近畿圏ライフ中崎町駅前店がオープン、コンパクトな都心型駅前店としてセルフレジやキャッシュレスを強化
2022.04.21
2020.11.16
ライフコーポレーションは11月11日、大阪市北区にライフ中崎町駅前店をオープンした。全社で277店目、近畿圏では157店目となる。大阪市北区では4店目の出店となった。
大阪メトロ谷町線中崎町駅から南方面に約50mに場所に立地。駅周辺にはオフィスや教育施設が点在しており、駅の利用客はオフィスワーカーや学生が多いことが特徴となっている。
店舗周辺には集合住宅、戸建住宅、教育施設、事業所、商業施設が混在する。店から半径500m圏内の一次商圏の年齢別人口構成は、大阪府平均と比較して20~40代が高く、単身世帯の割合が66.5%と大阪府平均を28.9ポイント上回るなど、単身世帯が圧倒的に多いエリア。
都心部へのアクセスの良さから、近年はマンションを中心に住宅開発が著しく、人口・世帯数ともに増加傾向にある。2010年~15年の間の半径500m圏の人口は18.6%増、世帯数は19.5%増という高い伸びを示している(商圏データは15年国勢調査・1kmメッシュ集計情報に基づく)。
建物1階への出店で売場面積は約269坪と小型だが、駅利用客、さらに周辺に多い単身世帯の需要を捉え、時短・簡便商品や惣菜を充実させている他、特に小量目商品の品揃えを拡充。個包装や野菜のばら売り販売を実施するなど、必要な量に応じて商品を買えるような売場としている。
農産のカット野菜コーナーでは、カットサラダの他、これからの季節、ニーズが高まる「鍋野菜セット」を「1人前」から展開する他、水産では電子レンジ調理の「骨まで食べられる魚」「骨取り魚」シリーズをコーナー化。刺身コーナーでも小量目の商品を組み合わせて買えるようにしている。
畜産でも少量パックを展開する他、日配では乳製品のヨーグルトコーナーで食べ切りサイズを強化。惣菜売場でも昼食、夕食の需要に応える「食べ切りサイズ」を充実させている。時間帯別でも昼食、夕食のピークタイムに合わせて出来たての商品を提供するように努める。
オーガニック、代替商品などを品揃えに取り入れる
また、コンパクトな売場ながら健康志向の高まりを受け「身体にやさしい」商品の品揃えを強化した。
在宅時間の長時間化もあって健康志向が高まっているとみられる中、素材にこだわった「身体にやさしい」商品を品揃えする。トレンドに対応した売場とタイムリーな食の情報発信を通じて、健康な食生活の提案に努める。
安全・安心にこだわった有機JAS認証取得の有機(オーガニック)農産物や世界的なトレンドとなってきている「植物性タンパク質」を使用した商品も品揃えした。
他、手軽に利用できる栄養補助食品をコーナー化した他、朝食提案として納豆、ヨーグルト、シリアルの品揃えを強化。惣菜でも健康に配慮した弁当を多数そろえる。
サービス面では駅前立地ということもあってショートタイムショッピングを意識。レジの面では、セミセルフレジやセルフレジを導入することで買物時間の短縮につなげる。そのうち3台はキャッシュレスのフルセルフレジとするなど、非接触に関心が高まっている「新しい社会環境」に対応する。
また、惣菜売場を出入口近くに配置し、オフィスワーカーが限られた休憩時間などに素早く買物を済ませられるように配慮している。
ライフ中崎町駅前店
所在地/大阪府大阪市北区万歳町2-15
オープン日/2020年11月11日
営業時間/9時30分~24時
駐車場/なし
建物構造/鉄骨造り地上2階建て塔屋付き建物
売場面積/890㎡
年間売上目標/15億円
店長/藤田隆文
従業員数/68人(社員16人、パートナー52人)
世帯数人 口(人)/0~0.5㎞圏7448世帯(1万1759人)、0~1㎞圏2万8412世帯(4万5501人)