• 2022.12.21

    正月ハレの深追いは禁物だが、テーマが少ない月、マンネリ防ぐためのめりはりを|「これは押さえたい」鮮魚編・2023年1月

    エバーフレッシュ研究所代表 堀内幹夫 1月の売上対策は大きくは3つ。①鍋物関連(鍋物材料、鍋セット)、②寒魚、③ブリ(養殖・天然)だ。 1月はテーマは少なく、これらの売場展開がロングランとならざるを得ない月だ。マンネリにならないよう、上手に商品を出し入れし、強弱を付けながら売上最大化を狙う。 2023年の年始は、元旦(日)、2日(月、代替休日)が週末となり、昨年と同様に年明けの祝賀ムードも2日間に集中、短期化傾向だ。よって正月ハレ商材の深追いは禁物となる。 1月7日(土)の七草、1月9日(月)の成人の日は、大きな売上げは望めないが第1週のポイント。1月14日(土)、15日(日)は大学入学共通テ…

  • 2022.12.16

    ID-POSで分かった消費者の購買行動|鍋つゆを展開するときにどのような食材を訴求すべきか? 同時購買と関係性の両方を押さえることで見えてくる世界

    分析:株式会社True Dataデータマーケティング部 竹村博徳データ出典:True Data、業態:食品スーパーマーケット、以下同 最初に図表①で「鍋つゆ」のトレンドを確認したい。 まず、前提として今回の「鍋つゆ」の定義から。True Dataの分類で「鍋つゆ」が含まれる「めんつゆ・ラーメンスープ・鍋つゆ・白だし」カテゴリーのうち、商品名に「鍋」「なべ」「ナベ」が入っている商品をピックアップしている。 その上で、「鍋つゆ」のトレンド全体ではやはり12月が伸びているということになる。分析では2021年12月を起点として、どういった「味」が買われているのか、また、メイントピックとしてどのような食…

  • 2022.11.15

    秋冬の定番のキャンプ飯や鍋もひと工夫で今年らしく|「これは押さえたい」グロサリー編・2022年11月

    フロントオフィス企画 近藤 智 冬の賞与シーズンとなり高額品の購入や貯蓄など思案するころとなる。 すき焼きなど鍋用牛肉ではA4、A5など肉質の等級を上げ、刺身盛り合わせ、プレミアムビール、ワインなど高額商品を品揃え訴求したい。 具材だけにこだわらず、料理をおいしくする「魔法の水産乾物」を特集訴求して、おいしさとぜいたく感を演出したい。 加工食品 作って楽しく、食べておいしくキャンプ飯! 書店ではキャンプ料理本が数多く見受けられる。アウトドアだけでなく、ツーバーナーを使い、家庭の台所でも作ることができる。新型コロナ禍の「巣ごもり」を楽しめることを訴求したい。 ポイントはたき火台を使用したレシピを…