ライフコーポレーションが「ビオラル」のショップを大船駅直結の施設グランシップにオープン

2021.07.09

2021.07.19

ライフコーポレーションは7月15日、JR東海道線、横須賀線、京浜東北線の大船駅直結の大型複合施設「グランシップ(GRAND SHIP)」1階にオープンする「FOOD & TIME ISETAN OFUNA」内に「ビオラル」のショップをオープンした。

専門店のような形で、約50坪のコンパクトな売場で出店している。商品にそれぞれこだわりがあるからこそ、POPの他、デジタルサイネージなども活用し、情報提供を図っている

なお、グランシップ内には今年2月に同社ライフグランシップ大船駅前店がオープンしている。

ビオラルは、「オーガニック・ローカル・ヘルシー」をコンセプトとし品揃えを特徴とするフォーマットで、16年6月に近畿圏の大阪市西区に1号店となる靭店をオープン。昨今のオーガニック市場の拡大も背景として支持を拡大してきた。特に昨年からはコロナ禍のお客の意識の変化などもあって売上げが急増する中、12月に首都圏1号店となるビオラル丸井吉祥寺店(東京都武蔵野市)をオープンしている。

また、丸井吉祥寺店オープンに先立って首都圏も含む既存ライフ店舗にビオラルで取り扱っている商品を販売するビオラルコーナーの設置を進めてきたが、首都圏では124店中59店、近畿圏では158店中14店に導入済み。特に近畿圏で今後積極的に導入を進めていくという。全282店中73店ということで、約4分の1の店に導入されていることになる。

さらに、3つのラインで展開していたプライベートブランド(PB)の1つ、「ライフナチュラル」のラインを転換する形で誕生したフォーマット名と同名の「ビオラル」のPBも開発。7月15日現在で123アイテムに増加し、上期目標の150アイテムに向けて順調に開発が進んでいるという。

約50坪の売場で約3000アイテムを展開

靭店は約292坪のフルラインのスーパーマーケットであるのに対し、丸井吉祥寺店は82坪と「ショップ」のような規模であるが、今回も約50坪の「ショップ」スタイルとなる。

丸井吉祥寺店に続き、実質的な首都圏2号店として21年2月6日、ライフさいたま新都心店(さいたま市大宮区)に約47坪の大型ビオラルコーナーを新規導入、今回の大船の店は首都圏3号店ともいうべき店となった。

丸井吉祥寺店は約4000アイテム、さいたま新都市店は約2000アイテム、今回はさいたま新都心店とほぼ同じ規模であるが、アイテム数は約1.5倍の約3000アイテムをそろえている。商品構成上の大きな特徴は、農産がないことと惣菜の対面販売がない点。丸井吉祥寺店には両方、さいたま新都心店には惣菜の対面販売が導入されていることから、その分、面積対比ではより多くのアイテムをそろえることが可能となった。

今回は地下の店で生鮮、惣菜を展開していることから、カテゴリーを絞ったという側面もある。ただし、惣菜のうち弁当については販売している。

今回、標準店と同じ施設への出店ということで、ライフからビオラルへ、あるいは逆にビオラルからライフへといった送客効果も見込む。

丸井吉祥寺店は上振れ、さいたま新都心も改装のタイミングで導入となったが、直営の売上げも上がるなど確実に手応えを感じている。

また、近畿圏の2号店も近々にオープンの見込みであるという。

国産有機玄米を使用した弁当(598円~798円、本体価格、以下同)は丸井吉祥寺店で非常に支持率が高く、今回SKUを増加。ソイミートを用いた商品なども展開している。弁当は下の店の惣菜のバックヤードで製造するなど、インフラを生かしている
ビオラルではその場で作るピーナッツバターを展開しているが、今回初めて、有機のピーナッツバターを導入した
自家製の天然酵母や添加物をできるだけ使わないパンづくりにこだわる「タマヤパン」の商品を展開しているが、今回、新しく菓子パンを導入
近畿圏の靭店では展開しているが、米の量り売りを首都圏で初めて展開。パック商品では有機玄米も訴求している
丸井吉祥寺店のカフェで販売しているソフトクリームの新商品の「沖縄の塩ソフトブルー」を販売。青い色はスピルリナから抽出した天然の色素を使用しているという
PBの新商品として化学調味料を使わないぬか床を開発。コロナ禍でぬか床の需要が高まっている中での商品開発。その下には平飼いの鶏の卵で作ったマヨネーズ。アミノ酸不使用
生鮮食品を扱わない半面、冷凍食品は強化。水産では干物だけでなく、丸物も冷凍で商品化。水分子を振動させることで短時間での冷凍を可能にしたCAS(セル・アライブ・システム)冷凍を用いた商品化で、できるだけ細胞が壊れないようにすることで品質を保つことができる
畜産でも、冷凍で有機の国産牛肉を初めて展開
加工肉の冷凍も初めて展開。保存性に優れる他、添加物が減らせることがメリットとなる
冷凍のスープを開発。3SKUで展開。製造はクイーンズ伊勢丹を展開するエムアイフードスタイルで、クイーンズ伊勢丹のPBとは原料を変えているという
冷凍のミールキットでも「ビオラル」のラインを初めて展開。需要が上がっている分野であることから、通常のラインを含めて強化していく
飲料ではオーガニックのビオコーラも取り扱う他、クラフトコーラなど話題の商品も品揃え
ビールやワインなど酒もコンパクトな売場で展開
オーガニックコスメは丸井吉祥寺店で予想以上に好調であったことから、今回も継続的に展開を強化

店舗概要

所在地/神奈川県横浜市栄区笠間2-2-1(グランシップ1階)

オープン日/2021年7月15日

営業時間/10時~21時

売場面積/164.3㎡

お役立ち資料データ

  • 原理原則を知る②-値入ミックスの極意-

    企業活動において、非常に重要となる価格設定ですが、その原理原則についてポイントをまとめたのが本資料です。 ニューノーマルが求められる現在においても、基本的なことを改めて振り返っていただければと思います。 ①値入ミックスとは何か? ②活用しやすい業態、条件 ③具体シミュレーション方法  

  • DX推進で陥りがちな間違いと対策

    本資料は、DX推進で陥りがちな間違いについて、経営と現場のすれ違いを減らす手法を提案することで、 成果に繋がるDXに繋げていただくことを目的に作成しております。 DX失敗のプロセス DX(デジタルトランスフォーメーション)への誤解 経営と現場のすれ違い事例 「仮定の検証」してますか? 全体最適のために必要なこと 本部がもう少し考え抜くと… 推進していくDXに欠かせないもの  

  • 業界寡占が進む「ドラッグストア」の強みと弱み

    新型コロナウィルス発生後、スーパーマーケット同様に売上好調であるドラッグストア業態。 業界は寡占化が進みつつあります。 改めて業態としての強みと弱み、また歴史を振り返りつつ、今後どのなるのか? 業界編集長の野間口氏にまとめていただきました。 ・ドラッグストア業態の「強み・弱み」 ・ドラッグストア業態の「過去と未来」