事例・データ

  • 2024.07.25

    スーパーマーケットで6月に米の売上金額が前年比約36%増加、True Dataが対前年伸び率トップ20カテゴリーを発表

    ビッグデータプラットフォームを運営するTrue Dataは、同社の統計データを基に、ドラッグストア、食品スーパーマーケット(SM)における2024年6月の売上伸長カテゴリーを発表した。 24年6月は、食品SMで米の売上金額が前年同月と比べ36.4%増加、ドラッグストアで同44.2%増加したことが分かった。前月の5月も米の売上金額は、食品SMで前年同月比23.2%%増、ドラッグストアで同29.0%増となっていて、6月はさらに上昇幅が拡大した。 平均価格の上昇に加えて、売上個数も上昇、食品SMで同17.0%増加、ドラッグストアで同19.5%増加した。今年の新米の価格は例年より上がると予測されている…

  • 2024.07.25

    帝国データバンクが現在のSDGsに関する企業の見解について調査の結果を公表

    帝国データバンクは現在のSDGsに関する企業の見解について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2024年6月調査とともに行ったものだ。 持続可能な世界を実現するための17の目標・169のターゲットから構成され、カラフルなドーナツ型のデザインが特徴のSDGs(SustainableDevelopmentGoals:持続可能な開発目標)。目標達成期限である2030年に向けた取り組みは後半戦に突入しており、世界的に対応が急がれている。 こうしたなか、政府は2023年12月にSDGsを達成するための中長期的な国家戦略である「SDGs実施指針」を4年ぶりに改定した。同指針では、社会課題の解決を通…

  • 2024.07.17

    記録的な猛暑でウェザーMDにも変化の兆し? True Dataが改めて気温と売上げの関係性を発表

    True Dataは、スーパーマーケット(SM)の統計化した購買データと気象データを掛け合わせ、「菓子類」「飲料(アルコール類を除く)」「惣菜」の売れ行きと気温の関係性の調査結果を発表した。 調査結果は同社所属の流通気象コンサルタントで気象予報士の常盤勝美氏が監修の上、気温の上昇、下降と売上げの関係を、相関係数(関係性の強さを示す指標)を使って可視化した。 日本の平均気温は昨年、観測史上最高となったが、今年の夏もすでに記録的な高温が続いている。結果として、これまでの「何月に売れるもの」「秋に売れるもの」といった季節の常識と、「実際に売れるもの」の間にずれが生じるケースが発生していると考えられ、…

  • 2024.07.16

    カスミBLΛNDEの挑戦、こう見る! 生鮮編 売場面積に広さを生かし、専門性ある売場だけでなくデイリーユースにも対応

    BLΛNDE(ブランデ)フォーマットとしては3店目であり、これまでのつくば市内から埼玉県三郷市への出店となり、今後の展開を占う意味でも大きな試金石となる。 売場面積は3044㎡(約921坪)であり、ブランデとしては最大である。デイリーユースの買物とブランデとしての価値をどのようにシナジーとして発揮するかが、生鮮部門に期待される役割だといえる。 青果はサイネージでの訴求を兼ねたオープンバックルームを売場の先頭に配置している。果物原体と、カットフルーツやフルーツスイーツのコーナーを融合させている。 果物では、アッパーグレードの大玉サイズを中心に構成。価格に手軽さを出すための小分けサイズや、セットで…

  • 2024.07.11

    帝国データバンクが「カレーライス物価指数」の調査結果を公表、過去10年で最高値を更新

    帝国データバンクは、生鮮食品などの値上げを加味した食卓への影響度を示す「カレーライス物価指数」を独自に試算し分析を行った。 総務省「小売物価統計」から、カレーライスの具材となるじゃがいもなどの材料や、電気・ガス代など水道光熱費の全国平均価格を基に、それぞれの分量や各調理工程の分あたりエネルギー使用量を配分し、算出した。 <調査結果(要旨)>・カレーライス物価が急上昇カレー1食分の費用は323円、過去10年で最高値を更新 ※カレーライス物価:カレーライスで使用する原材料や、調理にかかる水道光熱費などを独自に試算した指標。各種価格データは「小売物価統計調査(総務省)」のうち各都市平均値(全国平均)…

  • 2024.07.02

    PB強化型まいばすけっと、こう見る! 酒類編 M&Z世代に向けた意図が分かる一方、ストロング比率の高いRTDはヘビーユーザー狙い?

    コンビニサイズの都市型小型スーパーマーケット(SM)のまいばすけっとは、イオングループのプライベートブランド(PB)の比率を5割以上に高め、かつM&Z世代(1980年代前半~2010年代前半に生まれた世代)にターゲットとする実験店を新横浜駅に近い仲町台にオープンした。このコンセプトが酒売場にどう反映されているのかを見ていこう。 M&Z世代はRTDとウイスキーが好き 最初にM&Z世代(20代~30代)の酒類消費の特徴を見ておこう。飲酒習慣者率(週に3回以上かつ1回に日本酒換算で1合以上飲む人)は、男性で2割以下、女性は1割以下で、どちらも50代の半分に満たない(国民健康・…

  • 2024.07.02

    PB強化型まいばすけっと、こう見る! 即食編 末尾9のシンプルなプライスラインのオリジナル商品が充実、買い得感は見るべき

    まいばすけっと仲町台駅南店の新しい取り組みはイオングループのプライベートブランド(PB)商品のトップバリュを従来の約20%から約50%にまで拡大したこと。売場面積は通常店舗の約1.5倍の約84坪に拡大。約3300アイテムを品揃えしている。 まいばすけっとの惣菜の特徴は、「米飯、惣菜をコンビニより安く売る」ことだと思っている。コンビニと同様、アウトパック商品であるが価格は圧倒的に安い。さらに惣菜ではPBではないものの、オリジナル商品を多数展開している。 都市部の小型店といえば、ヨーロッパの街中を中心にエクスプレスストア、ハードディスカウントストアが存在することが想起される。 その点、まいばすけっ…

  • 2024.07.02

    PB強化型まいばすけっと、こう見る! 生鮮編 部門によって異なる打ち出しに注目、一方で冷凍は全般的に強化

    まいばすけっと仲町台駅南店は、駅を挟んでまいばすけっと仲町台駅前店とドミナントを形成している。また、隣接する東急ストアに加え、駅周辺には業務スーパー、文化堂、青果店、冷凍食品専門店が出店していて、「食の空白地帯」ではない。 競合店舗との差別化、「手軽な」「補完的な」買物需要を取り込む必要がある。通常店舗の1.5倍となる売場面積でどのように生鮮食品を展開しているのか確認してみたい。 入口からのアプローチからは、まずプロモーションコーナーが目に飛び込んでくる。その脇から青果の常温コーナーが設置されている。 訪店時は、オーガニックアイテムの展開が見当たらず、果物を中心とした構成になっていた。メロンや…

  • 2024.07.02

    SIPストア、こう見る! 酒類編 自店のお客を明確にし、消費を先駆けた提案で「尖る」

    売場面積約88坪と通常店舗の2倍の広さのセブン-イレブン松戸常盤平店の酒売場は、常温ゴンドラ3本とリーチインクーラー扉4枚という構成だ。 酒類の売場面積は一般的なセブン-イレブンの店舗と変わらないが、変化の兆しを捉えた実験的な試みが随所に見られ、お客がどのような反応を見せるのか興味深い。ここで得られた知見がグループの他の酒売場にどのように反映されるのか楽しみでもある。 酒売場で見るべきポイントは次の6点。一般的なセブン-イレブンと比べたSIPストアの酒売場の特徴といえる6点である。 ①平易なクロス展開、②消費トレンドに合わせた棚割り、③購買履歴から新しいサブカテゴリーを抽出、④ブームの兆し商品…

  • 2024.07.01

    SIPストア、こう見る! 即食編 圧倒的価格優位のオーケーに対し、時間帯の広さ、ピザのバイオーダー、再加熱など出来たてで勝負

    新京成電鉄常盤平駅近くに道を挟んでSIPストアであるセブン-イレブン松戸常盤平駅前店とオーケーがある。 近隣に住む消費者がいかに便利に業態違いのコンビニとスーパーマーケット(SM)を利用するか。店がいかに地域に貢献するかで評価が決まる。 SIPストアは、SMゾーンとコンビニゾーンを分けてゾーン二ングしていることが特徴。 コンビニゾーンでは、米飯、惣菜、パン、飲料、アイスクリームを近くにゾーンニングしている。既存店は冷蔵惣菜の前に冷凍食品とアイスクリームをレイアウトしていることが多いが、この店は、冷凍食品についてはSMゾーンのリーチンケースに、惣菜と切り離して陳列している。 オーケーの営業時間は…

  • 2024.06.28

    帝国データバンクが24年7月以降の食品の値上げ動向の分析を公表、今秋に値上げラッシュの見通し

    帝国データバンクは、2024年7月以降における食品の値上げ動向と展望・見通しについて、分析を行った。 ■調査結果(要旨)・2024年の値上げ、3年連続で1万品目を突破 前年より5カ月遅いペース・7月の値上げは411品目、酒類・飲料が最多 レーズン・チョコ関連で値上げ・コストプッシュ型の値上げが再燃 今秋に値上げラッシュの見通し ※品目数および値上げは、各社発表に基づく。また、年内に複数回値上げを行った品目は、それぞれ別品目としてカウント。値上げ率は発表時点における最大値を採用。なお、価格据え置き・内容量減による「実質値上げ」も対象に含む※対象期間:6月28日9時時点※調査機関:株式会社帝国デー…

  • 2024.06.27

    SIPストア、こう見る! 生鮮編 店の位置付けは競合店次第で大きく変わる、明確な特徴を打ち出せるかが今後の課題

    セブン-イレブン松戸常盤平駅前店(SIPストア)の生鮮、日配コーナーはレジ前と冷凍食品に挟まれる売場中央で構成されている。駐車場側の入口から入ると左手に青果の特設コーナーが見え、道路側の入口からは和日配、洋日配の冷蔵ケースが見える形となる。 青果の特設は正面に果物のステージ陳列、両脇に野菜と果物の多段ケースでの展開になっている。 2月のオープン時のステージ陳列はイチゴのみの単品展開であったが、6月の訪店時にはサクランボやプラム、小玉スイカ、メロン、リンゴなど複数の商品が展開されていた。また、多段ケースにおいては、野菜が約20SKU、果物15SKUの扱いがあった。 価格設定は、アイテムごと定額に…

  • 2024.06.10

    【トクバイ調査】2024年夏、「4人に1人がお中元を贈る予定」、贈り物にもバラエティ重視の傾向

    くふうカンパニーグループでチラシ・買物情報サービス「トクバイ」を運営するロコガイドは、「トクバイ」ユーザー1342人を対象に「お中元・サマーギフト」に関する調査を実施。調査の結果、2024年の夏の贈り物に関して4人に1人がお中元を、5人に1人がサマーギフトを親戚や親、兄弟、姉妹など、身近な相手に贈る予定であることが分かった。 贈り物は「ビール」や「果物」などの定番の商品に加え、「ご当地グルメ」などの商品が贈られる傾向がみられる。購入場所は身近な「スーパーマーケット」が最多となり、「オンラインショッピング」や「百貨店・デパート」が僅差で続く。 スーパーマーケット(SM)がお中元・サマーギフトの購…

  • 2024.06.10

    【トクバイ調査】雨の日の買物は約6割が消極的、「店内・レジが空いている」「雨の日限定の特典」など利点を感じる人も

    くふうカンパニーグループでチラシ・買物情報サービス「トクバイ」を運営するロコガイドは、「トクバイ」ユーザー1342人と全国のスーパーマーケットをはじめとする「トクバイ」導入企業47社を対象に、「梅雨の買い物」に関する調査を実施した。日本気象協会によると2024年は6月中旬までに日本列島が梅雨入りすると予想されている。 今回の調査では、「トクバイ」ユーザーの約6割が雨の日の買物は避けている一方で、6割以上が雨の日の買物の利点も感じているという結果が出た。 雨の日限定のセールやクーポンなど、得だと感じる施策があれば雨の日の買物にも一定のモチベーションが生まれる可能性がある。 導入企業の調査では、ス…

  • 2024.06.05

    KFCがストローなしでスマートに飲める「ドリンキングリッド」を全店舗へ導入

    ケンタッキー・フライド・チキンは、「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けた取り組みの一環として、ストローなしでスマートに飲める「ドリンキングリッド」を、2024年12月末頃までにケンタッキーフライドチキン全店舗※へ導入する。※国内全店舗数:1,232店舗(2024年3月末現在) ■実施背景KFCでは、使い捨てプラスチックの削減に積極的に取り組んでいる。プラスチックストローが不要となる「ドリンキングリッド」は、2023年4月から国内28店舗にて先行テストを実施。お客から意見を参考にしんがら、検討・改良を進めた。 今回、全店舗導入となった本品は、一般的な「ドリンキングリッド」に比べて厚みが…

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