【写真追加】ヤオコーが府中フォーリス店を駅近商業施設に出店、幅広い客層をターゲットに年商45億円目指す

2021.05.21

更新:2021.05.26

ヤオコーは5月25日、府中フォーリス店をオープンした。2つの大きな商業施設が隣接するフォーリスの地下1階への出店で、府中駅南口から歩いて4分という駅近の立地だ。退店した伊勢丹の専門店街の地下1階への出店。

「居抜きでの出店がここのところ増えていて、特に百貨店のリニューアルに合わせて、われわれの店を出店させていただくという機会が増えている。いままで出店した浦和パルコ店(さいたま市浦和区)、まるひろ南浦和店(さいたま市南区)についても好調に推移している」(川野澄人社長)

ストアコンセプトは、「美味しさ・楽しさ・驚き・発見・感動を体感できるお店~世代を超えた新しいミールソリューションへの挑戦~」。

府中フォーリス店のオープンにより、店舗数は東京都12店、埼玉県92店、千葉県31店、群馬県16店、神奈川県9店、茨城県7店、栃木県5店の計172店となる。

青果側の入口。惣菜側にも入口がある

最寄りとなる府中駅は一日約9万人が乗降する利用者の多い駅。周辺には、再開発事業により多くのマンションが建設。学校、大型工場も多数立地している。

出店1㎞圏内は、人口、世帯数が共に増加傾向にあり、4万3000人2万2000世帯の商圏の厚みを持つ。3㎞圏内は25万2000人12万2000世帯、5㎞圏内は65万3000人、31万7000世帯と周辺の人口は非常に多い。年齢構成は30~59歳がボリュームゾーンで、単身者が約半数を占めている。

 そのため、売場も府中駅の立地環境に合わせ、単身者、ファミリー層のどちらも利用できるよう商品を充実させ、豊富な種類の中から選んで楽しめるような売場構成とした。

「われわれはごちそうからおかず、いろんなシーンに対応できるような幅広い品揃えを強みとしているので、われわれの強みと駅前の商業集積の客層の商売はマッチしている思う。そういう意味では、府中は非常に人口の多いエリアで、所得の高いお客さまが多くいらっしゃるところなので非常に可能性がある店だと考えている」(川野澄人社長)

多様なお客に向けて「選べる売場」を実現

売場づくりとしては、まず精肉では、肉の専門店を目指す。例えば焼肉コーナーでは銘柄和牛から輸入牛、さらに新しく国産牛タンも導入し、部位を豊富に取り揃える。多点盛りセットや単品の商品まで「選べる売場」を実現する。

国産牛の牛タンも導入するなど、肉の専門店を目指す

また、ミートデリカではヤオコーこだわりの馬刺し商品を拡大展開。さらに「ブラックアンガス ローストビーフ」を看板商品とし、ローストビーフを使ったメニューの提案も行う。

馬刺しをコーナー化
ローストビーフコーナー

 鮮魚では、豊洲市場から買い付ける直送販売に取り組む。近海魚によるバラエティ豊かな単品盛りや刺身で「選べて楽しい売場」を目指す。

豊洲プロモーション、切り身、単品量販といったコーナー展開で、「ボリューム感」と「値頃感」を打ち出す。

 青果ではヤオコーでしか味わえない「ミゲールさんのアボカド」のように、生産者や産地にこだわった商品を充実。また、香りを楽しめる焼き野菜を提案したり、果物ではカットフルーツを強化。無添加のドライフルーツも品目を増やして導入する。

青果の「ミゲールさんのアボカド」を焼きアボカドとしてサラダにあしらった商品などを開発

花では、果物とセットにした、シーンに合わせたギフトやインテリアグリーンを提案する。

デリカの惣菜ではローストビーフ商品、鉄板焼きブランドの「SACHI」を拡大展開する。

また、亜州(アジア全般)料理のブランド「味庵(あじあん)」では、「本格的」や「ご馳走」をテーマに「海老チリ&海老マヨ」や、「ルーロー飯~台湾豚角煮飯~」を値頃で販売する。 

アウトパックの弁当では豆腐ハンバーグや黒米ご飯を使用した新商品なども登場

寿司には、ワンハンドで手軽に食べられる新提案のおにぎり、「具っどさんど」が登場。

また、店内で酢締めしたヤオコーオリジナルの味付けの本格さば棒寿司を中心に、アジやイワシといった青魚商品、リニューアルした「具が凄い太巻」シリーズを強化する。

 インストアベーカリーでは原料・素材・製法にこだわった店内スクラッチ製造の食事パンを強化し、食事を楽しめるパンの食べ方も提案する。

あんこを巻き込んだ「あん食パン」

ピザでは青果やヤオコーグループの小川貿易直輸入商品をトッピングした新商品を販売。店内手作りスイーツでも自社製タルトやチーズケーキ、惣菜で人気のカボチャを使ったカボチャタルトなどを販売する。

ベーカリーの店内手作りスイーツコーナーを充実させている

 惣菜、寿司、インストアベーカリーのデリカ3部門では、ヤングファミリー層に向けて夕方からの数量限定大量目玉商品を用意。夕市の活性化につなげる。

日配食品では冷凍食品のスナックやスイーツ商品を拡充。食べ切りサイズのプライべートブランド(PB)商品をコーナー化し、個食からファミリー向け商品の充実を図る。

冷凍スイーツを拡充

また、チーズでは、初心者から上級者まで幅広く楽しめるようナチュラルチーズを豊富に取り揃える。

高単価商品から低価格まで、めりはりを付けて展開

ドライ食品では、スパイス専門店を目指し、日常から特別な日まで、用途に合わせて利用できるような品揃えを実現。

ヤオコー限定販売のスパイスソルト「俺のあいぼう」を単品大量陳列

健康食品として注目度が高まりつつあるナッツは、ロカボマーク表示商品、PB 商品、フレーバー商品など豊富に取り揃え、さまざまな食シーンと連動させた提案をする。

酒は、関心が高まっているワインを強化。特に需要が伸びている白ワインを中心に、手軽に飲める甘口、スパークリングワインからグレードワインまで幅広く取り扱う。

直輸入のトマト缶など差別化ができ、価格競争力もある商品を差し込む。下段商品では所々で補充のしやすさに配慮した可動式什器を導入している
かご型什器などによる売り込みも展開

商業施設の地下1階への出店ということで、入口が複数カ所ある変則的なレイアウトとなることから、川野社長は「限られた面積の中で、どう売上げを挙げるのかという課題に対応するという意味では、通常のレイアウトや店づくりとは少し違うものになっている。また、ターゲットとする客層も非常に幅広くなるため、単価の高いものから、ヤングファミリーにおける低価格の主力品まで幅広く、めりはりを付けて販売をすることについて、検討を進めながら準備をしている」と語った。

初年度売上高構成比は、生鮮で38.4%、デリカで14.8%、グロッサリー46.8%を想定。生鮮・惣菜で53.2%の過半となる。SKU数では生鮮が約1250、デリカが約380、グロッサリーが約1万2050で、全体では1万3680と、品揃えの幅を広げている。

ヤオコー府中フォーリス店概要

住所/東京都府中市宮町1-41-1

オープン日/2021年5月25日

営業時間/10時~21時

駐車台数/968台(駐輪場1075 台、商業施設全体)

延べ床面積/3685 ㎡(1114 坪、ヤオコー床面積)

店舗面積/2595 ㎡(785坪、ヤオコー売場面積)

店長 /本間孝裕

従業員/正社員27人、パートナー・ヘルパー・アルバイト202人(延べ人数)

年間売上予定/初年度45億円

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