低価格を武器に首都圏深耕。「オーケー平塚店」オープン。伊勢原に次ぐ西端への出店。
2022.04.12
2021.03.22
オーケーは3月16日、神奈川県平塚市に平塚店をオープンした。ワンフロアで売場面積619.35坪の食品主体の店だが、同社では比較的大型の「ディスカウントセンター」フォーマットに位置づけられる。
国道16号の内側を主要な出店エリアとする同社からするとやや西側に位置し、伊勢原店(神奈川県伊勢原市)に次ぐ西端の店となる。
JR平塚駅から約500m、徒歩で6分程度歩いた、駅前商店街を抜けた場所に立地する2階建ての建物への出店で、楽器店やフィットネスなどと商業施設を形成。駐車場は79台で店の規模からするとやや少な目という印象だが、一方で、自転車での来店が多く見込める立地であるという。
ワンフロアで売場面積をしっかり確保
「高品質・Everyday Low Price」を経営方針とするオーケーらしく、低価格商品が並ぶが、平塚店では特にポイント、ポイントで地域の商品を差し込んでいることが特徴。
青果では、ホウレンソウ、レタスなど地元神奈川県産の商品を展開する他、トマトでは地元平塚市で海洋深層水を使用して栽培している清水農園の「湘南のきらめきトマト」、かんきつ類では神奈川県が開発した品種のである「湘南ゴールド」などを品揃えしている。
鮮魚でも佐島漁港の魚、神奈川県産の海藻などを単店、あるいは近辺の店限定で差し込んでいる。
売場は四角形の一角に突き出たスペースがある「L字型」のような形となっていて、その突き出たスペースを活用して広い冷凍食品売場を確保している。
もともと同社では、極力ワンフロアの中での売場を広げることを重視しているといい、平塚店でも生鮮や惣菜のバックヤードは全て2階に設けその分売場を確保。約620坪の売場を生かしたダイナミックなフェーシングによる売り込みが多数みられる。
昨今の特徴としては、非食品の売場をしっかり確保していることが挙げられる。一時期、非食品の売場を狭くしたこともあったが、改めて広くしている。特に新型コロナウイルスの影響もあり、買い回りを控えることでワンストップショッピングの重要性が高まっていることから、これは集客にも影響しそうだ。
平塚店でもスーパーマーケットとしての非食品の品揃えをしっかり確保している他、第2類、第3類の医薬品売場も設けている。
オーケー平塚店概要
所在地/神奈川県平塚市錦町4-22
オープン日/2021年3月16日
営業時間/8時30分~21時30分
駐車場/79台(共用)
売場面積/2047.45㎡(619.35坪)
区分/賃借