ユニクロペイの使い方とは?メリットや初期設定方法、実店舗での使い方などを解説
2022.04.22
2021.10.29

2021年01月19日から、ユニクロアプリにキャッシュレス 決済サービス「UNIQLO Pay(ユニクロペイ)」が搭載された。ユニクロペイは2021年10月現在、ユニクロやGUの店舗、ユニクロのオンラインストアで利用できる。銀行口座やクレジットカード情報をあらかじめ登録すれば、買い物にかかる時間の短縮が期待できる。
ここでは、ユニクロペイの特徴や利用メリット、具体的な登録法や活用法などを解説していく。
目次
ユニクロペイの3つのメリットで会計時間が大幅に短縮できる

ユニクロペイの利点は、会計にかかる時間の短縮にある。これまでのユニクロアプリも不自由を感じるほどではなかったが、ユニクロペイなら従来の時間を約40%も短くできるという。ここでは、会計時間短縮にかかわるユニクロペイの3つの特徴を解説していく。
会員証をかざすだけで決済を終えられる
従来のユニクロアプリでは、会員証(バーコード)を読み込んだあとに決済の手続きが必要だった。つまり、スマートフォンを出したあとにクレジットカードなどを読み込んだり、現金を出したりする手間がかかっていた。
しかし、ユニクロペイを使えば、会員証の提示と決済を一度に終えることができる。会員証と支払いが一体化することで、いくつもの手続きを省ける。
あらかじめ支払い方法を登録しておくだけで、アプリを財布代わりに使えるようになる。
決済方法は銀行口座もしくはクレジットカード情報を登録しておくだけ
ユニクロペイの決済方法としては、銀行口座からの引き落としもしくはクレジットカード支払いの2つが用意されている。
ユニクロアプリの会員証から、どの支払方法にするか、使用する銀行口座(もしくはクレジットカード)をあらかじめ登録しておくだけ。一度登録すれば、買い物するたびに選択する必要がない。事前にチャージする手間も必要なく、支払い方法をユニクロペイにするだけで買い物を終えることができる。店舗での利用方法については後述する。
クレジットカード決済でもサインや暗証番号の入力が不要に
ユニクロペイに登録できる銀行は、三井住友銀行や三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行といった都市銀行と18の地方銀行(2021年10月現在)。利用登録できる銀行は続々と増えつつある。
銀行口座払いは、金融機関が提供している決済サービスBank Payと提携している。これは、全国の金融機関が加盟している日本電子決済推進機構によって運営されているスマホ決済サービスで、その基盤はデビット決済サービス(J-Debit)にあるため、運用実績も豊富。
クレジットカードの場合は、VISA・MasterCard・JCB・American Expressが利用可能。一度カード情報を登録すれば、買い物するたびにサインしたり暗証番号を入力したりする必要がない。利用後には利用履歴がプッシュメッセージとメールで届く。
ユニクロペイの初期設定方法
ユニクロペイを使うには、ユニクロアプリをダウンロードし、会員として登録。さらに、ユニクロペイの設定を行い、支払い方法を登録する必要がある。
ここでは、ユニクロアプリのダウンロードからユニクロペイの支払い方法の登録までを順を追って解説していく。
①ユニクロアプリをダウンロードと会員登録

ユニクロペイを始める第一歩は、ユニクロアプリのダウンロードして会員登録を済ませる必要がある。ダウンロードは、Google PlayもしくはApp Storeからアプリをダウンロードできる。ダウンロードや会員登録も一切費用が発生しない。
ユニクロのオンラインストアで買い物経験がある場合など、すでにユニクロの会員登録が済んでいれば、IDとパスワードを入力してログインをする。
新規会員登録の場合は、「新規会員登録はこちら」をタップし、必要事項を記入する。

ここで入力するのは、メールアドレスとパスワード、郵便番号。生年月日、性別、メルマガ登録といった項目もあるが、回答は任意となっている。
必要事項を入力後「確認画面へ」をタップし、入力内容を確認すれば登録終了。アプリを使っての買い物が可能になる。
②ユニクロアプリからユニクロペイの登録をスタート
ユニクロアプリに会員登録した人は、ユニクロペイに登録する。
まずは、ユニクロアプリの「会員証」をタップし、「登録・詳細はこちら」を選択。

ユニクロペイの規約に同意したうえで、「はじめる」をタップする。


本人確認のために、SMS認証が行われるため、携帯電話番号を入力。「SMSを送信する」をタップして、送られてきたSNS認証番号を送信する。

③支払方法を選択し、登録完了
ユニクロペイの登録が終了したら、次は支払い方法を登録する。
支払い方法は、銀行口座払いとクレジットカード払いの2とおり。「新しい支払い方法を登録する」をタップして、いずれかを選択する。


銀行口座払いの場合は登録可能な銀行の中から選ぶ必要があるが、登録したい銀行名がない人も順次追加される予定だ。
クレジットカード払いの場合は、VISA・MasterCard・JCB・American Expressのいずれかのクレジットカードが登録可能。カード番号や有効期限、名義など必要事項を入力していく。
アプリの会員証の下に「お支払い情報」として銀行口座やクレジットカード番号の一部が表示されたら、登録は完了する。
ユニクロペイで支払うのは非常に簡単
ユニクロアプリのダウンロード、ユニクロペイの登録を終えれば、あとは実際に買い物をするだけ。以下では、ユニクロペイでの支払い方法を実店舗と
実店舗では3つの手順で簡単に支払い完了

実店舗でユニクロペイを使っての買い物は実に簡単。3つの手順を踏むだけで買い物を終えることができる。
① まずはスマートフォンのアプリを開き、QRコードを表示。
② 会員証をQRコードでスキャンさせる。
③商品をスキャンする。
④ 最後に、支払い方法の選択肢の中から「UNIQLO Pay」を選択。これで支払いは完了する。レジ前での待ち時間もなく、スムーズな清算が可能になるのだ。
ユニクロのオンラインストアでもユニクロペイが利用可能
ユニクロのオンラインストアでも、ユニクロペイを使った買い物ができる。その手順は以下のとおり。
① 購入したいアイテムが揃ったら「購入手続きへ」

②「お届け方法」を選択後「お支払い方法」として提示される選択肢の中から「UNIQLO Pay」を選択。

③ 注文内容・支払い方法を確認して、「注文する」をタップする。

以上で支払いは完了する。
ユニクロペイを活用する3つのポイント
ユニクロペイを利用する手順は非常に簡単だが、利用する上でぜひ知っておきたいポイントがいくつかある。代表的なものとして、利用可能な店舗、支払限度額の有無、銀行口座・クレジットカードの安全性についてなどがある。
ここでは、この3つのポイントについてわかりやすく解説していこう。
ユニクロペイを使えるのはユニクロとGU
実店舗でユニクロペイを使えるのは、ユニクロ・GUの全店舗だ。レジで会員証 (QR コード)をかざせば、現金やクレジットカードを出す手間もいらず、支払いが終了する。手数料も不要である。
ただし、オンラインストアでユニクロペイが使えるのは、2021年10月段階ではユニクロだけ。GUのオンラインストアは、ユニクロペイに未対応なので注意しておこう。
1回の支払限度額・1日の利用限度額が決まっている
ユニクロペイでは支払限度額が決まっている。ユニクロペイの1回の支払限度額は、3万円。1日の利用上限は5万円までとなっている。
実店舗で買い物をしたあとに買い忘れた分をオンラインストアで購入というケースもあるだろう。ユニクロペイの1日の利用金額制限は店舗とオンラインストア利用の合算となっている。実店舗で3万円分購入した場合は、購入できるのは2万円分までとなる。
利用する銀行口座・クレジットカードの本人認証が必須
ユニクロペイで支払い方法を登録すると、その後はクレジットカードの暗証番号などを入力する必要がない。レジでの支払い時間が大幅に短縮できるが、安全性は大丈夫なのかと心配する向きもあるだろう。こうした声に応え、安全かつ安心な利用を可能にするため、決済情報登録時の本人認証が必須となっている。
決済情報登録時、利用する銀行口座やクレジットカードにおいてあらかじめ「本人認証パスワード」が設定されていない場合は、登録画面にエラーが表示される。その場合は、利用している銀行やクレジットカードの本人情報ページで紐づける必要がある。ここで、3Dセキュアやワンタイムパスワードなどの2要素認証を行う必要がある。
さらに、ユニクロペイの登録時にSMS認証を行ったスマートフォンからのみログインできる仕組みになっているので、ユニクロ・GUのパスワードが漏れたという場合の不正利用を防ぐことができる。
また、日ごろから決済を監視するシステムが構築されており、決済状況によっては一時的なアカウントの利用制限ができる。
ユニクロペイで買い物時間の短縮を
上述のとおり、ユニクロペイの一番の特徴は、レジ待ちの時間を短縮できる点にある。ユニクロアプリの会員証の提示と支払いを一体化することで、従来レジにかかった時間の約40%程度の短縮を期待でき、手軽に買い物を終えることができる。
ユニクロの利用頻度多いユーザーは利用を検討してみてはいかがだろうか。