三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAGがオープン、都内最大級のサミットなど40店舗出店

2024.01.25

三井不動産は、晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業にて開発を推進している、HARUMI FLAGエリア内のライフスタイル型商業施設「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」を2024年3月1日(金)にグランドオープンする。

本施設は、東京2020大会選手村(※)の跡地として注目を集めるHARUMI FLAGエリア内の中心に立地し、「“新しい街”からはじまる“新しい暮らし”」をコンセプトに、晴海エリアの近傍のお客の日常生活を支える商業施設。

本施設内には、東京2020大会選手村でも提供された、GAP認証食材を活用する本格レストラン「TEAM JAPAN 2020 VILLAGE Cafe & Restaurant CENTRALE」をはじめ、地域住民の生活を支える40店舗のオープンを予定しており、“生活密着型施設”として、HARUMI FLAGエリアでの快適なライフスタイルを実現する。

また、東京2020大会の歴史を伝えるスポーツピクトグラムのオブジェやアートウォール、人々の交流を創出するイベントスペース設置などを通じ、新しい街・晴海の地域交流の創出の場として地域社会に貢献する。

さらに、サステナブル社会の実現に向けて、太陽光パネルの設置など環境にやさしい施設づくりを行い、「ZEB Oriented(物販等)」 認証を取得。HARUMI FLAGは、エリア全体で水素エネルギーを活用した電力供給をはじめとする地球環境に対して負荷が少ない再生可能エネルギーを積極的に導入し、環境にやさしい地域を目指している。

※三井不動産株式会社はTEAM JAPANゴールド街づくりパートナー(不動産開発)。

施設コンセプト 「“新しい街”からはじまる“新しい暮らし”」

「ららテラス HARUMI FLAG」 外観 イメージ

晴海エリアの生活を支える全40店舗がオープン予定

都内最大級の売場面積を誇るサミットストアやクリニックモール、フィットネスジム、認可保育所など、晴海エリアの日常生活を支える40店舗が出店する。

HARUMI FLAGエリアの地域交流を創出する共用スペース

■東京2020オリンピック・パラリンピック スポーツピクトグラム

東京2020大会の歴史を伝えるスポーツピクトグラムのオブジェを2Fメインエントランスに設置する。このスポーツピクトグラムは、東京2020オリンピックの500日前である2019年3月12日、東京2020パラリンピックの500日前である2019年4月13日にそれぞれ開催されたイベントにて披露されたもの。

オブジェの設置により、大会期間中に世界中の選手たちが生活を送ったという唯一無二の特性をもつこの晴海の地で、大会の歴史を未来に継承することを目指す。

※三井不動産株式会社はTEAM JAPANゴールド街づくりパートナー。

2Fエントランス イメージ

■アートウォール
本施設内に、新しい街から始まる新しい暮らしを象徴するアートウォールを設置する。

アートウォール イメージ

「街のひとりひとりが創り上げる日常の晴海の風景」をテーマに、晴海の歴史から着想を得た街の姿と、人々の生活の中の風景とを織り交ぜながら絵画として表現しました。晴海に暮らすひとりひとりから愛される街となるように、との願いを込めている。

■共有スペース
3Fエレベーターホール前には、お買い物途中の休憩や待合せ等、自由に利用できる共用スペースを用意している。子供と一緒に過ごせるソファー席のほか、大型LEDビジョン、充電設備のあるカウンター席も設置し、誰もが過ごしやすい空間を創出する。イベントスペースとしても使用可能で、人々の交流の場として様々な形で利用できる。

2Fキッズスペース イメージ

■キッズスペース
2Fには、お買い物の合間に子供にも楽しんでもらえるキッズスペース、東京都の赤ちゃん・ふらっと事業(※)に対応した、ベビーカーと一緒に入れる広いトイレや、授乳室、おむつ替えスペースなどを配置する。

※「赤ちゃん・ふらっと」は、東京都内で乳幼児連れでも安心して外出できるようおむつ替えや授乳などが行えるスペースの愛称。

■喫煙室
本施設では、非喫煙者と喫煙者が心地よく共存できることを目指した喫煙所「THE TOBACCO(※)」を設置する。

2F喫煙室 イメージ

一般的な喫煙所の無機質な空間ではなく、壁面にパステルカラーを取り入れることで “一服” のひとときをリラックスして過ごせる空間を演出し、ゆっくりとマナーの良い喫煙を楽しめる。

※THE TOBACCOは株式会社コソド(cosodo inc.)が運営する喫煙所。

ZEB Oriented(物販等)を取得 省エネルギーな施設運営でサステナブル社会の実現に貢献

■BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)に基づく評価にて「ZEB Oriented(物販等)」認証取得
本施設は、カーボンニュートラルデザイン推進計画の一環として、施設の設計一次エネルギー消費量を30%以上削減し、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)に基づく評価にて「ZEB Oriented(物販等)」認証を取得。

「ZEB 認証」とは、外皮の高性能化および高効率な省エネルギー設備に加え、さらなる省エネルギーの実現に向けた措置を講じた、延べ面積が 1万㎡以上の建築物を対象とした認証制度。判断基準としては、ホテル、病院、百貨店、飲食店、集会所などは30%以上の一次エネルギー消費量を削減することと定義されており、本施設はこの基準上百貨店に分類される。

なお、本施設 ZEB Oriented認証範囲は、商業棟の延床面積のうち、飲食店舗部分の面積を除いた「物販等」の範囲。

■水素エネルギーの活用
「HARUMI FLAG」では、近隣に整備される水素ステーションからパイプラインを介して水素が供給され、各街区に設置された純水素型燃料電池により発電を行う。

本施設では純水素型燃料電池により発電された電力により、施設内の空調やエレベーター等の動力電源の一部として利用している。新エネルギーとして注目される水素の日本初となる本格的なインフラを街全体で整備し、サステナブル社会の実現に貢献していく。

純水素型燃料電池 イメージ
水素供給概念図

■再生可能エネルギー使用のEV充電サービスの導入
本施設では、株式会社プラゴの事前予約可能なEV充電器を立体駐車場に6基設置する。専用アプリ「My プラゴ」から、満室確認、予約、決済が可能で、確実かつスムーズな充電ができる。

EV充電器 イメージ

なお、充電に使用する電力はすべて再生可能エネルギーによる「グリーン充電」。同社が取得した再生可能エネルギーによる電力の環境価値が本施設の充電に割り当てられる方式だ。これにより脱炭素社会の実現に貢献する。

■太陽光によるエネルギーの創出
本施設の屋上に60枚の太陽光パネルを設置し、オンサイトでのエネルギー創出に取り組む。1日平均100kWhの電力を賄える見込みで、共用部の動力電源として使用する。

太陽光パネル イメージ

■屋外エリア緑化の取り組み
本施設を取り囲む広場や歩道、屋上広場において計約 7,000㎡を緑化。また、屋上駐車場の一部には壁面緑化も取り入れ、HARUMI FLAGの「水と緑に親しみ、憩いと安らぎが感じられる街」というコンセプトを体現、心安らぐ環境共生型のショッピング空間を提供する。

■省エネルギーに関する取り組み

BEMS(エネルギー管理システム)を活用したエネルギーマネジメントを実施し、多くのエネルギーを必要とする大型商業施設でも環境負荷を最小限に抑えるましょう、ハード/ソフト両面で取り組む。

<主な取り組み内容>
1. エネルギー管理システム(BEMS)、照明および空調制御システムの導入による効率的なエネルギー運転管理
2. 外壁・屋根の高断熱化、高効率設備機器、LED照明の採用による省エネルギーの実施
3.電力監視設備のデマンドコントロール機能による省電力化
4.外気導入量制御による空調負荷削減

HARUMI FLAGエリアの近隣施設について

本施設の近隣には、地域生活を支える各種施設が整備されている。各施設との連携により、HARUMI FLAGエリアの利便性向上、賑わいの創出や地域の発展に貢献していく。

施設周辺図

■HARUMI FLAGエリアの交通の起点となる晴海五丁目ターミナル(通称:マルチモビリティステーション)
交通手段の結節点となるマルチモビリティステーションが、本施設に隣接するかたちで誕生する。マルチモビリティステーションは、東京BRT、都バスそれぞれの停留所として機能するほか、コミュニティサイクルポートの設置や船着場の整備も予定されており、HARUMI FLAGをはじめとした地域に暮らす人たちの交通利便性を高める。

晴海五丁目ターミナル(通称:マルチモビリティステーション) イメージ

HARUMI FLAGは、東京駅から約3.3㎞、銀座から約2.5kmの距離に位置する都心近接地にあり、虎ノ門・新橋・豊洲・有明を結ぶ「環状2号線」の結節点に位置する。隣接地に東京都が開設するマルチモビリティステーションからは、一般の路線バスよりも高度の性能と高い利便性を持つ新交通システム「BRT」が運行し、新橋駅や虎ノ門に直結する。

■身近な交通手段となるコミュニティサイクル
HARUMI FLAG敷地内には、コミュニティサイクルとしてドコモ・バイクシェアを導入予定。本サービスは、乗りたい時に借りて、行きたい場所で返却することができる自転車のシェアリングサービス。サイクルポートにある自転車にICカードをタッチすることで、誰でも簡単に自転車を借りることができる。また、「バイクシェアサービス」アプリから、サイクルポートの自転車台数や電池残量、乗車履歴を簡単に確認することが可能。

ドコモ・バイクシェア イメージ

本施設敷地内にも15台分のポートが設置され、HARUMI FLAGの周辺に限らず、三井ショッピングパーク ららぽーと豊洲(東京都江東区)等の大型商業施設をはじめ、グルメやショッピング施設が集積する銀座へも気軽なアクセスを可能とし、日常の交通利便性をさらに高める。

■地域活動の総合的な拠点、地域交流センター「はるみらい」がリニューアルオープン
中央区民に長年利用され、愛されてきた「ほっとプラザはるみ」が、さまざまな世代に対応した多目的・多機能なサービスを提供する施設「はるみらい」としてリニューアルオープン。1Fと2Fは料理スタジオなど文化・学習活動施設による地域住人との交流の場、3Fと屋上は日々の健康に配慮したトレーニング関連の設備が整っている。

また、本施設と晴海地域交流センター「はるみらい」の両施設を自由に行き来できる遊歩道を一体で整備することで、地域交流の活性化を目指す。

■中央区立晴海西小学校・中学校が2024年4月開校
本施設の隣接地には中央区立晴海西小学校・晴海西中学校が2024年4月に開校予定。

小学校・中学校は、一つの建物のなかでエリアを分け、体育館やプール等の設備を共有している。人工芝の校庭は約6,000㎡を確保し、小学校・中学校エリアを緩やかに区切りながらも、一体利用ができるよう計画している。

晴海西小学校(仮称)・晴海西中学校(仮称) 完成予定CG

■晴海ふ頭公園
東京都港湾局により整備された「晴海ふ頭公園」が2022年10月に開園。人々の憩いの場・集いの場として、レインボーブリッジを目の前に開放感溢れる東京湾を眺めながら、家族との時間を多目的広場で過ごしたり、ジョギングを楽しんだりすることができる。また、遊びの広場には芝生に包まれた大型の遊具や、春を彩る桜のお花見ができる花木のテラスなども整備されている。

さらに、新しい交流の拠点となる新しいスタイルのカフェ「ConnecT HARUMI」がオープンし、家族や友達と利用したり、コワーキングスペースとして利用したりするなど、用途に合わせて多種多様な使い方を楽しむことができる。

晴海ふ頭公園 イメージ

■AEMS 「HARUMI AI-AEMS」 の導入
住宅棟 23 棟 5,632 戸と商業施設からなる大規模な街である「HARUMI FLAG」では、多くのエネルギー需要が見込まれる。新エネルギーとなる水素や太陽光などを活用した多重なインフラを活用するため、複雑なエネルギー管理が求められることから、AIによる電力需要予測機能を搭載したAEMS 「HARUMI AI-AEMS」を導入する。

「HARUMI AI-AEMS」は、街区単位でエネルギー管理を行う「MEMS」、各住戸のエネルギー管理を行う「HEM」、商業施設のエネルギー管理を行う「BEMS」というエリア内のすべてのエネルギーマネジメントシステムと連携する。「HARUMI FLAG」の街区全体を繋ぐエリアネットワークによって、各街区における大容量のエネルギー情報データを一元管理することで、効率的なエネルギー運用と脱炭素社会の実現を目指す。

AI AEMS 概念図

<参考>ライフスタイルパーク型商業施設 「三井ショッピングパーク ららテラス」とは
「街の賑わい」と「日常生活の彩り」をコンセプトに、スーパーや生活雑貨店などを核として、ファッションやレストラン、地域に必要とされる医療やサービス機能などを集積し、利便性の高い商業施設として、都市近郊生活者に洗練されたライフスタイルの提供を目指している。

現在、「三井ショッピングパーク LaLaテラス南千住」(東京都荒川区、2004年開業)、「三井ショッピングパーク ららテラス武蔵小杉」(神奈川県川崎市、2014年開業)、「三井ショッピングパーク ららテラス TOKYO-BAY」(千葉県船橋市、2023年開業)を運営しているほか、「(仮称)三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬」(東京都足立区、2025年夏開業予定)の開発を推進中だ。

<参考> マンション街区の店舗情報
郵便局やクリニック、コンビニエンスストアなど、8つの店舗が連なる
HARUMI FLAGのメインストリートである「フラッグアベニュー」に面するSUN VILLAGEとPARK VILLAGEの一部の住宅棟1Fにも、店舗開業を予定している。居住者の生活を支え利便性を高める施設として、郵便局や歯科クリニック、コンビニエンスストア、クリーニング店、酒屋・醸造所、子ども向けの教育施設が入居する。

「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」の計画概要

所 在 地:東京都中央区晴海五丁目2番31号
施 設 名 称:三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG

敷 地 面 積:約11,300㎡ (約3,400坪)
構 造 規 模:鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造) 地上3階、地下1階、塔屋1階
延 床 面 積:約19,800㎡ (約6,000坪)
店 舗 面 積:約10,100㎡ (約3,060坪)
店 舗 数:40店舗
駐 車 台 数:104台
交 通:都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅 徒歩16分

スケジュール
着工:2018年7月(本体着工)、2022年10月(内装着工)
竣工:2023年8月
開業:2024年3月1日(予定)

設計会社
基本設計:株式会社日建設計・三井住友建設株式会社一級建築士事務所
実施設計・監理:三井住友建設株式会社一級建築士事務所
施工会社:三井住友建設株式会社東京建築支店
環境デザイン:株式会社ランドアートラボ
運営・管理:三井不動産商業マネジメント株式会社

「HARUMI FLAG」の計画概要

<東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会選手村として活用後、新築住宅・商業施設として完成する街>

東京都施行による晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業における特定建築者11社は、開発区域のタウンネームを「HARUMI FLAG」として開発を進めている。約13haの広大な土地に、5,632戸の分譲住宅・賃貸住宅 と商業施設の合計で24棟を建築するほか、保育施設、介護住宅、シェアハウスなどを整備し、多様なライフスタイルを受け入れる人口約12,000人となる街づくり計画。

お役立ち資料データ

  • 2023年 下半期 注目店スタディ

    2023年下半期注目のスーパーマーケット7店舗を独自の視点でピックアップし、企業戦略を踏まえた上で、出店の狙い、経緯、個別の商品政策(マーチャンダイジング)まで注目点を網羅。豊富な写真と共に詳しく解説しています。 注目企業における最新のマーチャンダイジングの取り組みや、厳しい経営環境と向き合うスーパーマーケットのトレンドを知ることができ、企業研究、店舗研究、商品研究などにご活用いただけるほか、店舗を訪問するときの参考資料としてもお勧めです。 <掲載店舗一覧> ・オーケー/銀座店 ・ヨークベニマル/仙台上杉店 ・ベイシア/Foods Park 津田沼ビート店 ・ヤオコー/松戸上本郷店 ・カスミ/…

  • 2023年 上半期 注目店スタディ

    2023年上半期注目のスーパーマーケット5店舗を独自の視点でピックアップし、企業戦略を踏まえた上で、出店の狙い、経緯、個別の商品政策(マーチャンダイジング)まで注目点を網羅。豊富な写真と共に詳しく解説しています。 注目企業における最新のマーチャンダイジングの取り組みや、厳しい経営環境と向き合うスーパーマーケットのトレンドを知ることができ、企業研究、店舗研究、商品研究などにご活用いただけるほか、店舗を訪問するときの参考資料としてもお勧めです。 <掲載店舗一覧> ・ ヤオコー/トナリエ宇都宮店 ・ サミットストア/川口青木店 ・ 原信/紫竹山店 ・ ライフセントラルスクエア/ららぽーと門真店 ・ …

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    有力スーパーマーケットチェーンの経営者10人にリテール総合研究所所長の竹下がインタビューを実施し、そのエッセンスをまとめています。 インタビューを通じ、日本を代表する有力トップマネジメントのリアルな考えを知ることができ、現在の経営課題の主要テーマを網羅する内容となっています。 変化する経営環境において、各トップマネジメントによる現状整理と方向性を改めて振り返ることは、これからの新しいスーパーマーケットの在り方形を模索する上でも業界にとって大変有用と考えます。 ぜひ、今後のスーパーマーケット業界を考える材料としてご活用ください。 ■掲載インタビュー一覧 ライフコーポレーション 岩崎高治社長 ヨー…