ファミマがPPIHグループ等とリテールメディア事業での協業に関する覚書を締結
2023.04.28
ファミリーマートは、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)、カイバラボ、伊藤忠商事株式会社、データ・ワンとリテールメディア事業での協業に関する覚書を締結した。

今回の取り組みにより、ファミリーマート及びデータ・ワンのデータとPPIHグループのデータを掛け合わせることで、両社の持つ「会員データ」と「取扱商品数データ」がそれぞれ大きく拡充し、更に大規模かつ効果的な広告配信の基盤を構築するとともに、各社の保有するデータ及びメディアを連携させ両社グループのリテールメディア事業を加速していく。
1.協業の覚書締結の背景
ファミリーマートは親会社である伊藤忠商事およびデジタル広告配信事業を行うグループ会社のデータ・ワンと共に、消費者の生活導線を一気通貫する新たなリテールメディア事業の創出を目指している。
またPPIHグループは、自社アプリ会員データおよび購買導線上の消費者接点を活かした広告事業を展開し、変化していく消費者ニーズや顧客体験の向上に、メーカーと「協働」で応えつづけることを目指している。
今般、両社の目指す方向性が一致したことからファミリーマートは、データ・ワンを通じ、PPIHグループと、各社の保有するデータ及びメディアを連携させ両社のリテールメディア事業を加速することを目指して協業の覚書を締結した。
2.協業の内容
ファミリーマート及びデータ・ワンのデータとPPIHグループのデータを掛け合わせることで、大規模かつ効果的な広告配信の基盤を構築する。来店するお客の購買を捉える範囲を広げてお客の理解度を高めることで、お客の興味や関心により合致した情報提供を行うとともに、メーカー等の広告主にとってもより効果的な広告配信を実現する。
また、データの掛け合わせに加えて、全国のファミリーマート3,000店以上に設置されている国内最大級のサイネージネットワークと、PPIHグループ全業態(DS、GMS)で導入を強化している店内パネルサイネージを連携させることにより、広告の相乗効果の検証や新たな広告商品の開発も推進していく。
デジタル接点であるインターネット広告とリアル空間の店舗におけるサイネージ広告等を組み合わせることで、来店時のみならず来店前から来店後までの消費者の生活動線を一気通貫した、より効果的な広告配信が可能となる。
