スーパーマーケットで6月に米の売上金額が前年比約36%増加、True Dataが対前年伸び率トップ20カテゴリーを発表
2024.07.25
ビッグデータプラットフォームを運営するTrue Dataは、同社の統計データを基に、ドラッグストア、食品スーパーマーケット(SM)における2024年6月の売上伸長カテゴリーを発表した。
24年6月は、食品SMで米の売上金額が前年同月と比べ36.4%増加、ドラッグストアで同44.2%増加したことが分かった。前月の5月も米の売上金額は、食品SMで前年同月比23.2%%増、ドラッグストアで同29.0%増となっていて、6月はさらに上昇幅が拡大した。

平均価格の上昇に加えて、売上個数も上昇、食品SMで同17.0%増加、ドラッグストアで同19.5%増加した。今年の新米の価格は例年より上がると予測されていることから、今後の動向が注目される。
一方、食品SMで前年と比べ最も売上げを伸ばしたのはトマトジュースで、2カ月連続の1位を記録した。売上金額は前年同月と比べ38.8%増加、売上個数は同22.6%増加している。トマトジュースは、機能性表示によって健康に関心の高い層から支持されている他、炭酸ドリンクとかけ合わせた飲み方がメディアで紹介されていること、また、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)でリコピンと美容に関する話題が増えていることなど、複数の背景により、幅広い層で関心が高まっていると考えられるという。
また、ドラッグストアの化粧品カテゴリーではパック、男性用制汗防臭剤の売上げが大きく伸長した。パックの売上金額は前年同月比39.9%増加、男性用制汗防臭剤は同27.0%増加した。化粧品ではこの他、UVケア・サンタンも同9.4%増と好調だった。
ちなみに、ドラッグストアの伸び率トップ20には、飲料が5カテゴリランクインしている。スピリッツ(缶酎ハイなど)の売上金額が前年同月比14.3%増加、炭酸フレーバーが同12.9%増加、日本茶・麦茶ドリンクが同11.0%増加するなど好調だった。
食品SM カテゴリー別対前年金額伸び率ランキングトップ20(2024年6月)

ドラッグストア カテゴリー別対前年金額伸び率ランキングトップ20(2024年6月)
