韓国で空前の大ブームになった映えるメニュー“ロゼ”が日本でも話題に!

2022.09.14

ひめこカンパニー 山下智子

昨年から日本でも、韓国料理店や韓国酒場が韓国グルメ“ロゼトッポギ”の提供を始めている。一般消費者向けの“ロゼ商品”も販売され、今夏は若い世代が考案した“ロゼクリーム”のカップ麺が登場した。

トマトソースや水煮トマトと生クリーム、またはホワイトソースを混ぜてロゼ(バラ)色にし、カレー粉やコチュジャンを加えた“ロゼクリーム”でトッポギをいただくのが“ロゼトッポギ”。トマトを加えない、コチュジャンと生クリームの“ロゼクリーム”で作るロゼメニューもあるようだ。

画像はイメージ

魚肉練り製品が韓国メニューに

かね貞は、4月29日~5月12日に実施した愛知県の韓国食材専門店「ナリタ」とのコラボ商品販売企画“韓国フェア”が、若年層の集客にも繋がり好評だったことから、7月に第2弾を開催。

第2弾では、パン粉をまぶして揚げたさつま揚げに、甘辛いソースを添付した“オムッティギムのディップソース(ロゼソース)”や、枝豆と玉ネギをすり身と練ってちぎり揚げにし、甘辛いロゼソースと韓国海苔をからめた“枝豆と玉ねぎのロゼヤンニョム”といった、魚肉練り製品を韓国のトレンドソースでいただくメニューを用意した。

SNSで話題のロゼトッポギが作れる、餅&調味料セット

新型コロナウイルス禍による巣ごもり需要や韓国グルメブームを追い風にトッポギの人気が高まる中、モランボンは、“ロゼトッポギ”が作れる餅と調味料のセット「ロゼトッポギ 1セット入り」を今年2月に発売した。同社はその人気の理由が、定番の韓国料理に洋風テイストを取り入れた新しさや、クリーミーなこくとカレー風味のやみつきになる辛さにあると分析。日本でもSNSを通してロゼトッポギの注目度が上がっていることから、調味食品として国内で初めて商品化した。

国産うるち米の米粉で作ったこしのあるもちもち食感のトッポギ用餅と、熟成コチュジャンを使ってクリーミーに仕立て、ほんのりカレーの風味を利かせた専用調味料を組み合わせており、こくのある甘さとスパイシーな味わいが楽しめる。

洋風×韓国の新感覚ロゼ色パスタソース

日清製粉ウェルナは、パスタソースとしてロゼクリームを開発。今年2月に、「マ・マー 韓国風パスタソース濃厚ロゼクリーム」を発売した。

濃厚なクリームソースにコチュジャンのピリッとした辛さが感じられるロゼクリームに仕上がっていて、パスタはもちろん、トッポギやマロニー、太めの春雨、米麺のソースにするほか、ハンバーグや温野菜にかけても合うという。

うま辛クリーミーな韓国風万能ロゼソース

「カルディコーヒーファーム」が6月中旬から順次販売しているのが、韓国気分が味わえるボトル入り万能ソース“オリジナル 韓国風ロゼソース”だ。

コチュジャンのうま味と唐辛子の辛味が利いた、ちょい辛でクリーミーなロゼ色のソースで、ビビンバやトッポギに使用する他、唐揚げやポテトフライにかけたりパスタをあえたりするのにも向いている。

クセになる味わいが特徴の10代考案ロゼクリームカップ麺

今夏、日清食品は、若い世代を中心に人気を集めている韓国グルメの新トレンド“ロゼクリーム”をカップ麺で表現した「超無敵クラス ロゼクリームヌードル」を発売した。

麺はもちもちとした食感の太ウェーブ麺。トマトの酸味と甘みが特徴の濃厚トマトクリームスープは、コチュジャンのうま味と唐辛子の辛さを利かせた、クセになる味わいが特徴だ。別添の“特製香味オイル”を仕上げに加え、トマトとクリームの風味を一段と引き立たせていただく。

同品は、流行に敏感な10代の出演者がキャッチしたさまざまなニュースや流行を紹介する日本テレビ系列の番組「超無敵クラス」内で開発に取り組んできたもの。2022年5月時点でSNSの総フォロワー数が1000万人を超える“最強10代”とも言える出演者がハマる味と謳っている。

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