イトーヨーカ堂がリテールメディアを本格的に開始、売場連動型フリーマガジン『はとぼん』スタート
2024.06.28
イトーヨーカ堂は、「食」を中心とした成長戦略を推進しており、さらに成長を加速させるため、2024年3月に「リテールメディアプロジェクト」を発足し、7月1日(月)より本格的にリテールメディアを開始する。
本プロジェクトは、小売業の課題の一つでもある、商品特性や作り手の想いが店頭で十分に伝わらないという課題を解決し、お買物に対する新たな体験価値の提供をより良くすることを目的としている。本取組では、リテールメディアプロジェクトが中心にメーカーと連携し、従来の商取引の関係に加え、価格だけではない価値を中心に据えたコンテンツを創出する。
具体的な取り組みとして、約300万人の利用者を持つイトーヨーカドーアプリ内での広告・クーポンやイトーヨーカドーTV(サイネージ)、ホームページ、LINEなどを活用した情報発信に加え、新たに7月1日(月)からは紙媒体の売場連動型フリーマガジン『はとぼん』をスタートする。
『はとぼん』は、メーカーと連携し、商品開発の背景やこだわりを伝えることで、商品の魅力を深く掘り下げ、商品のストーリーを楽しく読める冊子を目指す。お客の買物体験をより良くするために、デジタルだけではなく、商品の特性や作り手の想いを最大限に伝えることを重視したコンテンツを作成する。そのため、社内に専門の編集チームを新設し、店頭の掲示物からデジタルまで横断したコンテンツの配信を行う。
また、アプリやLINEなどでも同様にコンテンツの配信をしていく予定だ。リテールメディアを通じて、イトーヨーカドーはお客に「商品の良さを伝える」新しい接客の形を実現し、お客のより豊かなお買物体験の向上を目指していく。(『はとぼん』創刊号の一例)《『はとぼん』概要》
■発行日:毎月1日発行
■ページ数:20ページ
■発行部数:5万部
■配布店舗数:イトーヨーカドー42店舗で配布
■配布店舗:アリオ葛西店、アリオ蘇我店、アリオ川口店、アリオ亀有店、アリオ西新井店、アリオ北砂店、アリオ橋本店、アリオ深谷店、アリオ鷲宮店、アリオ上尾店、アリオ市原店、アリオ柏店、グランツリー武蔵小杉店、久喜店、武蔵境店、松戸店、船橋店、上永谷店、昭島店、和光店、我孫子店、三島店、赤羽店、大井町店、南大沢店、能見台店、幕張店、横浜別所店、甲府昭和店、川崎店、木場店、大和鶴間店、湘南台店、立場店、国領店、大宮宮原店、大森店、四街道店、三郷店、ららぽーと横浜店、武蔵小金井店、曳舟店※配布店舗は変更になる場合あり。
第1特集では、イトーヨーカドーのお総菜100品を比較し、ランキング形式で紹介。第2特集では、今年の暑い夏にぴったりなスイーツを紹介している。「はとCafe」では、人気グループ「THERAMPAGE」の吉野北人さんのインタビューを掲載。また、創刊号のメーカー様とのタイアップとして、大塚製薬株式会社の「ポカリスエット」シリーズを特集し、熱中症対策のための効率的な水分補給を解説している。イトーヨーカドーの対象店舗では、『はとぼん』を通じて「ポカリスエット」の製品特性や背景にある想いを伝えるための取り組みを進めていく。(『はとぼん』と売場連動の取り組み一例)例)(『はとぼん』設置状況)
《イトーヨーカドーアプリ》
イトーヨーカドーアプリは会員数約300万人(2024年5月末時点)。アプリ内で広告枠を設置している。アプリ会員は「7iD」に紐づいており、購買行動を基にターゲティング配信が可能で、購買行動を検証することも可能となっている。
《イトーヨーカドーデジタルサイネージ》
イトーヨーカドーの食品売場のレジエリアに、約30インチのデジタルサイネージを設置している。これらのサイネージは、2024年6月時点で117店舗に770台以上設置をしている。食品売場では毎日多くのお客に利用されており、そのお客に向けて商品の訴求が可能となる。さらに、イトーヨーカドーアプリ、『はとぼん』などとの連動により、オンラインとオフラインの両方でお客へアプローチが可能だ。これにより、お客が店舗を訪れる前の商品認知から、店舗での購入を後押しするまで、一貫したコミュニケーションが可能となる。