• 2022.12.24

    外飲みは厳選、年末の自宅パーティラッシュを全面サポートする|「これは押さえたい」酒編・2022年月12月

    酒文化研究所 山田聡昭 12月の酒類販売のテーマはホームパーティ。値上げや物価高で財布のひもを締めるお客も、決して節約一辺倒ではない。さらにコロナ禍でレジャー費が減り、実は預貯金が増えている人も少なくない。ここぞという「機会」を想起させて、酒類のグッドチョイスを誘導する。 スパークリングワイン 乾杯はパーティのスタートのシンボルだ。どんな酒を選ぶかでその集まりの性格が出る。特に酒にこだわりがない人たちならビールを選ぶだろう。 こだわりの地酒好きは日本酒だが、スパークリング清酒やアルコール度数が低めの酒をチョイスするかもしれない。ちょっと華やかに、さらにおしゃれにしたかったらお勧めはスパークリン…

  • 2022.03.28

    フーコット昭島店の酒売場考察、ヘビーユーザーを徹底的に深掘りする品揃え

    新宿から電車で最短33分、都心への通勤、通学の便が良い最寄り駅の東中神駅の周辺は、1967年につくられたUR東中神団地を中心に集合住宅が目立つ。この団地は老朽化に伴い、URが近くに新たに造成した土地での建て替えが始まっており、これが終われば、駅に隣接する現在の団地の跡地に新しい住宅をつくるという。 今後も周辺の人口は増加が見込める地域であることは間違いない。フーコット昭島店はこの東中神駅から徒歩10分足らずの開発地域に立地する。周りにはまだ何もないが、そばに広大な国営昭和記念公園があり、豊かな自然と都心への良好なアクセスのある地域として、これから発展が期待される。 店を訪れたのは平日の16時前…

  • 2021.09.02

    フーコット飯能店で圧巻の酒売場分析、ヘビーユーザーに応える大衆酒特化戦略を解説する

    ヤオコーのディスカウントフォーマットとして注目されるフーコット飯能店。決済は現金のみ、冷蔵什器の使用を極力抑えるなどコストを削減して低価格を実現する。 酒売場にもこの方針が貫かれ、酒のヘビーユーザーの支持を集めそうな売場に仕上がった。その特徴をフロアレイアウト、什器、品揃え、価格設定の順に見ていこう。 酒売場は第3主通路突き当たりのベストポジション、売場全体の1割を配分 酒売場の売場位置はワンウエーにコントロールされた第3主通路の突き当たりで、入店したお客は青果、鮮魚、精肉、惣菜、日配と進んで、最後に酒売場と出会う。この位置は一般的なスーパーマーケット(SM)の酒類販売には最適だ。 理由は2つ…

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