ローソンがアバター接客を博多東比恵三丁目店に導入、九州エリアの店舗では初

2023.06.26

ローソンは、アバター事業を手掛けるAVITAと協業し、新たな接客と多様な働き方の実現を目指して、デジタル技術を活用したアバターを6月29日(木)からローソン博多東比恵三丁目店に導入し、実証実験を行う。アバターの導入は、東京、大阪に続き、九州エリアの店舗では初めてとなる。

アバターオペレーターは、店内に設置されたモニターに投影されるアバターを通じてお客とコミュニケーションをとり、接客の業務を行う。東京の自宅などからリモートで勤務し、店内売り場のご案内や、セルフレジの利用方法などを説明する。

アバターの導入で、「時間」や「場所」、「年齢」や「性別」、「様々な障害」という制約の無い働き方と、1人のオペレーターが複数店を受け持つ等の効率的な人員配置による人手不足対策が可能となる。

さらに今後は、外国語を話せるオペレーターによる外国人旅行者の応対や、聴覚に障がいのある方に向けて、手話ができるオペレーターによるジェスチャーや、文字・図のモニター表示、視覚的な表現を用いてのコミュニケーションなど、様々なお客に、より便利にローソンを利用してもらうことを目指す。

また、アバターを先行導入したグリーンローソン北大塚一丁目店では、生産者(売主)がアバターオペレーターとなり、遠隔で商品をPR・販売できる「ローソンアバターストア」の実証実験を2023年2月から始めている。

2023年6月20日~7月3日までは、福岡市による「博多織」「博多人形」のPRやクラウドファンディングの案内を実施し、福岡市の職員がアバターのオペレーターとして店内のお客に遠隔でご説明をしている。(※福岡市職員以外のオペレーターが操作・説明する時間帯もある)

この実証実験では、ローソン店舗がハブとなり、アバターとなった生産者がお客と双方向のコミュニケーションを取りながら商品の魅力や生産者の想いを伝えることで、生産者の販路やブランド認知の拡大、店舗の新たな広告事業の可能性を検証している。

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