紀ノ國屋が、店内で育てられるInfarm(インファーム)のハーブ・野菜を日本第1号として販売開始、アジアでも初展開に

2021.01.20

2021.03.12

世界で急成長しているベルリン発の都市型農場野菜のプラットフォーム「 Infarm(インファーム)」が1月19日、アジア初の展開として紀ノ国屋インターナショナル(青山店)での販売を開始した。今後順次、Daily Table KINOKUNIYA西荻窪駅店(東京・杉並)、サミットストア五反野店(東京・足立)での販売を開始していく。3店舗に加え、4月までに首都圏での複数店舗の展開も予定している。

東京都内3店舗のスーパーマーケットを皮切りに、アジア初の出店地として日本での展開を開始。紀ノ国屋インターナショナル(青山店)では1月19日から店内に設置された「ファーム(畑)」で栽培されたハーブの販売を開始した。紀ノ國屋では1月23日からDaily Table KINOKUNIYA西荻窪駅店での販売も開始する。

紀ノ国屋インターナショナル(青山店)では、イタリアンパセリ、イタリアンバジル、ミント、パクチーのハーブ4種を取りそろえる。

Daily Table KINOKUNIYA西荻窪駅店では、葉物野菜をミックスした「サラダブースター」3種を展開する予定。「ニュートリショナルサラダブースター」は、ゴールデンスベリヒユ、スカーレットケール、トスカーナケール、「スプリングサラダブースター」は、レッドソレル、赤水菜、赤からし菜、「スパイシーサラダブースター」は、ワサビルッコラ、クレソン、赤からし菜を組み合わせている。

なお、26日から販売を開始するサミットストア五反野店では、イタリアンバジルとパクチーに加え、パリッとした食感とクリーミーな味わいが特徴のクリスタルレタスを販売する予定。

インファームのハーブ、野菜は、普段の料理に活用するだけでなく、生のまま料理の仕上げに加えたり、さまざまな用途で利用することができる。

各店舗にはインファームの担当者が定期的に訪れ、店内で育った野菜を根が付いたまま収穫し、次のサイクルのために新しい苗を植える。生産地から消費地までの輸送距離を最短にすることで、栄養素と風味に満ちた最も新鮮な状態での購入が可能となる。購入後は2cm 程度の水を入れた容器に根を浸し、高温多湿を避けて保存すれば生き生きした状態を保つことができる。

土壌ベース農業と比較して土地、水、輸送距離を9割以上削減

インファームは13 年、最先端のR&D(研究開発)、特許技術、先進的な学際的チームによって、都市の自給自足を支えると共に、食料の安全性、品質、環境フットプリントを大幅に改善するというミッションに基づいてオスナット・ミカエリとエレズ・ガロンスカ、ガイ・ガロンスカの兄弟によって設立された。

店内および近隣地域で農作物を栽培・収穫することによって日本および他のすべての市場における食品廃棄物の削減に向けて、積極的な貢献を目指している。また、同社は水耕栽培事業として最初のグローバルGAP認証を取得。

農業技術としては屋内垂直農法を採用し、高効率の垂直農法ユニットと最新のIoT(モノのインターネット)技術および機械学習を組み合わせ、最適な量の光、空気、栄養素を備えるエコシステムを形成。各ファームはクラウドベースのプラットフォームに接続され、遠隔的にコントロールされている。プラットフォームではそれぞれのハーブ、野菜が常に最良な状態で成長するように、継続的に学習、調整、改善を繰り返す。

世界10カ国および30の都市で事業を展開し、土壌ベースの農業に比べて土地を99.5%、水を95%、輸送距離を90%、それぞれ減らすことができ、化学農薬を使用せずに毎月50万本以上のハーブ・野菜を収穫している。農業の新しいスタンダードを構築することで、これまで4000万ℓ以上の水、5万㎡の土地を節減することに成功しているという。

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