経営戦略
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ヨークベニマル大髙耕一路社長が語る「鮮魚売場の強化」「デリカ事業の今後」「SMグループの方向性」
ヨークベニマルは、日本の中でも早いペースで人口減が進む東北を地盤としながらも、着実に出店をしながら堅調な業績を維持している。この秋には所属するセブン&アイ・ホールディングスの再編で、スーパーマーケット事業がヨーク・ホールディングスとして独立する中で、主要な一角を占める存在になった。苦戦が続くイトーヨーカ堂の改革に及ぼす影響も、今後さらに大きくなる。まさにセブン&アイグループのスーパーマーケット事業のキーマンの1人、ヨークベニマルの大髙耕一路社長が、福島県いわき市の泉玉露店オープンの際して、現在の取り組みと今後について語った。 鮮魚売場の強化と鮮度向上策 「特に競合店と目の前で勝…
2024.11.18
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スターバックスが子ども連れ客でも気兼ねなく利用できる新フォーマットを9月14日にオープン、子ども向けメニューも開発
スターバックスコーヒージャパンは、9月14日、埼玉県越谷市のイオン レイクタウンに出店している7店のうちの1店であるスターバックスコーヒー越谷イオンレイクタウンmori3階店を、子ども連れの家族でも気兼ねなく利用できる、「子どもも家族も楽しい」、新しいフォーマットの店舗としてリニューアルオープンする。 9月13日にスターバックスコーヒーイオンレイクタウンmori3階店メディア内覧会を開催し、同店の詳細を報道陣に公開した。 スターバックスコーヒージャパンは、イオン レイクタウン内にはイオンレイクタウンmori3階店の他、テラスを併設し自然を感じられる店舗、仕事や勉強での利用、お買い物帰りにゆった…
2024.09.13
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イオンネクストが2027年度開業予定の久喜宮代CFCの着工、誉田CFCの約2倍の供給量を誇るCFC第3号
ネットスーパーの「グリーンビーンズ」を展開するイオンネクストは9月2日、埼玉県南埼玉郡宮代町に最先端の技術を導入する新たな顧客フルフィルメントセンター(CFC)の第3号となる「久喜宮代CFC」の着工を開始する。 久喜宮代CFCは、最先端の自動化技術を導入することで、第1号である誉田CFC(千葉市緑区誉田町)の約2倍の供給能力を見込む。効率的かつ迅速なオペレーション、正確な商品ピッキングと配送を実現するとしている。 東北自動車道の久喜インターチェンジまで約5km、首都圏中央連絡自動車道の幸手インターチェンジまで約8kmということでアクセスが良い場所に立地し、東京都心部まで約60分、約50kmと交…
2024.08.30
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イオングローバルSCMとHacobuが物流「2024年問題」への取り組み開始する
イオンの連結子会社で物流を担うイオングローバルSCMとHacobuは、物流領域の喫緊の課題である「2024年問題」に起因するドライバー不足解消に向けた取り組みを開始することを知らせる。 物流「2024年問題」は、トラックドライバーの時間外労働の上限規制適用により、輸送力不足が懸念される深刻な課題だ。 イオングループでは、店舗への配送車両の効率化を目的とした納品時間枠の見直しや物量の平準化による車両積載率の改善、AIを活用した配送計画の最適化、店舗荷下ろし時のドライバー付帯作業の削減等に着手しており、物流「2024年問題」の対策に率先して取り組んでいる。今回、本対応に加え、センターへの納品車両の…
2024.08.26
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ビオセボンがおよそ1年半ぶりに出店を再開、既存店全店改装、狙いはコンパクトの中にあっての「品揃え強化」
ビオセボン・ジャポンは7月26日、東京都渋谷区の代々木上原駅北口駅前に代々木上原店をオープンした。代々木上原駅から約20mの距離で、店舗北側は閑静な戸建て、南側には中低層のマンションが立ち並ぶ住宅街に立地している。 同社としては、「代々木上原は都心へのアクセスがよく、洗練されたグルメやユニークなお店が軒を連ねる人気のエリア」と捉えていて、ビオセボンの商圏として適していると判断した。 近隣には公園もあることから、ピクニックなど行楽の需要も多いと考えられるため、惣菜やチーズ、スイーツ、自然派ワインなど幅広いオーガニック商品を豊富に取りそろえるとしている。商圏内にはオーガニックを含む自然派の商品を取…
2024.08.14
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セブン&アイが小売電気事業者として新会社設立、脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギー調達を拡大
セブン&アイ・ホールディングスは、グループの環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」に掲げた、「CO2排出量削減」をよりスピード感を持って進めるため、再生可能エネルギー調達拡大を目的に、小売電気事業会社となるセブン&アイ・エナジーマネジメントを設立した。25年4月から事業を開始する予定。 設立は8月1日付で、代表取締役にはセブン&アイ・ホールディングス代表取締役副社長の伊藤順朗氏が就いた。資本金は4億円で、セブン&アイ・ホールディングスが100%出資。 グループとして2030年度までにグループ全体の店舗運営に伴うCO2排出量を2013年度比で50%削…
2024.08.14
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Amazonが翌日配送を全国47都道府県へ拡大、700万点以上の商品の翌日配送が利用可能に
Amazonは、北海道への航空輸送の利用を開始し、道内への翌日配送を拡大することを発表する。これにより、Amazon.co.jpで購入できる700万点以上の商品の翌日配送が、47都道府県全てで利用できるようになる。 従来、北海道への配送はトラックとフェリーで行い、数日を要していましたが、空輸を利用することで、道内で初めて翌日配送が可能になった。Amazonは、羽田空港から新千歳空港へ運航されている旅客機の空いた貨物スペースを活用し、一か月に数十万個の商品を配送する予定だ。 離島を除く道内のお客は、前日正午までに注文することで、翌日に商品を受け取れる。また、道内の札幌市、旭川市、函館市、帯広市な…
2024.08.05
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角上魚類所沢店の強さの源泉を見る! 出店から26年を経て所沢店の売場環境を最新鋭にリニューアル
鮮魚チェーンストアの角上魚類ホールディングスが角上魚類所沢店を7月12日、リニューアルオープンした。同社は鮮魚専門店を23店運営し、2024年3月期の売上高は約426億6000万円に上る。 所沢店は約26年前の1998年3月のオープン。93年に埼玉県初の単独出店となった川口店(埼玉県川口市)で想定を超える来客が続いたことから、新たな単独店舗の出店を目指した末に同じ埼玉県内に出店した経緯がある。 同社では本社近くの新潟県寺泊港をはじめ、新潟市場、豊洲市場から鮮魚を店舗へ直送し、販売している。 鮮魚はさまざまな加工技術を必要とする他、鮮度の重要性の高いという、いわば取り扱いの難易度が高い商材の代表…
2024.07.29
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大創産業が前期売上高6,249億円で過去最高を記録、新ブランドの展開、出店強化などが要因
大創産業が、前期(2023年3月~2024年2月末)における売上高が6,249億円(前々期比106.0%)となり、過去最高を記録した。 大創産業は、核となるDAISO、2021年に開始した新たなブランドStandardProducts、2022年にリブランドしたTHREEPPYの3つのブランド展開に注力、多様化するニーズに応えたことが売上拡大に大きく寄与している。 中でも3ブランドの同一テナントへの同時出店、既存のDAISO店舗の改装によるStandardProductsやTHREEPPYの出店強化などの積極的な戦略を進めることで、さまざまなニーズのお客を取り込んでいる。 過去最高売上高の要因…
2024.07.26
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グリーンビーンズ、1年で会員数21万人突破、客単価約1万円、「センター型のネットスーパー」は日本でも成立できるか
イオンネクストが運営するネットスーパー「Green Beans(グリーンビーンズ)」は7月でサービス開始から1周年を迎える。それに伴い、イオンネクストは今後の計画、取り組みについて「『Green Beans』2024年度 戦略説明会」を開いた。そこからは、「センター出荷型ネットスーパーの現状と可能性」が浮かび上がってくる。 ネットが普及した2000年代初頭から、多くの企業がネットスーパーを手掛けてきた。センター出荷型、店舗出荷型という大きく2つの考え方があったが、20年以上を経た現在では、センター出荷型の多くは姿を消し、店舗出荷型が主流となっている。 理由はいろいろ考えられるが、まず、センター…
2024.07.04
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イオンが惣菜事業の新戦略を発表、シェフ・クオリティの惣菜をSPAにより開発・製造
イオンが、シェフ・クオリティの惣菜をSPA(製造小売業)により開発・製造する惣菜事業における新戦略を発表した。新しい戦略では、シェフ・クオリティの惣菜をSPAにより開発・製造を行い、食し好の多様化により近年高まるスーパーの食品の売り場においてもプロ料理人の品質を気軽に購入したいというニーズに応えていく。 2023年は惣菜の市場規模は10兆9287億円(「2024年惣菜白書」一般社団法人日本惣菜協会調べ)と過去最大となりコロナ禍で一時期落ち込みはしたものの堅調に拡大を続けている。その中で、イオンは料理・製造のプロチーム、最新の製造技術によりシェフ品質の美味しさを追求し、家庭の食事の代替品という従…
2024.06.06
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ファミマが貨物鉄道輸送を活用したモーダルシフトを推進、物流2024年問題 、環境負荷低減に向け
ファミリーマートは、クリアーウォーター津南が製造するプライベートブランド「ファミマル新潟県津南の天然水(370ml、600ml)」について、2024年4月から一部地域のファミリーマート物流センターへの納品に関して、貨物鉄道輸送を活用したモーダルシフトの取り組みを開始した。 ■取り組みの背景 現在、「ファミマル新潟県津南の天然水(370ml、600ml)」は、クリアーウォーター津南の製造工場から全国の物流センターへ主に大型トラックにて輸送している。トラック輸送は、他の輸送手段と比較し、コスト面、所要時間、品質保持などにおいて優れているが、一方で、物流2024年問題である長距離輸送における労務管理…
2024.06.03
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ファミリーマートがIoTプラットフォームを提供するミークと資本業務提携
ミークとファミリーマートは、ファミリーマートがミーク株式の一部を取得する資本業務提携を行ったことを公表した。 ポストコロナ以降も、原材料費や人件費などの高騰や労働力不足など消費ビジネスを取り巻く環境は益々厳しさを増している。新しいデジタル技術の活用を様々な課題に対処する有効な手段とすべく、ファミリーマートは「無人決済システム」の導入や「多機能型床清掃ロボット」を用いた省人化、さらには「デジタルサイネージ」による店舗メディアの構築などの施策に積極的に取り組んでいる。 一方ミークは、IoTプラットフォーム「MEEQ」を通じて、IoTの実装、DXにおいて必要となる通信、ハードウェア、ソフトウェア、A…
2024.05.31
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スーパーサンシがモリワキに、ネット宅配プラットフォームサービス及び運営ノウハウの提供開始
スーパーサンシは、モリワキに、ネットスーパーを運営・黒字化するためのノウハウ及びネット宅配プラットフォームサービス(JAPANNetMarket)の提供を開始する。 モリワキは、2024年9月18日(水)より「北海市場ネット宅配」を開始する。また、サービス開始に先出ち、2024年6月6日(木)より、会員の先行募集を始める。 スーパーサンシは運営を包括的に支援し、「お買い物をもっと楽に!もっと楽しく!」をミッションとし、地域の皆様の買い物体験の向上に貢献する。 <モリワキ代表取締役社長佐藤貴代美氏より>『”モリワキは北海道札幌市にて北海市場の屋号の元、5店舗のスーパーマーケットを運営…
2024.05.30
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ベイシアにて「楽天ポイントカード」が利用可能に、楽天ペイメントと連携
ベイシアと楽天ペイメントは、共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」において提携を発表した。 本提携により、2024年夏頃より、ベイシアが運営するスーパーマーケット「ベイシア」において「楽天ポイントカード」が利用可能となる(注1)。 お客は対象店舗にて「楽天ポイントカード」もしくは「楽天ポイントカード」機能が搭載されたアプリ、または「楽天カード」裏面のバーコード(注2)を提示すると、利用金額に応じて「楽天ポイント」を貯めることができ、支払い時には貯まったポイントを使用することもできる。さらに本導入を記念して、オリジナルデザインの「ベイシア-楽天ポイントカード」を発行する。 また、会計時に「ベ…
2024.05.29