楽天と西友、横須賀市が、自動配送ロボットによる「公道」を利用しての商品配送サービスを国内で初めて実現

2022.04.12

2021.03.12

楽天、西友および横須賀市が、国内初となる自動配送ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)を使用した商品配送サービスの提供を開始した。

2021年3月23日(火)から4月22日(木)までの期間(火曜日と木曜日のみの計10日間が対象)、横須賀市市内の馬堀海岸地域において自動配送ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)が「西友馬堀店」で取り扱う商品を配送。自動配送ロボットが「公道」を走行してスーパーマーケットの商品を配送するのは国内初となる。

開始に際して記者会見した横須賀市の上地克明市長は、「1年半前に(同市内の)うみかぜ公園で自動運転にチャレンジした当時は公道を走行することが認められなかったが、その後、国による基準緩和等があって実現に至ったことはとても喜ばしい。私たちの日常生活に大きな変革をもたらす可能性がある」と期待を込めた。

今回の商品配送サービスでは、対象地域の住民がスマートフォンから専用の注文サイト上で商品を選択し、配送先住所と配達時間帯を指定して注文する方式の他、西友馬堀店で購入した商品をサービスカウンターに持ち込んで配送を依頼することもでき、手数料は無料で利用が可能となっている。

注文できる商品は米や飲料、菓子、調味料、日用品などの計約400点。また、利用方法を問わず、配送商品は生鮮食品や要冷蔵・冷凍食品、割れ物などを除いたものとなる。

サービス受付時間は、10時~15時30分、1日の配送枠は11時発、12時発、13時発、14時発、15時発、16時発の計6枠となる。これらは変更となる可能性があるという。

今回の取り組みに対し、小川秀典・西友店舗運営本部関東リージョン・ローカルリージョンバイスプレジデントは、「西友は、地域のライフラインであることに強い使命感を持っている。日常生活の中で、お買物が困難な状況なときにもライフラインという使命感を持って営業している。今回のサービスについては今後、ニーズが多様化する中で非常に大きな期待を持っているし、物流の人手不足の解消にもつながるのではないかと思っている」との考えを示す。

今回、国土交通省からは基準緩和認定、警察からは道路使用許可を得ての運用。現状は都度許可を得ての運用で、あくまで期間限定の取り組みとなる
パナソニック製の自動配送ロボットを使用。全長約110㎝、幅約65㎝、高さ約115㎝、最大積載量30kg、最高速度時速4㎞

商品を受け取る仕組みは、まず自動配送ロボットが自宅に到着時に、自動音声による電話で到着を知らせる。その後、注文者は自動配送ロボット側面の操作パネルに暗証番号を入力して扉を解錠し、商品を受け取ることができる。

暗証番号は注文サイトでの注文完了時、またはサービスカウンターでの配送受付時に通知される。

自動配送ロボットの走行中は、同地域から約5 km離れた「横須賀リサーチパーク」から、自動配送ロボットを常時、遠隔監視する体制となっている。さらに今回は、さらなる安全対策として保安要員が常に随行する形で実施する。

「ただし、このサービスを本格的に拡大していくためには、今後、1人の遠隔監視者が複数台を見てサービスを行い、保安要員もしっかりとなくしていくような取り組みが必要になる。今回、しっかりとデータを集め、サービスの形を進化させていきたい」(向井秀明・楽天コマースカンパニーロジスティクス事業ドローン・UGV事業部ジェネラルマネージャー)

車など障害物がある場合、自動的に止まり、遠隔操作に切り替わる。遠隔操作で障害物をよけ、その後また自動運転に戻る
人が横切ったりする際も、自動的に止まる

「ラストワンマイルといわれるご自宅への配送は、今回の自動配送ロボット、離島、山間部を中心に活躍すると思われるドローンなどを次世代システムのコアとして検討している。安全・安心を今回のサービスを通じて感じていただいて、自動配送ロボットがすぐすばにある時代に向かってまい進していきたい」と小森紀昭・楽天執行役員コマースカンパニーロジスティクス事業ヴァイスプレジデントは力を込める。

●取り組みの概要

  • 実施期間/2021年3月23日(火)~4月22日(木)の期間中、火曜日と木曜日のみ計10日間
  • 場所/神奈川県横須賀市馬堀海岸の住宅地(約200 m×約120 mの範囲)
  • 実施内容/低速・小型の自動配送ロボットが、横須賀市馬堀海岸地域の「西友馬堀店」で取り扱う商品を同地域の住宅地へ配送
  • 実施主体/楽天、西友、横須賀市

お役立ち資料データ

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