経営戦略

  • 2024.07.26

    大創産業が前期売上高6,249億円で過去最高を記録、新ブランドの展開、出店強化などが要因

    大創産業が、前期(2023年3月~2024年2月末)における売上高が6,249億円(前々期比106.0%)となり、過去最高を記録した。 大創産業は、核となるDAISO、2021年に開始した新たなブランドStandardProducts、2022年にリブランドしたTHREEPPYの3つのブランド展開に注力、多様化するニーズに応えたことが売上拡大に大きく寄与している。 中でも3ブランドの同一テナントへの同時出店、既存のDAISO店舗の改装によるStandardProductsやTHREEPPYの出店強化などの積極的な戦略を進めることで、さまざまなニーズのお客を取り込んでいる。 過去最高売上高の要因…

  • 2024.07.04

    グリーンビーンズ、1年で会員数21万人突破、客単価約1万円、「センター型のネットスーパー」は日本でも成立できるか

    イオンネクストが運営するネットスーパー「Green Beans(グリーンビーンズ)」は7月でサービス開始から1周年を迎える。それに伴い、イオンネクストは今後の計画、取り組みについて「『Green Beans』2024年度 戦略説明会」を開いた。そこからは、「センター出荷型ネットスーパーの現状と可能性」が浮かび上がってくる。 ネットが普及した2000年代初頭から、多くの企業がネットスーパーを手掛けてきた。センター出荷型、店舗出荷型という大きく2つの考え方があったが、20年以上を経た現在では、センター出荷型の多くは姿を消し、店舗出荷型が主流となっている。 理由はいろいろ考えられるが、まず、センター…

  • 2024.06.06

    イオンが惣菜事業の新戦略を発表、シェフ・クオリティの惣菜をSPAにより開発・製造

    イオンが、シェフ・クオリティの惣菜をSPA(製造小売業)により開発・製造する惣菜事業における新戦略を発表した。新しい戦略では、シェフ・クオリティの惣菜をSPAにより開発・製造を行い、食し好の多様化により近年高まるスーパーの食品の売り場においてもプロ料理人の品質を気軽に購入したいというニーズに応えていく。 2023年は惣菜の市場規模は10兆9287億円(「2024年惣菜白書」一般社団法人日本惣菜協会調べ)と過去最大となりコロナ禍で一時期落ち込みはしたものの堅調に拡大を続けている。その中で、イオンは料理・製造のプロチーム、最新の製造技術によりシェフ品質の美味しさを追求し、家庭の食事の代替品という従…

  • 2024.06.03

    ファミマが貨物鉄道輸送を活用したモーダルシフトを推進、物流2024年問題 、環境負荷低減に向け

    ファミリーマートは、クリアーウォーター津南が製造するプライベートブランド「ファミマル新潟県津南の天然水(370ml、600ml)」について、2024年4月から一部地域のファミリーマート物流センターへの納品に関して、貨物鉄道輸送を活用したモーダルシフトの取り組みを開始した。 ■取り組みの背景 現在、「ファミマル新潟県津南の天然水(370ml、600ml)」は、クリアーウォーター津南の製造工場から全国の物流センターへ主に大型トラックにて輸送している。トラック輸送は、他の輸送手段と比較し、コスト面、所要時間、品質保持などにおいて優れているが、一方で、物流2024年問題である長距離輸送における労務管理…

  • 2024.05.31

    ファミリーマートがIoTプラットフォームを提供するミークと資本業務提携

    ミークとファミリーマートは、ファミリーマートがミーク株式の一部を取得する資本業務提携を行ったことを公表した。 ポストコロナ以降も、原材料費や人件費などの高騰や労働力不足など消費ビジネスを取り巻く環境は益々厳しさを増している。新しいデジタル技術の活用を様々な課題に対処する有効な手段とすべく、ファミリーマートは「無人決済システム」の導入や「多機能型床清掃ロボット」を用いた省人化、さらには「デジタルサイネージ」による店舗メディアの構築などの施策に積極的に取り組んでいる。 一方ミークは、IoTプラットフォーム「MEEQ」を通じて、IoTの実装、DXにおいて必要となる通信、ハードウェア、ソフトウェア、A…

  • 2024.05.30

    スーパーサンシがモリワキに、ネット宅配プラットフォームサービス及び運営ノウハウの提供開始

    スーパーサンシは、モリワキに、ネットスーパーを運営・黒字化するためのノウハウ及びネット宅配プラットフォームサービス(JAPANNetMarket)の提供を開始する。 モリワキは、2024年9月18日(水)より「北海市場ネット宅配」を開始する。また、サービス開始に先出ち、2024年6月6日(木)より、会員の先行募集を始める。 スーパーサンシは運営を包括的に支援し、「お買い物をもっと楽に!もっと楽しく!」をミッションとし、地域の皆様の買い物体験の向上に貢献する。 <モリワキ代表取締役社長佐藤貴代美氏より>『”モリワキは北海道札幌市にて北海市場の屋号の元、5店舗のスーパーマーケットを運営…

  • 2024.05.29

    ベイシアにて「楽天ポイントカード」が利用可能に、楽天ペイメントと連携

    ベイシアと楽天ペイメントは、共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」において提携を発表した。 本提携により、2024年夏頃より、ベイシアが運営するスーパーマーケット「ベイシア」において「楽天ポイントカード」が利用可能となる(注1)。 お客は対象店舗にて「楽天ポイントカード」もしくは「楽天ポイントカード」機能が搭載されたアプリ、または「楽天カード」裏面のバーコード(注2)を提示すると、利用金額に応じて「楽天ポイント」を貯めることができ、支払い時には貯まったポイントを使用することもできる。さらに本導入を記念して、オリジナルデザインの「ベイシア-楽天ポイントカード」を発行する。 また、会計時に「ベ…

  • 2024.05.21

    Amazonがリテールパートナーズと協業、福岡市と周辺一部エリアで生鮮食品の販売を開始予定

    Amazonは、地域に密着した食品スーパーマーケットを中心とする流通グループとして、北部九州を中心に83店舗(※2024年2月時点)の食品スーパーを運営するマルキョウをグループ会社に持つリテールパートナーズと協業し、マルキョウの店舗で取り扱う生鮮食品のオンライン販売および最短2時間配送サービスの提供を、福岡市とその周辺の一部エリアにおいて2024年内を目途に開始する予定を発表した。 Amazonが九州地方において生鮮食品のオンライン販売・配送サービスを提供するのは今回が初となる。 本サービスでは、Amazon.co.jpのWebサイトおよびAmazonショッピングアプリ上にマルキョウのストア「…

  • 2024.05.20

    b8taとマクロミルが、リサーチを主目的とした調査型ポップアップストアの概念実証を始動開始

    b8taJapanとマクロミルは本日、革新的なリテール体験の先駆けとして、日本全国で消費者の深層を探るための調査型ポップアップストアを展開する新サービス「withb8ta」の概念実証(POC)を開始し、業務提携の覚書を締結した。 with b8taの概念実証を前に代表の北川氏は「ポストコロナ時代において、実店舗としてのポップアップストアの重要性が再認識されています。「with b8ta」サービスは、b8taが運営するポップアップストアを通じて得られる豊富な定性フィードバックを用い、消費者の潜在的な需要についての一次データを掘り下げ、マーケティングに役立てることを目的としています。デジタル化の進…

  • 2024.04.25

    ⻄友、バイヤー目利き調達の生鮮食品「食の幸」が1周年、生鮮食品の売上構成比15%まで拡大

    ⻄友が、目利きバイヤーが厳選調達した生鮮食品(⻘果、畜産、⽔産)「食の幸」がこの4月で発売から1周年を迎え、生鮮食品における売上構成比が計画を上回る15%まで拡大したと発表した。 ⻄友は、2021年の経営体制変更後、2025年に「食品スーパーで業界ナンバーワン」「ネットスーパーで業界ナンバーワン」をめざす中期経営計画を策定、「商品力」と「販売力」の2本柱を強化し、利益を創出することによって人財、情報システム、店舗へ投資を⾏い、更なる成⻑につなげていくサイクルを築くことをめざしている。 変革は順調に進捗し、2023年度の営業利益は、2022年度の242億円を上回る315億円を達成した。2024年…

  • 2024.04.08

    ローソンとファミリーマートが初の共同輸送、4月11日、東北地方の物流拠点間から開始

    ローソンとファミリーマートは、4月11日から東北地方の一部地域において、アイスクリームや冷凍食品などを対象とした両社の物流拠点間の輸送を行うと発表した。ドライバー不足やCO2排出量削減など、物流課題への対応の一環。 両社の商品を同じトラックに混載し、共同で輸送することで車両台数およびCO2排出量削減を目指す。実験を除いて、本格的にローソンとファミリーマートが共同輸送を行うのは、今回が初めてとなる。 両者は過去、経済産業省および流通経済研究所の支援の下、2020年8月に東京都内湾岸エリア、22年2月に北海道函館エリアで実施された大手コンビニ3社の共同配送実証実験に共に参加。 実証実験終了後も、社…

  • 2024.03.04

    無印良品のコープかがわ、ヤマナカへの商品供給開始、スーパーマーケットへの供給拡大

    無印良品を展開する良品計画は、全国津々浦々で日常の基本を支える商品・サービスを提供することを目指し、商品供給先を拡大する。 生活協同組合コープかがわが運営するスーパーマーケット2店舗、東海3県でスーパーマーケットを展開するヤマナカが運営するスーパーマーケット4店舗にて3月7日(木)より順次商品供給を開始しスーパー店内一画での販売を行う。 良品計画は、「感じ良い暮らしと社会」の実現のため、全国津々浦々で日常の基本を支える商品・サービスを提供することを目指し、地域の食品スーパーマーケット横など生活圏に出店を進めている。 また、店舗が近くにないなど、無印良品の商品を提供できていない地域のお客様にも日…

  • 2024.02.28

    イオンPB「トップバリュ」50周年、M・Z世代特化の商品開発強化、次世代プライベートブランドへ

    イオンのプライベートブランド「トップバリュ」は2024年で発売から50周年※を迎える。次の50年に向けて「もっとワクワクする“次世代のプライベートブランド”」をテーマに掲げ、お客の期待に応える。 1974年、メーカーの値上げをきっかけにお客視点で考え、それまで当たり前だったプラスチックフォークを付属しない代わりに、価格を抑えることで低価格を実現したトップバリュの原点である、カップラーメンの「ジェーカップ」が誕生した。ブランドマークや呼び方は、時代に応じて変化してきましたが、1974年から変わらないこと、それは「お客さま視点」の商品づくりだ。 「お客さまの声を商品に生かす」「安全と環境に配慮した…

  • 2024.02.27

    新生「フジ」が3月1日スタート、記念商品を発売、フジ誕生祭も開催

    フジは、2024年3月1日(金)フジ・リテイリング及びマックスバリュ西日本と経営統合する。これから新生『株式会社フジ』として中国・四国・兵庫エリア10県にて「フジ」「フジグラン」「マックスバリュ」「マルナカ」「ザ・ビッグ」など合計514店舗を展開する。 新生フジでは、これまで培ってきた文化や価値観などの融合をさらに進め、新たな視点や発想を持ち、さまざまな取り組みや改革に果敢にチャレンジしていく。一つひとつの店舗が地元に愛され「また来たいね」と思ってもらえる店舗となれるよう、これからもお客に支持される商品・サービスを届けていく。 中国・四国・兵庫エリアに展開するスーパーリージョナルリテイラーとし…

  • 2024.02.22

    ファミマとコカ・コーラ ボトラーズジャパンが物流面で協業、トラックの共同活用スキームを構築

    ファミリーマートとコカ・コーラボトラーズジャパンは、神奈川県海老名市・厚木市を中心としたエリアにおける配送で、コカ・コーラボトラーズジャパンの店舗配送トラックの共同活用のスキームを構築し、2024年2月上旬から物流面での協業を開始した。 これまでの両社協業の経緯 両社は、2023年2月以降、双方の資源を有効活用することで、SDGs(持続可能な開発目標)の分野における、多様な連携・協力事業を積極的に推進している。今回は、「物流2024年問題」への対応も背景に、これまで深めてきた連携・協力関係を物流面にも拡大し、新たな取り組みを開始することとなった。 今回の協業の目的と意図 本スキームは、コカ・コ…

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