成城石井が発祥の地「成城店」を全面リューアル、新しい旗艦店としてオープン
2023.10.20
成城石井は、成城石井が生まれた東京・成城の「成城店」を全面リニューアルし、2023年11月14日(火)に新しい旗艦店としてオープンする。

成城石井の創業100周年まで残り約3年、お客への感謝の気持ちを表すとともに、ここからさらに100年先も愛されるスーパーマーケットであり続けるため、発祥の地の東京・成城で97歳を迎える「成城店」を全面リニューアルし、11月14日(火)に新たなスタートを切る。
現在の成城石井の売上は、駅ナカやショッピングセンターの中の比較的コンパクトな規模の店舗で約7割。しかしコロナ禍以降、自宅近くの店へとお客の買い物ルートが変わりつつあり、住宅街の中の路面店の存在価値が見直されている。成城店の改装は、こうしたお客の行動の変化をとらえたものでもある。
改装の柱に設定したコンセプトは“温故知新”。1927年に創業した果物店「石井食料品店」からスーパーマーケット「成城石井」として200店舗を超えるに至るまで、成城石井ならではの仕組みや人材を育て、お客に満足してもらえる店づくり、おもてなし、そして品揃えといった礎を築き上げてきた。そして、成城石井の新しい旗艦店として今できる最大限を、ここ成城店に集結させる計画となる。
目次
成城石井は「成城のお客様に育てていただいた店」

成城石井は1927年、1号店を東京・成城に構えて「石井食料品店」として創業、1976年にはスーパーマーケット「成城石井」として生まれ変わり現在に至る。
店を構えた成城は、古くから企業経営者や学者、文豪、映画人などの経済界の重鎮や文化人の方々が多くお住まいの街。物事の本質をよく知り、日々の食にもこだわりを持つお客から、「こんなものを置いてほしい」「これがおいしかった」という声をもらいながら、その一つひとつに耳を傾けてきた。
おいしいものにこだわる、でも納得のいく価格でなければ買わない。そんなお客に“満足”してもらえるよう、国内はもとより世界中のおいしいものを厳選するうちに、商品、店づくり、おもてなしなどが高品質で特長のある店に成長。
成城石井は成城という街にあったからこそ、独自性の高い店として商売を続けてくることができた。まさに成城石井は成城の「お客様に育てていただいた店」と確信している。
すべては「お客様に満足していただくために」。そして、ここから先も「お客様に育てていただくために」
成城石井の歴史は「お客様に満足していただくため」の歩みでもある。オイルショックを契機に女性の社会進出を見越して惣菜の製造を強化、日本人の食の嗜好の変化をとらえて他のスーパーに先駆けワイン直輸入を開始、多様な場所への出店を可能とするために物流センター整備。
すべては「お客様に満足していただくために」、愚直に知恵と努力を積み重ねた日々だった。これらの取り組みは、成城石井ならではの仕組みづくりにつながり、高い独自性の「礎」となった。
3年後に創業100周年を控える今、成城店はこれまでの礎を活かして進化を遂げる「温故知新」をコンセプトに“旗艦店”として生まれ変わり、お客に育てもらった恩を返していく。ここから先の100年も成城の「お客様に育てていただく」ために。
路面店強化の一環として
コロナ禍はお客の買い物のあり方をも変えた。外出自粛の中、家で調理をする習慣は、日々の買い物を自宅近くのスーパーでといった購買行動の変化へとつながり、住宅街の路面店の存在価値が見直されている。
成城石井でも本年9月の路面店売上は前年より3%以上伸長、今後も伸びが期待できる出店タイプだと考えている。路面店強化策の一環として、この改装を機に商品、店づくり、おもてなしの水準を一層上げていくことで知見を蓄積、他の路面店でも活用して成城石井の新しい価値をお客に届ける。
成城石井の新旗艦店「成城店」4つのキーワード
“温故知新”をコンセプトに、4つのキーワードでお客に新しい価値を提供していく。
旗艦店としての能
成城石井の新たな取り組みのすべては、ここ成城店からスタート。商品、店づくり、おもてなしなど、旗艦店としての能力を発揮する。例えば、成城店が初めて取り扱いをスタートするコースデリバリーの最新情報をSNSで情報発信。また、来年初旬には、成城店だけで使えるお客様カードを発行予定(有料を想定)。
※11/14(火)・15(水)・16(木)は、オープン限定企画を盛りだくさん用意する。詳細はリリース第2弾でお知らせする。
店づくりの技
同じ成城石井でも、路面店か駅ナカ店か、都心店か郊外店か、など様々な要素によって商売のあり方が大きく変わる。成城のお客は、しっかりと自身の目で野菜や果物、お肉やお魚を選び、自宅で調理する傾向がある。そこで成城店では改装を機に、改めて生鮮3品(青果・精肉・鮮魚)の品質向上と品揃えを強化する。
その一方、今や売上高の2~3割が惣菜・デザートで占めるのが成城石井の特長だが、惣菜づくりの歴史は成城店の厨房からスタートしている。
成城店ならではの高品質な生鮮を活かした惣菜は舌の肥えた成城のお客にも好評で規模を拡大、それがセントラルキッチンの設置へとつながった。改装後には「温故知新」のコンセプト通り、かつて成城店で好評の惣菜の復刻を視野に入れながらも、今だからできる最新の技を活かした店内製造の惣菜やデザートを楽しめる。
さらに、本年4月に大阪で開業し好評のベーカリー専門店「成城石井BAKERY」の売れ筋アイテムも成城店だけに登場(東日本エリア初登場)。
おもてなしの粋
成城石井の中でも成城店で期待値が高いのが「ギフト」。成城店では、わざわざ百貨店まで行かずとも遜色ない品質と品揃えが好評だ。今回の改装を機に、成城店だけのワンランク上のギフトを通年で提供する。
ギフトの包装についても、社内包装検定1級取得者を揃えて、親切な心で大切な贈り物を包装する。
また、1万点を超える成城店の商品ラインナップは、お買い物を楽しめる理由だが、どれを買えば良いか迷いの原因にもなる、そんなお客の声に応え、お買い物のサポート・提案を強化する。8000名を超える成城石井の従業員の中でたったの43名しかいない、最高峰の接客技術だと社内で認められた資格「プレミアムエプロン」保有者を成城店では複数名配置、お客に購入すべき商品や、最適な組み合わせなどを提案する。
バイヤーの術
成城石井の生命は、バイヤーの商品開発の術次第だと言っても過言ではない。前述の通り、生鮮3品の強化においては、成城石井の腕利きバイヤーが成城店だけのために特別な仕入れを実施。
例えば、ご進物としても使える高品質な果物、希少性の高い黒毛和牛、冷凍していない鮪など、バイヤーの目利きを最大限に活かしたラインナップだ。もちろん生鮮だけではなく、日配品やグロサリーも充実の品揃え。国内外からバイヤーが調達した選りすぐりの逸品の数々を楽しめる。
成城石井成城店 店舗概要
・店名:成城石井成城店
・リニューアルオープン日:2023年11月14日(火)
・通常営業時間:9:30~23:00
・所在地:東京都世田谷区成城6-11-4
・売場面積:137.6坪(改装前比:約10坪の増床)
・取扱商品:青果・精肉・鮮魚・乳製品・日配品・グロサリー・菓子・パン・酒・惣菜・弁当・デザート・雑貨等