「無印良品500 ユアエルム八千代台」が千葉市花見川団地最寄り駅にオープン

2023.09.01

無印良品を展開する良品計画は、花見川団地(千葉県千葉市)の最寄り駅京成本線八千代台駅東口に直結する店舗として、9月8日に「無印良品500 ユアエルム八千代台」※1をオープンする。

※1 「無印良品500」は、暮らしの基本を支える商品の提供を目指し、500円以下の日用品や消耗品を中心に集めた新業態の店舗

良品計画は、「店舗は各地域のコミュニティセンターとしての役割を持ち、地域の皆さまと課題や価値観を共有し、共に地域課題に取り組み、地域への良いインパクトを実現すること」を使命の一つとして掲げている。

中でも花見川団地では、2021年以降独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と関連会社であるMUJI HOUSEによる「MUJI×UR団地まるごとリノベーション」に取り組むとともに、2022年5月には、千葉市、UR都市機構、MUJI HOUSEと良品計画の4者で、「花見川団地を拠点とした地域生活圏活性化に関する協定書」を締結し、団地内の商店街や広場も含めたリノベーションを進めるとともに、住民参画型ワークショップや団地商店街と公園をつなぐ賑わい・交流創出イベントとして団地マルシェなどを開催してきた。

2022年10月からは、花見川団地商店街内に毎週土曜日にPOP-UPストアを開店し、日用品の販売やリユースの取り組みを通じて、地域住民との双方向のコミュニケーションを図り、課題やニーズの把握を行っている。

日用品の購入の場としてはもちろん、高齢者の方も多い花見川団地住民に必要な商品を届けるために、POP-UPストアでは商品リクエストをうかがい、次回訪問開店時に持参して店頭にて渡すなどの「御用聞き」も行っている。

さらにPOP-UPストアは、無印良品スタッフと団地住民、住民同士が交流を求めて立ち寄り、会話を交わすコミュニケーションの場にもなっており、団地での会話や経験をこのたびの店づくりや品揃えに活かしている。

良品計画が出店する「ユアエルム八千代台店」は、ユアエルム京成が1977年に開業し、買い物をするだけでなく人々が集うことができる場の提供も積極的に行い、長きにわたり地域の方々に寄り添い生活を支えてきた商業施設。

「無印良品500 ユアエルム八千代台」は、暮らしの基本を支える無印良品の商品展開だけではなく、地域の魅力を発信し、「ヒト」と「もの」が集まる地域のプラットフォームとして「感じ良い暮らしと社会」の実現に取り組んでいく。

生活の基本を担う日用品を中心とした品揃え

毎日の暮らしに必要な日用品や消耗品を中心に、品質の良い商品を手に取りやすい価格で提供する。

約1年にわたる近隣のPOP-UPストアの運営による団地住民とのコミュニケーションをもとに「無印良品500ユアエルム八千代台」の品揃えを検討し、日用品の他に地域のお客に必要とされているインナーや日常着、収納用品などを取り揃える。また、駅前の利便性を生かし、日々駅を利用される方にとっても便利で使いやすい服飾雑貨や携帯用品なども充実した品揃えだ。

駅と団地、人を繋ぎ、地域の情報を発信

周辺地域や花見川団地で開催される地域イベントなどの情報を発信する「みんなのまちの掲示板」を店内に設置する。

地域の方々が主催するワークショップ情報や、地域ならではの店舗や商品の紹介など、居住していても意外と知らない自分の街の情報が得られる地域情報発信の場として、地域のみなさまと共に作りあげる掲示板だ。

リサイクル・リユースの推進

回収ステーションを設置し、プラスチック用品、プラスチックボトル、衣料品、紙製ハンガー・フックなどを回収して、不要になったものを循環させる取り組みを行いる。

花見川団地のPOP-UPストアでは、「古紙になるはずだった本(古本)」として絵本や書籍の販売や、「つながる絵本プロジェクト」として不要になった本の回収※2を実施している。「無印良品500 ユアエルム八千代台」でも回収の本を受け取る。

※2 回収後は協力会社へ引き渡し、買取査定金額分の絵本が千葉市を通して公立保育所へ寄付される。

なお、花見川団地商店街内POP-UPストアの運営は引き続き継続する。駅よりさらに生活圏へと入っていくことで、リアルなお困りごとやニーズを聞き取り、今後の暮らしを見据えた無印良品の商品やサービスの開発へ生かしていく予定だ。

無印良品500 ユアエルム八千代台の概要

店舗: 無印良品500 ユアエルム八千代台
所在地 :〒276-0032 千葉県八千代市八千代台東1-1-10 ユアエルム八千代台3F
オープン予定日 :2023年9月8日(金)
営業時間 :10:00 – 20:00
売り場面積 :138坪(約455.54m2)

お役立ち資料データ

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