イオンネットスーパーとは?特徴やメリット、配送料や支払い方法などを紹介

2023.06.16

出所:shop.aeon.com

移動時間や隙間時間を活用し、買い物ができるネットスーパーは便利なサービスである。イオンにも「イオンネットスーパー」のサービスがあり、その大きな特徴は、商品の受け取り方法が豊富なことだ。自宅以外にも店舗での受け取りや、遠方の住所にお届けすることもできる。

本記事では、イオンネットスーパーの特徴やメリット、配送料、基本的な使い方などを解説していく。「ネットスーパーを使ってみたい」、「イオンのネットスーパーはどんな感じなのか気になる」という方は参考にしてほしい。

イオンネットスーパーとは?

イオンネットスーパーの概要

イオンネットスーパーは、注文をすると配送日に、近隣の担当店舗で商品を選び、配達してくれる、もしくは直接店舗で受け取ることのできるサービスだ。店舗では、店頭カウンターでの受け取り、店内のロッカーでの受け取り、車に乗りながらのドライブピックアップの3つの受取方法がある。

また、注文は、スマートフォンやパソコン、タブレット端末から24時間いつでもできるため、外出先でも買い物ができる。

イオンショップとの違い

グルメなどの商品を届けてくれる「イオンショップ」というサービスがある。イオンネットスーパーでは、住んでいる場所で担当店舗が決まり、その担当店舗から商品が届くが、イオンショップは全国どこでも配送をしてくれる。イオンネットスーパーはwebサイトでスーパーを利用するイメージだが、イオンショップはグルメ商品などを扱うECサイトといったイメージだ。商品の価格や種類、配送料金なども異なっている。

イオンネットスーパーの特徴やメリット

イオンネットスーパーの特徴やメリットを紹介していく。

登録・ポイントの特徴、メリット

入会金0円・年会費0円

入会金も、年会費も不要。新規会員登録を行うだけで利用ができる。後ほど、登録の方法など詳しく紹介する。

WAON POINTが貯まる・使える

200円(税込)=1WAON POINTとしてWAON POINTを貯められる。また、1WAON POINT=1円として買い物時に利用もできる。

商品の特徴、メリット

プロが商品を選んでくれる

ネットスーパーというと、商品の品質に不安という方もいるかもしれない。イオンネットスーパーでは、売り場のプロが商品を選んでいる。中でも生鮮品は新しく、品質の良い商品を選んでいるので安心できる。

約3万点の商品数

商品数は約3万点と豊富だ。一部、ネットスーパーで取り扱っていない商品もあるので、担当店舗の商品を見てみるといいだろう。会員登録前であっても自宅近くの店舗をサイトから確認できる。また、注文の商品が売り切れの際には、希望をすれば代替商品を届けてくれる。

お届けの特徴、メリット

最短当日でお届け

一部の地域や店舗を除き、最短即日配送を実施しているため、何日も前に注文する必要がない。お届け時間帯を選べるため、自分のスケジュールも立てやすい。

温度帯別に届く

商品は一つ一つ丁寧に梱包されて配送される。冷蔵品、冷凍品は保冷ボックスに入れてのお届けだ。基本的にはレジ袋で小分けして梱包されるが、注文時にエコ包装を指定するとイオンネットスーパー専用のエコバッグで配送される。

店舗受取りができる

イオンネットスーパーでは、一部店舗において、店舗での受け取りができる。受取方法は、指定カウンターで受け取る「カウンターピックアップ」、車に乗ったまま受け取る「ドライブピックアップ」、店内にあるロッカーで受け取る「ロッカーピックアップ」の3つだ。店舗により受け取り場所は異なる。また、支払い方法はクレジットカードのみだ。

不在時にも配達できる「置き楽サービス」

あらかじめ申請をしておくことで、不在時にも玄関に商品を置いておいてくれる「置き楽サービス」がある。外出の多い方などにおすすめだ。支払い方法を選択する画面で、「置き楽サービス」の申請を行うと、初回の配送時に商品の置き場所や立ち入り方法などを確認してくれる。

そのため初回配送時のみ在宅が必要となる。また、オートロックの家は利用不可、アイスクリームなどの一部商品は配送不可、支払いはクレジットカードのみなどのルールもある。手数料は1回の配送あたり110円(税込)だ。

「非対面受渡しサービス」

注文時に「非対面受渡し」を選択することで、お届け時の商品の受け取りを非対面で行うことができる。置き楽サービスは家にいなくても配達してくれるサービスだが、非対面受渡しサービスは、配送員がインターホンで在宅を確認するため、家にいる必要がある。

支払いはクレジットカードのみ、商品の受け取りはお届け先に指定された方など、注意点もあるので利用時には細かく確認してほしい。また、商品は玄関先などに直接置くため、自身でボックスやシートなどを用意することが望ましい。

自宅以外にもお届けができる「お届け先変更便」

遠くに住む家族に配送をしたい場合など、自宅以外の住所へのお届けが可能な「お届け先変更便」のサービスがある。イオンネットスーパーにログイン後、お届け先変更便を選択し、住所や受け取る方の名前、電話番号などを入力して設定ができる。酒類の購入はできないことや、置き楽サービスの利用ができない、クレジットカードのみの支払いなど、利用には注意点もある。

配送便を確保できる「先取り配送」

「先取り配送」は、配送日の10日前から、配送便だけをあらかじめ確保できるサービスだ。確保できる配送便は1便のみで、商品は配送日の2日前の0時から注文できる。注文したい商品をあらかじめカゴに入れておくことはできるが、注文時に在庫切れや価格が変更になる可能性もある。「確実にこの日に配送をしてほしい」というときに便利なサービスだ。

お届け予定時間確認サービス

「お届け予定時間確認サービス」は、お届け予定時間を、1時間単位で確認できるサービスだ。18:00~20:00などの配達時間帯のうち、さらに細かく18:00~19:00など1時間ごとにいつ到着するかが確認できる。調べる方法は、荷物検索画面で注文番号を入力するだけ。あくまでも確認ができるサービスで、指定ができるわけではない。時間を有効に使いたいという方におすすめのサービスだ。

イオンネットスーパーの配送料

配送料金の調べ方

会員登録前

イオンネットスーパーの配送料金は、店舗により異なる。会員登録前であっても、自宅の郵便番号で配送料金を調べることができる。

出所:shop.aeon.com

イオンネットスーパーのサイトに行くと、上記の画面があり、お届けをしてほしい場所の郵便番号を入力すると、配送可能な店舗とそれぞれの配送料金が出てくる。

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弊社、リテール総合研究所の郵便番号を入れてみたところ、2つの店舗が出てきた。

10,000円(税込)以上は165円など、注文の合計金額によって配送料金が変わっている。

また、「店舗見学をする」をクリックすると、実際のイオンネットスーパーのページが閲覧でき、どういった商品を取り扱っているかなどが分かるようになっているので、見てみてほしい。

会員登録後

既に会員登録をしている場合は、通常配送便をクリックした後、受け取り日時設定の画面から確認できる。先取り配送便も同様に「先取り配送便」をクリックし、確認ができる。

配送料以外にかかる料金

支払い方法で代金引換を選択した場合、代金引換手数料がかかる。金額は110円(税込)〜330円(税込)で、店舗により異なる。

また、置き楽サービスの手数料は1回の配送あたり110円(税込)だ。

ちなみに店舗受取りを選択した場合は、配送料金はかからない。

イオンネットスーパーの基本的な使い方

新規会員登録

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イオンネットスーパーは、イオンスクエアメンバーのID、もしくはiAEONのIDが必要となる。持っていない方は、新しくiAEON会員の新規登録からIDを作成する。

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利用規約及び個人情報の取り扱いに関して確認・チェックをし、次へをクリックする。

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携帯電話番号を入力し、送信をクリックする。携帯電話にSMSで届いた認証コードを入力し、次へをクリックする。なお、ここで入力した携帯電話番号がログインIDとなる。次へ、をクリックし、パスワードを登録する。

IDとパスワードの設定が完了したら、次はお客様情報の登録をする。配達する住所や名前などを登録し、新規会員登録が完了となる。

お買い物の仕方

お買い物の流れ

実際のお買い物の流れは次の通りだ。

1.受け取り店舗を選択する

2.受け取り日時を選択する

3.商品を探す

4.かごに入れる

5.注文に進む

6.支払い方法を選択する

7.WAON POINTやクーポンなどの利用を設定する

8.注文内容を確認して、注文をする

当日から翌々日まで注文できる

通常配送便では、当日から翌々日までの注文ができる。イオンネットスーパーには、通常配送便以外に、10日先の便を確保できる先取り配送便もある。先取り配送便も、確保した配送日の前々日の0時から注文が可能となる。

お気に入りや購入履歴から買い物ができる

よく買う商品や、保存しておきたいときに便利なのがお気に入りの機能だ。お気に入りは、フォルダの作成など、編集ができるので、料理のレシピごとにフォルダを分けるなど使い方も様々。

また、2回目以降の買い物からは購入履歴も残るので、そこから買い物もできる。

下限金額と上限金額

買い物の下限金額と上限金額は、700円(税抜)以上、15万円(税抜)以下となっている。

支払い方法

イオンネットスーパーの支払い方法は次の3つだ。

  • クレジットカード払い

(イオンカード、他社カード、VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club)

  • 玄関先での電子マネーWAON支払い(九州を除く)
  • 代金引換支払い(現金か、イオン商品券)(一部店舗、一部エリアを除く)

玄関先では電子マネーWAONのチャージはできないため注意が必要だ。

また、非対面受取り、お届け先変更便、置き楽サービス、店舗受取りのPickUp!サービスはクレジットカード支払いのみ。一部地域、商品によってもクレジットカードのみの支払いとなる場合がある。

効率的な買い物ができるイオンネットスーパー

イオンネットスーパーは、自宅へのお届けに限らず、遠方の住所へのお届けや、店舗での受け取り、非対面の受け取り、置き配のできる「置き楽サービス」と、様々な受け取り方法がある。また、1時間ごとに配達時間を確認できる「お届け予定時間確認サービス」や、配送便の確保ができる「先取り配送便」があり、時間管理のできるサービスもある。イオンネットスーパーは、このような様々なサービスを利用して自分のライフスタイルに合わせた使い方ができるのが魅力だ。イオンネットスーパーを活用して、効率的なお買い物時間にしてみてはいかがだろうか。

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