タチヤ楠店が同社21店目として名古屋市北区に4月12日オープン、直接仕入れ、毎日売り切りのスタイルはもちろん踏襲

2024.04.05

バローホールディングスは、タチヤ楠店を名古屋市北区にオープンすると発表した。タチヤとして21店目、名古屋市内では8店目となる。

タチヤは生鮮食品をメインに当日完売する販売スタイルが特徴。同店もそれを踏襲し、「昔ながらの商い」を行っていくとしている。

タチヤでは、各店舗の売場担当責任者が「市場での仕入れ」「店舗への配送」「商品の陳列」「売価の決定と販売」を一貫して行っている。一般的なスーパーマーケット(SM)とは異なる独自の営業スタイルを同社では「仕入れ担当責任制」と呼ぶ。

タチヤはバローグループにはM&A(合併・買収)で2005年にグループ入りしたが、店舗運営のスタイルは従前のまま残し、現在に至っている。

タチヤによると、この仕組みの特徴として次の3点が挙げられる。

①店舗の担当者による市場直接仕入れにより、担当者自身の目で確かめた、安心・安全な商品がそろう。その日の市場で良い商品のみを仕入れるので、売場がダイナミックに変化する。

②担当者による売場づくり・対面販売により、仕入れた商品に関する明確な説明が受けられる。調理方法や保存方法についてアドバイスが受けられる。

③そして、最も重要なことは、直接仕入れ・毎日売り切ることで、鮮度が抜群に良い商品を安く販売できる。

楠店もこの特徴を生かし、「創業時より引き継がれる“その日仕入れてその日に売り切る”ことを頑なに貫き、新鮮でお値打ちな食材を皆さまにお届けします」をコンセプトに鮮度、価格に徹底的にこだわりながら地域に愛される店づくりに努めていくとしている。

なお、現在、グループの祖業であり、チェーンストアとしてのスーパーマーケットを展開する主力事業会社バローの社長は、タチヤ出身の森 克幸氏が務め、グループシナジーの創出に努めている。

タチヤ楠店概要

所在地/愛知県名古屋市北区楠4-518

オープン日/2024年4月12日

営業時間/10時~18時

店舗面積/約1977㎡

お役立ち資料データ

  • 2023年 下半期 注目店スタディ

    2023年下半期注目のスーパーマーケット7店舗を独自の視点でピックアップし、企業戦略を踏まえた上で、出店の狙い、経緯、個別の商品政策(マーチャンダイジング)まで注目点を網羅。豊富な写真と共に詳しく解説しています。 注目企業における最新のマーチャンダイジングの取り組みや、厳しい経営環境と向き合うスーパーマーケットのトレンドを知ることができ、企業研究、店舗研究、商品研究などにご活用いただけるほか、店舗を訪問するときの参考資料としてもお勧めです。 <掲載店舗一覧> ・オーケー/銀座店 ・ヨークベニマル/仙台上杉店 ・ベイシア/Foods Park 津田沼ビート店 ・ヤオコー/松戸上本郷店 ・カスミ/…

  • 2023年 上半期 注目店スタディ

    2023年上半期注目のスーパーマーケット5店舗を独自の視点でピックアップし、企業戦略を踏まえた上で、出店の狙い、経緯、個別の商品政策(マーチャンダイジング)まで注目点を網羅。豊富な写真と共に詳しく解説しています。 注目企業における最新のマーチャンダイジングの取り組みや、厳しい経営環境と向き合うスーパーマーケットのトレンドを知ることができ、企業研究、店舗研究、商品研究などにご活用いただけるほか、店舗を訪問するときの参考資料としてもお勧めです。 <掲載店舗一覧> ・ ヤオコー/トナリエ宇都宮店 ・ サミットストア/川口青木店 ・ 原信/紫竹山店 ・ ライフセントラルスクエア/ららぽーと門真店 ・ …

  • 有力チェーントップ10人が語る「ニューノーマル時代のスーパーマーケット経営論」

    有力スーパーマーケットチェーンの経営者10人にリテール総合研究所所長の竹下がインタビューを実施し、そのエッセンスをまとめています。 インタビューを通じ、日本を代表する有力トップマネジメントのリアルな考えを知ることができ、現在の経営課題の主要テーマを網羅する内容となっています。 変化する経営環境において、各トップマネジメントによる現状整理と方向性を改めて振り返ることは、これからの新しいスーパーマーケットの在り方形を模索する上でも業界にとって大変有用と考えます。 ぜひ、今後のスーパーマーケット業界を考える材料としてご活用ください。 ■掲載インタビュー一覧 ライフコーポレーション 岩崎高治社長 ヨー…