ライフコーポレーションが「ビオラル」のショップを大船駅直結の施設グランシップにオープン
2022.04.22
2021.07.09
ライフコーポレーションは7月15日、JR東海道線、横須賀線、京浜東北線の大船駅直結の大型複合施設「グランシップ(GRAND SHIP)」1階にオープンする「FOOD & TIME ISETAN OFUNA」内に「ビオラル」のショップをオープンした。
なお、グランシップ内には今年2月に同社ライフグランシップ大船駅前店がオープンしている。
ビオラルは、「オーガニック・ローカル・ヘルシー」をコンセプトとし品揃えを特徴とするフォーマットで、16年6月に近畿圏の大阪市西区に1号店となる靭店をオープン。昨今のオーガニック市場の拡大も背景として支持を拡大してきた。特に昨年からはコロナ禍のお客の意識の変化などもあって売上げが急増する中、12月に首都圏1号店となるビオラル丸井吉祥寺店(東京都武蔵野市)をオープンしている。
また、丸井吉祥寺店オープンに先立って首都圏も含む既存ライフ店舗にビオラルで取り扱っている商品を販売するビオラルコーナーの設置を進めてきたが、首都圏では124店中59店、近畿圏では158店中14店に導入済み。特に近畿圏で今後積極的に導入を進めていくという。全282店中73店ということで、約4分の1の店に導入されていることになる。
さらに、3つのラインで展開していたプライベートブランド(PB)の1つ、「ライフナチュラル」のラインを転換する形で誕生したフォーマット名と同名の「ビオラル」のPBも開発。7月15日現在で123アイテムに増加し、上期目標の150アイテムに向けて順調に開発が進んでいるという。
約50坪の売場で約3000アイテムを展開
靭店は約292坪のフルラインのスーパーマーケットであるのに対し、丸井吉祥寺店は82坪と「ショップ」のような規模であるが、今回も約50坪の「ショップ」スタイルとなる。
丸井吉祥寺店に続き、実質的な首都圏2号店として21年2月6日、ライフさいたま新都心店(さいたま市大宮区)に約47坪の大型ビオラルコーナーを新規導入、今回の大船の店は首都圏3号店ともいうべき店となった。
丸井吉祥寺店は約4000アイテム、さいたま新都市店は約2000アイテム、今回はさいたま新都心店とほぼ同じ規模であるが、アイテム数は約1.5倍の約3000アイテムをそろえている。商品構成上の大きな特徴は、農産がないことと惣菜の対面販売がない点。丸井吉祥寺店には両方、さいたま新都心店には惣菜の対面販売が導入されていることから、その分、面積対比ではより多くのアイテムをそろえることが可能となった。
今回は地下の店で生鮮、惣菜を展開していることから、カテゴリーを絞ったという側面もある。ただし、惣菜のうち弁当については販売している。
今回、標準店と同じ施設への出店ということで、ライフからビオラルへ、あるいは逆にビオラルからライフへといった送客効果も見込む。
丸井吉祥寺店は上振れ、さいたま新都心も改装のタイミングで導入となったが、直営の売上げも上がるなど確実に手応えを感じている。
また、近畿圏の2号店も近々にオープンの見込みであるという。
店舗概要
所在地/神奈川県横浜市栄区笠間2-2-1(グランシップ1階)
オープン日/2021年7月15日
営業時間/10時~21時
売場面積/164.3㎡