ヤオコー深谷上野台店が新装開店、売場面積を拡大、地域密着の商品を強化
2023.08.04
ヤオコーは深谷上野台店を8月4日、新装オープンした。


ヤオコー深谷上野台店は、JR高崎線深谷駅から約820m、県道62号線に面した車通りの多い地域に位置している。オープンは1994年8月23日で、オープンから30年、直近の改修からは17年が経ち、設備の老朽化と設備の使い勝手が悪くなっていたこともあって、今回、新店同様に建て替え刷新を実施した。
今回の新装オープンでは、建物の配置を見直すことで駐車場へのアクセスを改善させた他、店舗面積も121坪増加し、552坪に拡大、マーチャンダイジング(MD)の拡充を図った。埼玉県北エリアのドミナントの中核店舗としてシェアアップを図っていく。
長年の課題であった渋滞ストレス緩和、利便性向上のため、南側の出入口の位置を変更し、両側の道路からの出入りできるようにした。
出店1km圏内における人口は 40~50歳代、次いで70歳代以上がボリュームゾーンとなっている。単身者・二人世帯が6割強を占めている。商圏が広がるにつれてヤング層、3人以上の世帯の比率が高くなっており、ヤオコーとしてはターゲットとして取り込みたい意向だ。
SKU数は生鮮が1040、デリカが300、グロッサリーが1万2500の合計1万3840。直近の年商は約18億円だったが、リニューアルに伴ってこれを2桁増の21億円まで高める計画。売上高構成比計画は生鮮34%、デリカ17%、グロッサリー49%としている。
地域密着の商品を強化
精肉は、地元深谷市の和牛「尾熊牛」を値頃で販売する。月に一度「尾熊牛祭り」を開催し、希少部位も品揃えする。また、豚肉のしゃぶしゃぶ盛り合わせや、おつまみとして鮮度の良い馬刺しやローストビーフを提案する。

鮮魚は、本マグロを強化し、小量目から大量目まで豊富に品揃えする。オープン日は、海鮮漬けと開店記念盛り合わせが目玉となっている。近海魚売場では、旬の変化や鮮度感の打ち出し以外にも、対面販売による、「その時期の一番おいしい食べ方の提案」を行っていきたいとしている。


青果は、地元野菜に力を入れる。既存店同様、売場先頭の壁面に特設コーナーを設置し、地産地消を打ち出していく。


デリカでは、魚惣菜の「漁火(いさりび)」シリーズを強化し、商品数をリニューアル前の約2〜3倍に拡大。平日と週末で売場に変化を付け、時間帯に合わせた出来たて商品を提供する。また一部の店舗で導入されている、ローストビーフ丼も展開する。

寿司は、「寿司屋のおつまみ」や「店内手作り海鮮茶わん蒸し(冷やし)」を新たに提案、「もう1品」のおつまみ、おかずを品揃えする。つまみの品揃えは「鮭の荒煮」「かにの酢の物」「たこの酢の物」「寿司屋のペペロンチーノ風」が新たに加えた。
ランチニーズには「SUSHI BOWL」などを展開し、夕方からは握り寿司の豊富な品揃えを実現する。


ベーカリーでは、自社工場で製造した杏仁豆腐の上に、イチゴとブルーベリーを載せたスイーツを展開。また、曜日やイベントに合わせてサイズを変更したピザを、昼・夕方に合わせて焼きたてで提供する。また、昼時にはカレーパンの出来たての対面販売も行う。


日配は、地域として支持の高い「生うどん」に力を入れており、深谷市の製麺会社「新吉」の商品などを展開する。その他、簡便性の高いゆでうどんでもアレンジメニューの提案を実施する。

ドライ食品は、「パスタ」を中心としたイタリアンの提案を生鮮部門とクッキングサポートと連動して行っていく。そのため、第1主通路奥にあるクッキングサポートに隣接するグロッサリーのゴンドラにイタリアンコーナーを設置している。
クッキングサポートと連動して提案を行う クッキングサポートと隣接したゴンドラでイタリアンを展開
ヤオコー深谷上野台店 概要
所在地/埼玉県深谷市上野台3028−1
店長/萩原 典幸 (副店長 児玉 章廣)
店舗面積/1826.44 ㎡(552.50坪、ヤオコー売場面積)
延べ床面積/2533.80 ㎡(766.47坪、ヤオコー床面積)
新装オープン日/2023年8月4日
営業時間/9時~21時30分
駐車台数/188台
駐輪台数/89台
従業員/正社員16人、パートナー・ヘルパー・アルバイト102人(延べ人数)
テ ナ ン ト/サンドラッグ(ドラッグストア、8月7日オープン)、東和銀行(ATM、8月4日オープン)