社長

  • 2023.08.07

    ザ・トップマネジメント バローグループの「現在」 バローホールディングス 小池孝幸社長

    生鮮に強いデスティネーション・ストアの店を拡大しつつ、これからは多業態抱えるグループの強みにさらに磨き ――「中期3ヵ年経営計画」(2022年3月期~24年3月期)の最終年度の総括は。 小池 大きいところでは、「商品、顧客、社会を繋(つな)ぐというところに向けて」という中長期の話の中でやっているが、やはり商品のところでは、商品力を向上させるのは製造小売業を進化させることだろうなと思ってやってきている。顧客、社会をつなぐというところではDXを使って、情報連携していくところをやってきている。 大体のところはうまくいっている。この中計でやろうとしている「繋がっていこう」というところに関しては、具体的…

  • 2023.01.05

    ザ・トップマネジメント 2023年の視座と戦略 カスミ 山本慎一郎社長

    新フォーマットの「ブランデ」はR&Dの位置づけで実験繰り返す、本来のバリュープライシング、人でしか出せない価値を追求 ――2022年には新フォーマットとして地盤である茨城県つくば市内に「BRΛND(ブランデ)」を2店出店した。改めてその意図と現状は。 山本 ブランデで一番ポイントになるのは、これはわれわれのR&D(研究開発)であるということ。これをどれだけ展開するのか、次の手などに関心が寄せられるが、もちろん、「次」も考えるが、そもそもブランデは「混ぜ合わせる」との名前のとおり、いろんなものを混ぜ合わせてみようということで取り組んでいる。 つまり、いまのストア、スーパーマーケッ…

  • 2023.01.02

    ザ・トップマネジメント 2023年の視座と戦略 ヤオコー 川野澄人社長

    価格コンシャス効果もあって下期から既存店客数も前年クリア、値上げ局面はハイ&ローで安さ演出+ミールソリューション強化の両にらみ ――2022年を振り返ると。 川野 22年は、原料高に伴う値上げが大きく進んだ1年だったと思う。われわれにとってみれば、仕入れ価格が上がると同時に非常に光熱費が上がった。それが損益に大きなインパクトを与えた年になった。 売上げについては、値上げに伴って節約志向が非常に強まると懸念していたが、特に下期に入ってからは、当社では客数も前年より若干増えている状況(既存店客数前年比4月~9月が98.9%に対し、10月101.2%、11月101.5%)。 単価のアップに対…

  • 2023.01.01

    ザ・トップマネジメント 2023年の視座と戦略 ライフコーポレーション 岩崎高治社長

    付加価値や生産性向上による収益改善、賃金上昇の流れを作り、小売業を魅力ある産業へ ——2022年はセントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店(東京・渋谷)、カメイドクロック店(東京・江東)、西荻窪店(東京・杉並)、ビエラ蒔田店(横浜市南区)など、旗艦店クラスの出店が続いた。これらの新店の売上げなどの進ちょく、計画と異なる良い部分、悪い部分はあるか。 特に西荻窪店は店舗がなかった杉並区への出店、ビエラ蒔田店は知名度が低く、横浜市内でも空白地帯だった横浜市南部への出店となった。これらの空白地帯について、今後ドミナント形成を急ぐか、それとも既存のドミナントエリアの形成強化を優先するか。 岩崎 今年度…