事例・データ

  • 2024.09.09

    イトーヨーカ堂が神戸大学と共同で「AIスマート空調システム」を店舗に本格導入

    イトーヨーカ堂は、神戸大学と共同で、人工知能(AI)を活用した空調エネルギー削減システム「AIスマート空調システム」をイトーヨーカドー店舗に本格導入する。 この取り組みは、セブン&アイグループの環境宣言『GREENCHALLENGE2050』の一環として、2030年度までにグループ全体の店舗運営に伴うCO2排出量を2013年度比で50%削減し、2050年度には実質ゼロにするという目標達成に向けた取り組みとなる。 「AIスマート空調システム」は、店舗内に設置されたカメラや温度計などのセンサーによって収集された人流、温度、CO2濃度などのデータをAIが解析・学習することで、最適な空調管理を…

  • 2024.09.02

    食品スーパーで「米」の売上金額が3割増加、True Dataが7月の売り上げ伸長カテゴリを発表

    ビッグデータプラットフォームを運営するTrueDataは、統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2024年7月の売り上げ伸長カテゴリを発表した。 「令和の米騒動」とも言われているほど品切れが話題になっている「米」は食品スーパーマーケットで売上金額が前年同月比31.1%増加、ドラッグストアで同48.4%増加した。9月以降、スーパー店頭に本格的に並び始める新米は、例年以上に高い値段で販売される可能性があり、今後の消費動向が注目される。 ■2024年7月のポイント・「米」の売上金額が大幅に増加・汗拭きシートが好調!「男性用制汗防臭剤」の売上金額が増加・時短で食事の準備がで…

  • 2024.08.26

    セブン‐イレブン・ジャパンが太陽電池搭載配送トラックの実証実験を拡大、CO2排出量低減

    セブン‐イレブン・ジャパンは、セブン‐イレブン店舗へ配送するトラックに太陽電池を搭載する実証実験を、本年8月より新たに宮崎県と鹿児島県にも拡大する。 本実験では、チルド米飯福岡センター(福岡県)が使用する2tトラック1台の車体上部に太陽電池を搭載し、発電した電力を車両走行に活用することで、CO2削減の取り組みおよび効果検証を23年12月より行ってきた。また、この仕組みによって、車両走行に必要な軽油量を削減できる想定のため、燃料コストの削減への影響も検証している。 今回、セブン‐イレブン・ジャパンの物流配送における環境対応の取り組みを加速させるために、チルド米飯宮崎センター(宮崎県)とチルド米飯…

  • 2024.08.21

    帝国データバンクが酒類業界の景況感に関するレポートを公表、猛暑の恩恵を受け4カ月ぶり改善

    帝国データバンクが酒類業界の景況感に関するレポートを公表した。 記録的な猛暑が続くなか、季節需要による商品・サービスの販売が消費を押し上げている。酒類業界でもインバウンド需要に加えて、猛暑や夏イベントによるアルコール飲料の販売が好調だという。 長期にわたったコロナ禍によるライフスタイルの変化で「家飲み」の需要も定着している。健康志向の高まりなど消費者の嗜好が多様化していくなか、酒類業界の景況感はどのように変化しているのか。取り巻く環境や景気DIの動きを分析している。 <調査結果(要旨)> 1.酒場DI、猛暑による影響で全産業の景気DIを上回る2.酒類大手4社が増収傾向、ビールの販売好調 酒場D…

  • 2024.08.07

    ゲート・ワンが「FamilyMartVision」の浸透度に関するアンケート調査を実施

    ファミリーマート店舗内のデジタルサイネージ・メディア「FamilyMartVision」等の店内メディアを運営しているゲート・ワンは、FamilyMartVisionの浸透度に関するアンケート調査を実施した。 その結果、2022年から2024年にかけて、FamilyMartVisionの認知率、視聴経験率がともに上昇していることが明らかになった。調査概要詳細:下部※1~3 ◾️15~69歳の2人に1人が知っているリテールメディア FamilyMartVisionの認知率は、2022年11月に36.8%であったものが、今回の調査では50.4%となり、約14pt上昇した…

  • 2024.07.31

    首都圏ネットスーパーをチェック! 食品購入に欠かせない、あの情報が落ちてない?

    ネットスーパーがもっと利用されるために、「必須ではないか」と思われる情報が、意外とおろそかにされていると思っている。商品の「そこ」が分からないと買えないから、結局ネットでは知っている商品しか購入できないというユーザーは多いと思う。 試しに首都圏で展開している有力チェーン10社のネットスーパーをチェックすると、その情報提供が行き届いているのは1社、部分的が半数、残りはほぼなしという状況だった。 その情報が得られることで、ネットスーパーの使い方は「店に行けない時の間に合わせ」から、「商品との出会いを探求する機会」に変わると思うのだが? 原材料や栄養成分、知りたくない? 調べた企業は以下の通り(7月…

  • 2024.07.31

    カスミBLΛNDEの挑戦、こう見る! 惣菜編 おもしろい、楽しい売場、商品、温度帯別の品揃えが実現

    BLΛNDE(ブランデ)は「人、食、生活、文化」が商品、サービスを通じて交じり合う新たなスーパーマーケット(SM)を目指している。ブランデ三郷店は「つくば並木店」「研究学園店」に続く3店目となる。新たな取り組みとして「DELY BREAD」や「WINE&BAR」などを新設した。 おもしろい、楽しい売場、商品に人は集まる グローバル見本市ネットワークのSIALによる「日本におけるイノベーションの軸とトレンド(2022年、23年比較)」調査データによると、「Pleasure(楽しみ、喜び)41.7%⇒60.5%」「Health(健康)29.1%⇒18.6%」「Physical(身体的)14…

  • 2024.07.30

    消費行動で約3割が「コスパ」「節約と贅沢のメリハリ」意識が増加したと回答、デロイトトーマツ調査

    デロイトトーマツグループは、消費者の価値観・マインド、購買行動の決定要因などを調査した2024年度「国内消費者意識・購買行動調査」を公開した。 2024年4月、全国20歳~79歳の男女5000人を対象にウェブアンケート「国内消費者意識・購買行動調査」を実施。回答結果をまとめた。 調査結果全体を通じて、消費者の購買意欲は拡大の傾向にあるものの、物価高の影響による「コスパ」「メリハリ」「節約」を意識した価値観への変化がうかがえるとしている。 「この数年で変化した価値観」について、約3割が「コスパを意識するように」「節約と贅沢のメリハリをつけるように」と回答。経済的側面に関するシビアさが強まる傾向に…

  • 2024.07.29

    カスミBLΛNDEの挑戦、こう見る! 酒類編 上質な酒売場を目指す意気込みは感じられる、ただし、発展途上?

    BLΛNDE(ブランデ)3号店となった三郷店の酒売場は、日常使いの商品を極力そぎ落とした、スーパーマーケット(SM)の枠を超えた野心的な品揃えになった。 その一方で、ギフトやインバウンド需要を意識したデパ地下などとは異なり、「自分で買って家で飲む」ための上質を狙う。日常に上質をブリッジするのは店内に設置されたバーカウンターの役割といえる。 ワインや日本酒やウイスキーをショットで提供し、気に入れば買って帰ることもできる。都心から25kmの新興エリアでのチャレンジの成否は、日本の酒類市場の成熟度を示すことにもなるだろう。 洒脱なゴンドラ配置と見せるエンド 主通路の最終位置に置かれた酒売場は、一角が…

  • 2024.07.25

    スーパーマーケットで6月に米の売上金額が前年比約36%増加、True Dataが対前年伸び率トップ20カテゴリーを発表

    ビッグデータプラットフォームを運営するTrue Dataは、同社の統計データを基に、ドラッグストア、食品スーパーマーケット(SM)における2024年6月の売上伸長カテゴリーを発表した。 24年6月は、食品SMで米の売上金額が前年同月と比べ36.4%増加、ドラッグストアで同44.2%増加したことが分かった。前月の5月も米の売上金額は、食品SMで前年同月比23.2%%増、ドラッグストアで同29.0%増となっていて、6月はさらに上昇幅が拡大した。 平均価格の上昇に加えて、売上個数も上昇、食品SMで同17.0%増加、ドラッグストアで同19.5%増加した。今年の新米の価格は例年より上がると予測されている…

  • 2024.07.25

    帝国データバンクが現在のSDGsに関する企業の見解について調査の結果を公表

    帝国データバンクは現在のSDGsに関する企業の見解について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2024年6月調査とともに行ったものだ。 持続可能な世界を実現するための17の目標・169のターゲットから構成され、カラフルなドーナツ型のデザインが特徴のSDGs(SustainableDevelopmentGoals:持続可能な開発目標)。目標達成期限である2030年に向けた取り組みは後半戦に突入しており、世界的に対応が急がれている。 こうしたなか、政府は2023年12月にSDGsを達成するための中長期的な国家戦略である「SDGs実施指針」を4年ぶりに改定した。同指針では、社会課題の解決を通…

  • 2024.07.17

    記録的な猛暑でウェザーMDにも変化の兆し? True Dataが改めて気温と売上げの関係性を発表

    True Dataは、スーパーマーケット(SM)の統計化した購買データと気象データを掛け合わせ、「菓子類」「飲料(アルコール類を除く)」「惣菜」の売れ行きと気温の関係性の調査結果を発表した。 調査結果は同社所属の流通気象コンサルタントで気象予報士の常盤勝美氏が監修の上、気温の上昇、下降と売上げの関係を、相関係数(関係性の強さを示す指標)を使って可視化した。 日本の平均気温は昨年、観測史上最高となったが、今年の夏もすでに記録的な高温が続いている。結果として、これまでの「何月に売れるもの」「秋に売れるもの」といった季節の常識と、「実際に売れるもの」の間にずれが生じるケースが発生していると考えられ、…

  • 2024.07.16

    カスミBLΛNDEの挑戦、こう見る! 生鮮編 売場面積に広さを生かし、専門性ある売場だけでなくデイリーユースにも対応

    BLΛNDE(ブランデ)フォーマットとしては3店目であり、これまでのつくば市内から埼玉県三郷市への出店となり、今後の展開を占う意味でも大きな試金石となる。 売場面積は3044㎡(約921坪)であり、ブランデとしては最大である。デイリーユースの買物とブランデとしての価値をどのようにシナジーとして発揮するかが、生鮮部門に期待される役割だといえる。 青果はサイネージでの訴求を兼ねたオープンバックルームを売場の先頭に配置している。果物原体と、カットフルーツやフルーツスイーツのコーナーを融合させている。 果物では、アッパーグレードの大玉サイズを中心に構成。価格に手軽さを出すための小分けサイズや、セットで…

  • 2024.07.11

    帝国データバンクが「カレーライス物価指数」の調査結果を公表、過去10年で最高値を更新

    帝国データバンクは、生鮮食品などの値上げを加味した食卓への影響度を示す「カレーライス物価指数」を独自に試算し分析を行った。 総務省「小売物価統計」から、カレーライスの具材となるじゃがいもなどの材料や、電気・ガス代など水道光熱費の全国平均価格を基に、それぞれの分量や各調理工程の分あたりエネルギー使用量を配分し、算出した。 <調査結果(要旨)>・カレーライス物価が急上昇カレー1食分の費用は323円、過去10年で最高値を更新 ※カレーライス物価:カレーライスで使用する原材料や、調理にかかる水道光熱費などを独自に試算した指標。各種価格データは「小売物価統計調査(総務省)」のうち各都市平均値(全国平均)…

  • 2024.07.02

    PB強化型まいばすけっと、こう見る! 酒類編 M&Z世代に向けた意図が分かる一方、ストロング比率の高いRTDはヘビーユーザー狙い?

    コンビニサイズの都市型小型スーパーマーケット(SM)のまいばすけっとは、イオングループのプライベートブランド(PB)の比率を5割以上に高め、かつM&Z世代(1980年代前半~2010年代前半に生まれた世代)にターゲットとする実験店を新横浜駅に近い仲町台にオープンした。このコンセプトが酒売場にどう反映されているのかを見ていこう。 M&Z世代はRTDとウイスキーが好き 最初にM&Z世代(20代~30代)の酒類消費の特徴を見ておこう。飲酒習慣者率(週に3回以上かつ1回に日本酒換算で1合以上飲む人)は、男性で2割以下、女性は1割以下で、どちらも50代の半分に満たない(国民健康・…

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