セブン-イレブン・ジャパンとイトーヨーカ堂が合同フェア第3弾の「中華フェア」を実施、商品分野の連携スタート
2023.02.08
セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)とイトーヨーカ堂(IY)は、合同フェアの第3弾として、「中華フェア」を2月に実施する。
これまで、「SEJ・IY・パートナーシップ(SIP)」の販売促進の分野における連携として2022 年10月に合同フェア第1弾となる「#めちゃハピハロウィン」、23年1月に第2弾の「#めちゃハピいちごフェア」を実施。店頭での共通ポスターの他、両社のアプリや公式SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用したクーポンキャンペーンなどを連携して行った結果、両社のSNSのフォロワー数が増加する相互送客効果が確認できた。
今回の「中華フェア」では販促分野での連携に加えて、新たに商品分野で「監修先の共通化」「レシピの一部共通化」の連携を開始。
IYが過去2回、監修商品を販売している老舗中国料理店「赤坂四川飯店」監修の商品をSEJから4アイテム、IYから11アイテム、計15アイテム発売する。
今回の「中華フェア」は、SEJは2月15日(水)~2月27日(月)まで、IYは2月15日(水)~2月21日(火)までの期間での実施となる。実施店舗は、SEJは2万1323店、IYは125店舗(22年1月末現在)を予定。
販売商品例
イトーヨーカドー
赤坂四川飯店監修 麻婆豆腐
価格/398円(税込み429円)
販売日/2月15日(水)~2月21日(火)
エリア/首都圏、山梨、長野、静岡
特徴/名物メニュー「陳マーボドーフ」を目指して、店でも使用している四川の郫県豆板醬(ピーシェントウバンジャン)と指定のラー油、花椒油などを使用した本格的な辛さと香りのマーボ豆腐。甘辛く味付けした「豚肉みそ」とふっくらとした絹豆腐、秘伝調味料の香りとうま味が合わさり、食欲をそそる味わい。別添の花椒(ホアジャオ)をお好みでかけて、さらに痺れる辛さを楽しめる。
赤坂四川飯店監修 帆立干し貝柱入り焼売
価格/4個480円(税込み518円)、6個720円(税込み777円)
販売日/2月15日(水)~2月21日(火)
エリア/全店
特徴/赤坂四川飯店レシピに習い粗びきの豚肉とホタテの干し貝柱のうま味と玉ネギの甘味が特徴。たれなしでもおいしい、しっかりとした味付けのやわらかでジューシーなシューマイ。
赤坂四川飯店監修油淋鶏弁当
価格/598円(税込み645円)
販売日/2月15日(水)~2月21日(火)
エリア/全店
特徴/鶏本来の食感のあるジューシーで薄衣な唐揚げを使用。唐揚げをさっぱり食べられる、ほど良い酸味とゴマ油の効いた香りの良い赤坂四川飯店レシピのソースを再現。たっぷりとねぎをトッピングした。
赤坂四川飯店監修 ワンタンメン
価格/528円(税込み570円)
販売日/2月15日(水)~2月21日(火)
エリア/首都圏、新潟、山梨、長野、静岡
特徴/赤坂四川飯店レシピに習い、陳建一氏が監修した調味料「美味湯(メイウェイタン)」を使用したうま味のあるスープが特徴。熟成をかけることで細麺ながらレンジアップしてもこしがある麺に仕上げた。エビの味がしっかり感じられる、皮までぷりぷりのワンタン。
セブン-イレブン
今回SEJの「中華フェア」では、赤坂璃宮監修商品が1品、南国酒家監修商品が3品。
赤坂四川飯店監修 麻婆チャーハン
価格/600円(税込み648円)
販売日/2月14日(火)より、順次発売
エリア/全国
特徴/赤坂四川飯店の看板商品であるマーボ豆腐とチャーハンを一度に楽しめる。マーボ豆腐は豆腐やひき肉を豆板醤、唐辛子、ラー油と炒め、最後に花椒(ホアジャオ)を加えた香りと痺れが味わえる本格的な仕立て。チャーハンはネギ油で卵とご飯を香り良く炒め、野菜、貝柱のうま味を閉じ込めた上品な味わい。
赤坂四川飯店監修 麻婆麺
価格/600円(税込み648円)
販売日/2月13日(月)より、順次発売
エリア/全国
特徴/麻婆豆腐とラーメンを合わせた麻婆麺。マーボ豆腐は長期間熟成してうま味をじっくり引き出した四川郫県豆板醬(ピーシェントウバンジャン)、唐辛子、ラー油を炒め、最後に花椒を加えた、香りと痺れが特徴。スープはマーボ豆腐を引き立たせるしょうゆ味。
赤坂四川飯店監修 担々麺
価格/600円(税込み648円)
販売日/2月14日(火)より、順次発売
エリア/全国
特徴/鶏、豚ガラベースに、ゴマの風味が際立つ芝麻醤(チーマージャン)を加えたすっきりとキレのあるスープに仕立てた。具材はラー油であえたモヤシ、肉みそ、白髪ネギ、チンゲン菜を盛り付けている。
赤坂四川飯店監修 ホイコーロー
価格/450円(税込み486円)
販売日/2月12日(日)より、順次発売
エリア/全国
特徴/赤坂四川飯店の人気メニューであるホイコーロー。赤坂四川飯店こだわりの原材料に近い豆板醤、豆鼓醤を具材と一緒に炒めた。本格的なこくと香りが楽しめる。
今回の連携の発表に際し会見をした荒谷一徳・イトーヨーカ堂取締役執行役員食品事業部長は、「20年からのコロナによってお客さまの行動が変わってきた。お客さまは小商圏で一度にまとめて買いたいというご要望があるし、テレワークによって在宅機会が増え、自宅でレストランレベルの食事をしたいというニーズが顕著に出ている」と語った。
「マーケットでは『町中華』、あるいは『ガチ中華』がブームになっている。セブン-イレブンはなかなか中華の知見がいま1つ乏しく、十分に打って出ていなかったが、今回、赤坂四川飯店の監修をいただく形で進めている」(青山誠一・セブン-イレブン・ジャパン取締役執行役員商品本部長)
監修先をIYが紹介する形で、お互いのマーチャンダイザーが共同で開発したという。それぞれ商品が異なるが、特にIYについては最終工程を店内で行うことを強みとする意向だ。
また、2社の連携の新たな取り組みとして、イトーヨーカ堂が18年から開発しているオリジナル商品の時短商品、冷凍食品の「EASE UP」を今回、SEJの強みでもあるフレッシュフードメーカーを活用して製造する態勢を構築。SEJにおにぎりや弁当、惣菜を供給しているメーカーが冷凍食品事業に参入。フジフーズが茨城に、武蔵野が群馬に冷凍食品専用の工場を設置し、これまで蓄積してきただしや炊飯の知見を生かした形で商品を製造することになった。
第1弾として「カルビクッパ」「コムタンクッパ」「ミートドリア」「チーズリゾット」の4品を発売。SEJでは1月30日週から群馬、栃木、西東京で発売を開始している他、IYについては2月13日以降、順次発売していく。