セブン-イレブン11月度、既存店売上高が前年超え、客数、客単価も前年クリア、人流の回復やフェア展開が奏功
2022.12.12
セブン-イレブン・ジャパンは、2022年11月度の動向や好調だった商品、好調の理由などを発表した。
西日本を中心に例年と比べ気温が高く推移したことや全国的な人流の回復による来店機会の増加を背景に、ソフトドリンクやおにぎり、ペストリーなどを中心に販売が伸長した他、連続して開催している「フェア」商品の販売が好調だった。
「松竹梅」、それぞれの価格帯の品揃えのバランスに配慮した他、ワンストップショッピングニーズへの対応も後押しとなって、客数および既存店売上高、客単価は前年をクリアした。
商品分野別では、まず「麺類」は、全国で実施した「熱狂!麺フェス」で展開した、「因幡うどん監修肉ごぼう天うどん」や「とみ田監修 濃厚豚骨魚介つけ麺」などの販売が好調だった。
手軽に有名店の味わいが楽しめる商品として、銘店監修の商品は特に支持が高いといい、麺類カテゴリー全体の押し上げにつながった。
「鍋惣菜」は、地域でなじみのある鍋料理を全国各地で一斉に展開した「鍋フェア」が好調だった。
2020年からレンジで温める鍋惣菜に2段構造の専用容器を採用し、従来はゼラチンで固めていたスープをストレートタイプに変更。
また、具材については、スープと接しないように中皿に盛り付けることで、余分な水分の移行を防ぐなど、スープ本来の味わいや具材の食感を向上させたことで、差別化された商品として好評を得たとしている。
「おにぎり」は、人流の回復に伴って販売が伸長した。定番の手巻おにぎりに加え、人気コンテンツとのタイアップで販売した特徴的なパッケージのおむすびが幅広い世代に好評で、販売を押し上げた。