物流
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ライフコーポレーション、平和堂、万代、オークワの4社が「関西SM物流研究会」を発足
関西でスーパーマーケット(SM)を展開しているライフコーポレーション、平和堂、万代、オークワの4社は、安定的な食品供給の維持と持続可能な食品物流の構築、ならびに関西エリアの物流効率化のため、「関西SM物流研究会」を発足した。 もともと10月23日に万代、オークワが関東での取り組みを起源とするSM物流研究会に参画し、それ以前から参画していたライフコーポレーション、平和堂と併せ同研究会に参画している関西企業が4社(ライフコーポレーションは近畿圏)となったことから、今後の関西エリアの物流効率化を図れる体制が整った。 各社との協議を経て、「関西SM物流研究会」の発足につながった。 目的は、①関西エリア…
2024.12.23
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物流2024年問題、結局どうなった? 改めて課題と小売業への影響を整理する
経営コンサルタント事務所アズライト代表 榎本博之 いわゆる「働き方改革」の一環として、これまで猶予期間が設けられていた運輸業や建築業にも時間外労働の上限規制が適用されるようになった。今後「物流2024年問題」の影響がさらに顕在化してくるだろう。 4月1日の施行後、大きなトラブルは報じられていないが、現場ではすでにその対応に追われている。今後想定される課題とその対応策について考えてみたい。 物流2024年問題とは、24年4月1日からトラックドライバーの時間外労働について、年間960時間、月80時間という枠で上限が設定されたことを指す。 この規制によりドライバーの労働時間が制限され、輸送能力の不足…
2024.04.22
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平和堂が「SM物流研究会」に参加
平和堂が「SM(スーパーマーケット)物流研究会」に参加したと発表した。 SM物流研究会は2023年3月16日にサミット、マルエツ、ヤオコー、ライフコーポレーションの4社が「持続可能な食品物流構築に向けた取り組み」を宣言して発足したもの。その後、参加社が関東以外にも広がりを見せている。 研究会では物流分野を「競争領域」ではなく「協力領域」と考え、各社協力による物流効率化策やサプライチェーン全体の効率化につながる施策の検討や取り組みを進めていくとしている。 平和堂としても今回、研究会に参加することで、各社と共にサプライチェーン全体の物流効率化に向けた施策の研究を進め、将来に向けて持続可能な物流構築…
2024.03.21
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どうする? 2023年の商品と売場 日配編|発注、配送頻度、物流、さらにソーシングや包装まで見直す余地を探す
2022年10月の主な食品の平均価格上昇率ランキングが11月28日の日本経済新聞に掲載されている(『「値上げ力」が強い食品』日本経済新聞2022年11月28日)。 ここには日配品では前年同月比伸び率で食パン(10.6%)、かまぼこ(9.9%)、豆乳類(9.3%)、プロセスチーズ(7.7%)、冷凍総菜(7.7%)、生麺・ゆで麺(6.9%)などが掲載されている。 このデータは出典が日経POSなので店頭価格を反映したものとみてよい。これらの商品群を含め22年の食品値上げ品目は2万SKUを超えるとされている。 さらに23年値上げ分もすでに発表が各社から行われている。アイスクリームではロッテが3月1日出…
2022.12.12