い時期に向けて涼味、スパイシー商品の提案|「これは押さえたい」グロサリー編・2022年7月

2022.05.30

フロントオフィス企画 近藤 智

「これは押さえたい」7月の暮らしのたたずまい、販促の流れを週単位で確認しておきたい。

第1週

6月27日(月)から7月3日(日)の週は、涼味食品のさっぱり系のメニューにさらに関心が向くころ。梅雨明けが間近だが、山間部でゲリラ豪雨災害の発生や台風の発生などの可能性もあり、パックご飯などの即食系や電池など 防災避難用グッズとしての買い置きも提案訴求展開したい。

第2週

7月4日(月)から7月10日(日)の週。7月7日の小暑のこの時季、真夏本番へ突入。気温が上昇し日差しがさらに強くなり、UV対応やヘアケア対策、汗ばみ対策でボディケアグッズの需要が上がる。アイスクリームやみつ豆、炭酸系飲料など、デザート、涼味食品、夏の味覚のオンパレードとなる。

第3週

7月11日(月)から7月17日(日)の週は、熱中症対策、殺虫・防虫対策など夏ならではの買物行動が顕著になり、購入頻度がさらに高まって来る。家族単位、友だちなどのミニグループ単位で、次週の夏の連休を利用してミニ旅行など行楽需要への販売態勢も準備したい。

第4週

7月18日(月・祝日、海の日)から7月24日(日)の週は、子どもの夏休みが始まる週で、子どもが家庭にいる時間が大幅に増える。冷蔵庫、台所のストック食品類で飲料、即食系、菓子など重宝する必須アイテムを提案して、需要を促進したい。さらに、飲料や即席麺などのケース売り、まとめ買いを提案する。

第5週

7月25日(月)から7月31日(日)の週。前の週の23日は土用の丑。この週も継続して、うなぎをメインに焼肉などのスタミナメニューを訴求。連日の暑さで涼味食品、スパイシーメニューの需要も高まる。夏のオールスターメニューの提案品揃え訴求とレシピ訴求がポイント。

次に、グロサリーの7月の販促アプローチ、テーマを4つずつに分けて売場展開と重点商品、トレンド商品を確認しよう。

加工食品

暑さ撃退! ビネガー系ドリンクフェア!

今年も暑さが厳しくなると予想され、どうしても食欲が落ちがちになる。また、昨年も熱中症対策への関心が高まった。そこで、熱中症予防、夏ばて防止にも役立つビネガー系飲料をメイン訴求して、関連飲料も品揃え展開する。

売場展開のポイントは選択の幅を広げる品揃えとすること。例えば、ペットボトル飲料では緑茶、スポーツドリンク、ミネラルウオーター、コーヒー、麦茶の各種サイズを関連展開。特に高血圧が気になるシニア層には特定保健用食品(トクホ)商品も訴求する。

重点商品

ミツカンのブルーベリー黒酢、ヨーグルト黒酢、うめ黒酢、さらにトレンド商品としてはフルーティス日向夏。キッコーマンの蜂蜜柚子酢、タマノイ酢の濃縮タイプのダイエットシリーズのはちみつりんご酢、はちみつうめ、はちみつレモン。

関連としてトクホの花王ヘルシア緑茶シリーズ、サントリーの伊右衛門特茶など。

レストラン人気メニューで夏のプチぜいたく!

暑さがますます厳しくなり、食欲が落ちがちなこの時季は作る方も手抜きになりがちな時季となる。そこで、メニューのマンネリ防止と多少の手抜きでも子どもが喜ぶメニュー食材を使って、レストラン風の食卓を楽しめる提案を実施。

具体的には、子どもが大好きなファミリーレストランの人気上位メニューを提案。1つのメニュー、単品を訴求するのではなく、メニューをレシピを案内して訴求。例えば、カレーやシチューの楽しみ方としてトッピングやソース類の提案がある。

ケーキやクッキー材料でのレーズンはカレーのトッピングとしても人気。また、カレーにしょうゆやソースをかけて楽しむ人も少なくないなど、カレー料理、シチュー料理のおいしさ、楽しさを提案する。

重点商品

カレー、ハンバーグ、唐揚げ、オムライス、ホットケーキ、お好み焼などが人気メニュー。これらの具材やスパイスなどの調味料、調理材料を中心に訴求。さらにトレンド商品としてナッツ類、ドライフルーツ類をトッピングとしても訴求。

夏の定番、アジアンエスニックフェア!

暑いときは暑い国の名物料理をおいしく食べて、食欲不振にならないように提案したい。夏の常設エンド展開としてカレー関連が定着しているが、マンネリ防止策で新規売上確保のため、カレーエンドとコラボレーション関連販売でアジアンエスニックの食材を展開。

また、マンネリにならないように提案アプローチ法を増やし、サブテーマを切り替えるなどの工夫を。例えばシーフード、フルーツなど「材料」の切り口、タイ風、ベトナム風など「隠し味」の切り口など。

重点商品

アジアンエスニック食材として、タイカレーキット、ナンプラー、ライスペーパー、トムヤンクン、ココナッツミルク、フォー、スイートチリソースなどベトナム、タイを中心に展開。その他、カレー関連ではマンゴー缶詰、パイン缶詰、福神漬け瓶詰、らっきょう瓶詰、ウスターソース、ケチャップ、レーズン、松の実なども同時展開。

夏休み突入! カラフル涼味デザートフェア!

夏休み中の常備定番おやつとして涼味デザート群をボリューム展開。ポイントは和風、洋風、トロピカルなど幅広く品揃えして選ぶ楽しさを演出。

例えば、味と食感を楽しむ材料系、目でも楽しむカラー系、おもてなし用にも重宝するプチぜいたく系など品揃えを幅広く訴求したい。

手づくりデザートとして入手しやすい商品群として200品目ほどあるが、寒天系、牛乳系、そのまま作れるセット系など展開。具体的な売場づくりとして涼感を打ち出す。すだれ、かき氷の旗、のぼりなど目立つ売場にして、寒天を流す型など関連雑貨も陳列しよう。

重点商品

ハウス食品のフルーチェシリーズはじめ期間限定の夏のフルーチェ、はごろもフーズのフルーツ缶詰の朝からシリーズの黄桃、ナタデココ、トレンド商品として朝からスイーツシリーズの黒糖寒天や杏仁豆腐がある。

その他、関連として粉寒天、ゼラチン、バニラエッセンス、ゆでアズキ缶、かき氷シロップ、レモン果汁黒蜜、蜂蜜、抹茶など。

次に菓子の売場展開と重点商品について。

菓子

プチぜいたくなティータイムフェア!

この時季、夏の賞与が支給される。また、気温がますます上昇してくるこの時季、家事が一段落した主婦や仕事から帰宅した女性のプチぜいたく時間になるように冷やしておいしいスイーツ類を展開。

販売陳列場所はレジ前など、チェックアウト時の衝動買いとついで買いに向けた展開とする。価格帯は200円前後が売れ筋だが、プチぜいたく時間が目でも楽しめるように、ウグイス色、桜色など彩を添えたい。冷茶、アイスコーヒーはじめ、夏でも温かい飲み物ファンがいるので両温度帯に合う菓子類を展開。

重点商品

両温度帯の飲み物に合う不二家の新商品のカントリーマアムまみれさんのバカンスはじめ抹茶ショコラ、ホームパイ。その他、カステラ、バウムクーヘンなど、新旧の味を同時展開。

暑さ撃退! スパイシースナックフェア!

気温が上昇して25℃を超えてくると、飲み物と一緒にホット&スパイシーなスナック菓子の人気も上昇してくる。そこで、スパイシースナックコーナーをエンドにて常設展開して、商品を切り替えながらボリューム陳列。

ポテトチップスはじめ、成型品やコーン製品を展開。ターゲットは子どもからシニア層の老若男女全てで、甘辛いものから激辛までフレーバーの種類を幅広く展開する。

さらに、他部門との関連販売として飲み物の炭酸系、ビールなどのアルコール系などと連動して陳列する。

重点商品

トウガラシを中心にわさび味などのスパイシー商品、アンチョビーやサクラエビを使った、おつまみにもなる老若男女対応の商品群を週単位で訴求したい。

夏休みの朝食準備! シリアルフェア!

夏休みは規則正しい生活や食習慣が乱れがちになりやすいので、夏休みを前にして規則正しい食習慣の維持をPOPで提案。穀物類とドライフルーツが原材料のシリアル商品群をメインに果実、野菜ジュースなどの常温商品であるペットボトル飲料も陳列。朝食グッズとして関連訴求して相乗効果を高めたい。

特にグラノーラが注目さているのでアイテム数を増やすなど、品揃えを強化。

重点商品

日清シスコのごろグラシリーズ、カルビーのフルグラシリーズ、ケロッグのオールブランやトレンド商品としてオートミールなど。

ビールがうまい! おつまみフェア!!

毎年、ビール、発泡酒類が5月ごろから伸び始め、7月に一気に増加するが、今年も早くなると予想される。そこで、それに合わせて手軽な「乾きものつまみ」を訴求。新しい売り方として「つまみ」以外の提案訴求をしたい。

例えば、酒を飲まないシニア用に「噛む力」を維持するための割きイカの提案など。

重点商品

珍味類は割きイカをベースにホタテ貝柱、シジミ貝、マグロミックスなど高単価商品も訴求。豆菓子類は人気定番の殻付き落花生をはじめ、ピスタチオ、カシューナッツ、アーモンドなどトレンド商品でもあるナッツ類、カリカリ梅など幅広く品揃えしたい。

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