無印良品ツルヤ安曇野穂高が11月25日オープン、約675坪の長野県最大の売場面積で地域需要に加え観光需要も視野

2022.11.04

無印良品を展開する良品計画は、長野県安曇野市のネイバーフッドショッピングセンター穂高ショッピングパーク内に無印良品ツルヤ安曇野穂高を11月25日にオープンすると発表した。

無印良品は、「全国津々浦々で、生活の基本を支える」ことを目指し、現在、地域のスーパーマーケット(SM)の横など生活圏への出店を推進し、品揃えでも日常の基本を支える商品、サービスを手に取りやすい適正な価格で提供する取り組みを進めている。

それによって、これまで無印良品の店がなかった地域の生活圏にも出店の可能性を見いだし、日常生活の基本を支える商品と地域に密着した取り組みを行い、利便性を高めることを目指している。

今回は長野県内で6店目の出店となった。SM隣接タイプとしては同じくツルヤ隣接で21年4月28日オープンの無印良品ツルヤ塩尻広丘に続く長野県内2店目。これまでの5店は、長野市、松本市、上田市、塩尻市となっていて、安曇野市には初出店となる。安曇野市は北アルプスが見渡せる自然に囲まれた立地で観光地としても人気の地域であり、毎日気軽に立ち寄れる店としてだけでなく、観光客に対して安曇野市の魅力の発信にも取り組んでいく。

約675坪の売場面積は長野県で最大。掃除用品やキッチン用品、文房具、タオル、季節に合わせた日常着など、毎日の生活に必要な日用品を中心とした商品を充実させた。

また、売場や従業員応対を通じて知らなかったアイテムや使い方のヒント、無印良品の取り組みを知ってもらい、発見や感動のある、地域の暮らしに末永く役立つ店となることを目指す。買い回りしやすいよう通路を広く取ると共に買物中に休憩できるスペースも用意する。

お客から要望の多い「冷凍食品」は長野県内では3店目の展開となる。冷凍食品は出来たてのおいしさをそのままの状態で冷凍していることを強みとする。

「キンパ」をはじめ、「もち麦ごはんの枝豆塩昆布おにぎり」「塩こうじからあげ」「国産黒豚肉入り餃子」など、毎日の食事の準備が時短になるようなラインアップをそろえる。

また、冷蔵ならではのおいしさを楽しめる「2層仕立てのチーズケーキ」などのチルドスイーツは洋菓子の本場、ヨーロッパからレシピから学び、素材のおいしさを生かして仕上げた。

冷凍食品売場イメージ
チルドスイーツイメージ

また、地域とつながる店舗としての活動では、周辺のお勧めスポットや店を紹介するなど地域の情報を集めるボード「AZUMINO to GO」を店内入口に設置。

地域住民とコミュニケーションを取りながら地域の魅力を掲載、発信していく。店舗と地域だけではなく、安曇野地域の人と人がつながるハブとなることができるような店舗を目指す。

また、地元で活躍するさまざまなジャンルの人々と連携し、マルシェ販売やワークショップのイベントなどを行う「つながる市」も開催。地元の人、モノ、情報、場所を紹介することによって生産者や生活者、住民の方同士の交流の場となることを目指す。今後、隔月1回程度、焼き菓子やパンなどの「食」に関する店や、小物雑貨やハンドメイドの店が出店予定。

つながる市イメージ

今後も地域の魅力を発信する情報発信基地として店舗で開催されるイベントを無印良品のアプリ「MUJI passport」や店内掲示板から継続的に発信していく。

無印良品ツルヤ安曇野穂高概要

所在地/長野県安曇野市穂高2450-1

オープン予定日/2022年11月25日

営業時間/10時~20時

売場面積/約675坪(約2231.96㎡)

お役立ち資料データ

  • 2023年 下半期 注目店スタディ

    2023年下半期注目のスーパーマーケット7店舗を独自の視点でピックアップし、企業戦略を踏まえた上で、出店の狙い、経緯、個別の商品政策(マーチャンダイジング)まで注目点を網羅。豊富な写真と共に詳しく解説しています。 注目企業における最新のマーチャンダイジングの取り組みや、厳しい経営環境と向き合うスーパーマーケットのトレンドを知ることができ、企業研究、店舗研究、商品研究などにご活用いただけるほか、店舗を訪問するときの参考資料としてもお勧めです。 <掲載店舗一覧> ・オーケー/銀座店 ・ヨークベニマル/仙台上杉店 ・ベイシア/Foods Park 津田沼ビート店 ・ヤオコー/松戸上本郷店 ・カスミ/…

  • 2023年 上半期 注目店スタディ

    2023年上半期注目のスーパーマーケット5店舗を独自の視点でピックアップし、企業戦略を踏まえた上で、出店の狙い、経緯、個別の商品政策(マーチャンダイジング)まで注目点を網羅。豊富な写真と共に詳しく解説しています。 注目企業における最新のマーチャンダイジングの取り組みや、厳しい経営環境と向き合うスーパーマーケットのトレンドを知ることができ、企業研究、店舗研究、商品研究などにご活用いただけるほか、店舗を訪問するときの参考資料としてもお勧めです。 <掲載店舗一覧> ・ ヤオコー/トナリエ宇都宮店 ・ サミットストア/川口青木店 ・ 原信/紫竹山店 ・ ライフセントラルスクエア/ららぽーと門真店 ・ …

  • 有力チェーントップ10人が語る「ニューノーマル時代のスーパーマーケット経営論」

    有力スーパーマーケットチェーンの経営者10人にリテール総合研究所所長の竹下がインタビューを実施し、そのエッセンスをまとめています。 インタビューを通じ、日本を代表する有力トップマネジメントのリアルな考えを知ることができ、現在の経営課題の主要テーマを網羅する内容となっています。 変化する経営環境において、各トップマネジメントによる現状整理と方向性を改めて振り返ることは、これからの新しいスーパーマーケットの在り方形を模索する上でも業界にとって大変有用と考えます。 ぜひ、今後のスーパーマーケット業界を考える材料としてご活用ください。 ■掲載インタビュー一覧 ライフコーポレーション 岩崎高治社長 ヨー…