Googleビジネスプロフィールとは?登録方法や使い方、利用メリットなどを解説

2022.01.04

昨今、新聞折込チラシやポスティングなどのオフライン集客だけでなく、インターネットを活用したオンライン集客を実践する店舗は多い。オンライン集客の手法としては、SNS・Web広告・メルマガなど多種多様だが、本記事で紹介するGoogleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)もその一つだ。

これからGoogleビジネスプロフィールの導入を検討している、もしくはサービスの詳細を知りたい店舗向けに、基本的な機能や使い方、メリットを解説していく。

Googleビジネスプロフィールとは?

Googleビジネスプロフィールとは、ビジネスオーナー向けに提供されるサービスだ。Googleの公式サービスであり、信頼性は非常に高い。

長年、Googleマイビジネスという名称で活用されていたが、2021年11月4日をもち、Googleビジネスプロフィールへ名称を変更。機能面に関しても、一部改良が加えられた。

Googleマップ・Google検索上に店舗情報を表示できる

Googleビジネスプロフィールでは、店舗情報を登録することで、Googleマップ・Google検索上に登録した情報を表示でき、PRを行える。店舗情報が検索結果に表示されるパターンとしては、2通り存在する。

  • 具体的な店舗名で検索
  • 「地域名 + 業態」で検索

例えば、Googleマップ上において、ある店舗名で検索すると、下記のような結果が表示される。

位置情報に加え、画面の左側に詳細な店舗情報が表示されているが、これがGoogleビジネスプロフィールに登録された情報だ。

一方、Google検索を利用した場合は、下記のように画面右側に店舗情報が表示される。

店舗検索に対し、「地域名 + 業態」と少々具体性に欠ける検索であっても、Googleビジネスプロフィールの情報は表示される。例えば、「新宿駅 美容院」とGoogleマップで検索した場合の結果は下記の通り。

新宿駅周辺の美容院が、一覧で表示されているのが分かる。このように、Googleビジネスプロフィールに登録しておけば、自店舗のことを知らない潜在顧客にもアプローチ可能だ。

ただし、「地域名 + 業態」の場合、競合店も検索にヒットするため、自店舗を上位表示させる施策「MEO」が重要となる。

無料でサービスを利用できる

Googleビジネスプロフィールは検索流入を図り、自店舗への来店を促せる有用なサービスであるが、無料で利用できる。当然、一朝一夕で使いこなせるサービスではないため、運用していく労力は必要。

しかし、運用コストは発生しないので、店舗を運営する上では積極的に活用したい。

Googleビジネスプロフィールの基本機能と使い方

Googleビジネスプロフィールは無料のツールでありながら、多様な集客機能が備わっている。自店舗のビジネスを登録後、管理画面から各種情報の整備を行っていく流れだ。

ここでは、Googleビジネスプロフィールの基本機能と使い方を解説する。

投稿

店舗の最新情報を随時発信できるのが、投稿機能だ。Googleビジネスプロフィールの投稿機能では、下記5つの情報を登録できる。

  • COVID-19の最新情報
  • 特典
  • 商品
  • 最新情報
  • イベント

商品・サービスを写真付きで掲載できるだけでなく、イベント情報の告知も行える。リアルタイムでユーザーに情報発信できるのが、大きな特徴だ。

また、特典機能では、店舗のクーポンやセール情報などを掲載可能。お得な情報を発信することで、新規顧客の来店のハードルを下げることも可能と言える。

情報

情報の機能では、住所や営業時間、電話番号、ビジネスの説明など、店舗の基本情報を登録できる。

ビジネス情報を登録しておくことで、Googleマップ上や検索結果に店舗情報が表示されるようになる。

店舗の基本情報だけでなく、詳細な属性情報を登録できるのもポイント。飲食店であれば、ウェブサイトを掲載して自社ECサイトへアクセスを促したり、メニューリンク・事前注文リンク・予約リンクなどを登録し、Googleビジネスプロフィールに足りない情報を補うことも可能だ。

また、モバイル決済の対応可否やWi-Fiの設置有無、バリアフリーの対応有無なども登録できる。

店舗のさまざまな情報をユーザーに認知させ、集客に役立てられる。

インサイト

ユーザーの行動データを蓄積し、分析を行えるのがインサイトだ。インサイトを活用することで、Googleビジネスプロフィールの効果測定や認知度などを把握可能。

次に、インサイトで確認できるデータについて、解説する。

ユーザーがビジネスを検索した方法

ユーザーがどのように検索し、自店舗のGoogleビジネスプロフィールまでたどり着いたか知ることができる。データとしては、「直接検索」「間接検索」「ブランド検索」の3つに分かれている。

直接検索では「店舗名 + 地域名」や「店舗名 + 住所」などの検索をカウントし、間接検索では「地域名 + 美容院」などの検索をカウント、ブランド検索では「ブランド名」などビジネスに関連のある検索をカウントする。店舗やブランドの認知度測定にも、有効活用可能だ。

ビジネスの検索に使用された検索語句

自店舗へのアクセスに用いられた検索語句をチェックできる。例えば、「品川駅 マッサージ店:30回」など具体的なキーワードが表示され、検索回数を知れる。

想定していたキーワードで流入があるか、確認する際に欠かせないデータだ。

ユーザーがビジネスを見つけたGoogleサービス

Googleマップ・Google検索それぞれの、Googleビジネスプロフィール表示回数を知ることができる。表示回数が少なければ、MEO対策が不十分であり、ユーザーの目に自店舗のビジネスが触れていないと分かる。

ユーザーの反応

ユーザーがGoogleビジネスプロフィール上で取ったアクションを確認できる。チェック可能なデータとしては、下記の通り。

  • ウェブサイトへのアクセス数
  • ルートの検索数
  • 電話をかけた回数
  • メッセージの送信回数

Googleビジネスプロフィールの活用で、どの程度の集客効果があるのか、反響数を分析できる。

ルートのリクエスト

ユーザーがどのエリアからルート検索を行ったのか、確認できる。ビジネスの認知度だけでなく、おおよその商圏エリアも把握できるので、Web広告を利用する際の出稿エリアの目安としても活用可能と言えるだろう。

電話

Googleビジネスプロフィールに掲載している電話ボタンから、コールがあった回数を確認できる。曜日単位で表示することも可能で、コール回数が多い曜日はオペレーターを増やすなどの対策も行える。

混雑する時間帯

曜日ごとに混雑する時間帯を確認できる。混雑情報を可視化することで、従業員を増やすなどの対策を打て、チャンスロスの防止に繋がる。

写真の閲覧

Googleビジネスプロフィールにアップしている写真の閲覧回数を確認できる。ビジネスへのアクセス数が多いにも関わらず、写真の閲覧回数が少なければ、撮影方法に問題があるなど仮説を立てられる。

また、写真の閲覧回数を同業他社と比較することも可能。飲食店など、ユーザーへ写真で訴求するのが重要な業種においては、平均値を超えることを目標にしたい。

写真の枚数

同業他社と写真の枚数を比較できる。写真の枚数が少なければ、ユーザーから興味を引かれない可能性もあるため、同業他社の平均以上の写真枚数をアップしたい。

口コミ・メッセージ

ユーザーは、Googleビジネスプロフィール上に口コミを投稿できる。店舗側は多くの口コミを獲得することで、集客に繋げやすくなる。

オーナーは口コミに対し、返信することも可能だ。

丁寧な返信を心掛ければ、顧客ロイヤリティの向上を見込めるだけでなく、利用者を尊重している様子が他のユーザーに伝わり、新規顧客の獲得も期待できる。

また、ユーザーから店舗側に、質問などメッセージを送ることも可能。Web上で手軽に質問できれば、電話が苦手なユーザーともコミュニケーションを取れ、機会損失の対策にもなる。

写真

Googleビジネスプロフィールでは、オーナー・ユーザーともに写真の投稿を行えるが、ユーザーの投稿写真は管理可能だ。ユーザーが投稿した写真は削除申請を行えるので、誤った写真がないか、定期的にチェックする必要がある。

オーナーが投稿する写真に関しては、下記の通りジャンル分けされている。

  • 360
  • 動画
  • 店内
  • 外観
  • 商品
  • 食品と飲料
  • チーム
  • ID情報

内観や外観、商品の写真は当然重要だが、従業員の写真を載せる「チーム」も重視したいポイント。人物写真を掲載すれば、どのようなスタッフがサービス対応にあたるか事前にチェックでき、ユーザーに安心感や親近感を与えられる。

適切なカテゴリに分類して写真を充実させ、店舗の魅力を伝えよう。

予約

飲食業や美容業界、フィットネス業界、観光業など業界は限られるが、ユーザーはGoogleビジネスプロフィール上でサービスの予約を行える。電話をかけて予約する必要がなく、多忙なユーザーから重宝される機能だ。先述の予約リンクと異なり、ポータルサイトへ遷移せずに済むため、スムーズな予約が可能。

ただし、予約機能を利用するには、対応プロバイダと契約が必要な点に注意してほしい。

ウェブサイト

Googleビジネスプロフィール上で、ウェブサイトの作成も行える。

簡易的なものになるが、10種類のテーマから選び、構築していくことも可能だ。

レンタルサーバー代やドメイン代もかからず、無料でウェブサイトを構築できる。また、Googleビジネスプロフィールで登録した投稿情報や口コミなどは、ウェブサイトと連携しており、自動で反映される。情報を二重登録する必要がなく、運営コストの削減も可能だ。

Googleビジネスプロフィールのメリット

店舗がGoogleビジネスプロフィールを利用することには、多様なメリットが存在する。未導入の店舗は、メリットを参考に利用を検討してみてほしい。

自然検索より上位に表示される

Googleビジネスプロフィールは、Google検索結果にも表示されるが、自然検索(SEO)よりも上に表示される。例えば、「新宿駅 美容院」と検索すると、下記の通りリスティング広告・Googleビジネスプロフィール・SEOの順番で表示されていると分かる。

アメリカのSISTRIX社が、8000万を超えるキーワードと数十億の検索結果を分析したところ、自然検索1位のクリック率は28.5%という結果が出た。よって、Googleビジネスプロフィールの情報も上位表示されれば、高い視認性でユーザーの目に留まりやすいと言える。

正しい店舗情報を発信できる

Googleビジネスプロフィールの情報は、第三者が登録することも可能である。しかし、昨今においてはコロナ禍も影響し、イレギュラーな運営を行う店舗も少なくない。

第三者による不正確な情報で、ユーザー離れを引き起こさないためにも、自店舗でGoogleビジネスプロフィールを管理しておきたい。

Googleビジネスプロフィールの初期登録方法

ここでは、Googleビジネスプロフィールへ登録し、実際に利用を始めるまでの手順を解説していく。

Googleアカウントを作成する

Googleビジネスプロフィールの登録を行う前に、Googleアカウントの作成が必須となる。Googleアカウントは、すでに利用している既存アカウントでも問題ない。

複数人で運用する場合は、専用の共有アカウントを新規作成するのも一つだ。

Googleマップに地点登録されているか確認する

Googleビジネスプロフィールの登録方法は、下記2種類が存在する。

  • Googleマップ上からオーナー権限を取得する
  • 新規登録する

Googleマップ上の店舗情報は第三者の登録により、すでに地点登録されているケースがある。例えば、Googleマップ上で店舗名の検索を行い、赤いピンが表示されれば、地点登録は済んでいることになる。

地点登録が済んでいれば、すでにGoogleビジネスプロフィール情報も登録されているので、オーナー権限を取得して編集などを行っていく。一方、新店舗などで地点登録されていなければ、Googleビジネスプロフィールの新規登録ページから設定を行う流れだ。

Googleビジネスプロフィールのオーナー権限取得方法

地点登録されている店舗に対して、オーナー権限を取得する方法から解説していく。まず、Googleマップ上で自店舗を検索し、Googleビジネスプロフィールを表示する。

Googleビジネスプロフィールを下へスクロールすると、『ビジネス オーナーですか?』と表示されるので、クリックする。

『電話』もしくは『ハガキ』の確認方法を選択し、オーナー権限を取得する。

なお、自店舗にも関わらず、オーナー権限がすでに取得されているケースもある。その場合、下記画面が表示されるので、『アクセスに関するリクエスト』をクリックし、現在のオーナーに権限のリクエストを送ろう。

リクエストが承認されれば、ビジネスプロフィールを管理できるようになる。3日以内に返信がない場合でも、オーナー権限を申請可能だ。

Googleビジネスプロフィールのオーナー権限取得方法は以上となる。

Googleビジネスプロフィールの新規登録方法

次に、地点登録されていない店舗の新規登録方法を解説する。まず、Googleビジネスプロフィールの新規登録ページへ遷移し、『今すぐ開始』をクリックする。

続く画面にて、店舗名やサービス名など『ビジネス名称』の入力を行う。ビジネス名称を入力後、『Googleにビジネス情報を追加』をクリックする。

次の画面では、『ビジネス名』と『ビジネスカテゴリ』の入力を行う。

『ビジネスカテゴリ』においては、「飲食店」と入力するだけでも、「軽食店」「和食店」「アジア食材店」など、候補が細分化して表示される。自店のビジネスにより近いジャンルを選択しよう。

次に、店舗住所の追加有無を聞かれるので、『はい』を選択し、『次へ』をクリックする。

続く画面にて、国・郵便番号・住所を入力し、『次へ』をクリック。

商品配達・出張型サービスの提供有無を聞かれるので、『はい』もしくは『いいえ』を選択し、『次へ』をクリックする。

連絡先情報の追加画面にて、電話番号を入力。もし、自社HPを所有していれば、ウェブサイトのURLも入力しておこう。

入力したビジネスに対し、Googleの最新情報・おすすめ情報を受け取るか設定できるので、『はい』もしくは『いいえ』を選択し、『次へ』をクリックする。

『確認が完了しました』の画面が表示されれば、概ねの設定は完了だ。

その後、営業時間や写真の追加など、諸々の初期設定を行える画面が表示される。後ほど、Googleビジネスプロフィールの管理画面から設定することも可能なので、ここでは『スキップ』としても問題ない。

最後に表示される『お客様のビジネスプロフィールはあと少しで準備が完了します』の画面で、『続行』をクリックすれば、管理画面へ遷移できる。

Googleビジネスプロフィールの新規登録方法は以上だ。

Googleビジネスプロフィールのまとめ

Googleビジネスプロフィールは無料で利用できるにも関わらず、店舗情報や口コミ、写真など、多様な情報をユーザーへ届けられる。分析機能が豊富なインサイトを活用できるのも、大きな魅力だ。

スマホの使用が一般的となった現代において、Web集客に効果的なGoogleビジネスプロフィールは、店舗運営時に必ず導入しておきたいサービスと言える。未導入の店舗は来店を促進し、売上アップを図るためにも、積極的に利用を検討してみてほしい。

お役立ち資料データ

  • 減少する新聞折込チラシの効果とは?-世代別・業態別で分かる傾向

    日本新聞協会発行の新聞の発行部数に関する最新データと、 1万人以上を対象にした、折込チラシ実態調査の2つで構成されているのが本資料です。 実態調査については、年代別、業態別について簡潔に傾向をまとめています。 ▼本資料でわかること▼ 最新のデータによる新聞購読の現状 独自調査による世代別・業態別の折込チラシの活用傾向 昨今の新聞折込チラシの削減計画の参考などにお役立てください。

  • 10の成功事例から学ぶ|小売業界DX・IT活用

    1.Amazon Go 2.Home Depot 3.Walgreens など 海外・国内の主要な成功事例について、分かりやすくまとめているのが本資料です。 成功事例の参考としてお役立てください。

  • 23社分まとめ読み!多店舗オペレーション改革事例集

    【PR】株式会社ドリーム・アーツ 成城石井様、アダストリア様、日本調剤様などの成功事例を収録。 「Shopらん」は39,000店舗以上でご利用いただいている、チェーンストア業界シェアNo.1のサービスです。 アパレル、外食、サービスなどさまざまな業態のお客様にご活用いただいています。 本資料では、実際にご利用いただいているお客様の成功事例23社分を収録しています。 ■収録企業の一部をご紹介! ▼物販・量販店 ・株式会社成城石井 様 ・株式会社エディオン 様 ▼アパレル・専門店 ・株式会社アダストリア 様 ・アシックウォ―キング 様 ▼飲食 ・株式会社すかいらーくホールディングス 様 ・株式会社…