英国セインズベリーがアマゾンの「ジャストウオークアウト」技術を採用したコンビニをオープン

2022.04.12

2021.12.03

英国のスーパーマーケットのセインズベリーが、米国アマゾンがアマゾンゴーなどで採用する「ジャストウオークアウト」の技術を採用したコンビニ「スマートショップ・ピック&ゴー」をロンドン中心部のホルボーンサーカスにオープンした。

画像はセインズベリーより。他の企業のアプリに技術を搭載したことは大きい

アマゾンは「ジャストウオークアウト」技術を他の小売業に拡大することを表明していたが、今回、初の他国での展開として英国での展開が始まった形だ。さらに今回はセインズベリーの既存の設備を活用した改装の形での導入となったが、これも初めてのことだという。

お客はまず、セインズベリーの「スマートショップ」アプリをダウンロードする。その後、今回のホルボーンサーカスの店の場所を選択することで自身のスマホにQRコードが表示されるようになる。

買物の際は、ゲートでそのQRコードをスキャンして入場。その後は店内で買いたい商品を手に取りながら通常どおりに買物をし、そのまま店を出るだけとなる。精算のレジはなく、当然、レジに並ぶ必要もない。

また、途中で商品をスキャンする必要もなく、店のゲートを通過する際にアプリをスキャンすると登録されているクレジットカード、あるいはデビットカードによってお客が持っている商品に対する支払いが行われる。その後、電子メールでレシートが送られてくるという流れで、これはアマゾンゴーと同様だ。

今回はセインズベリーのスマートショップアプリにジャストウオークアウトの技術を導入した形となる。他の事業者の独自のアプリに入退店、決済、レシート送付などジャストウオークアウトの技術を導入したのはアマゾンにとっても初めてのことになる。

セインズベリーのアプリを使用しているため、今回のスマートショップ・ピック&ゴーを利用するのに際して、アマゾンのアカウントやアマゾンプライムの会員になる必要はない。

アマゾンとしては、お客がすでに慣れている既存のシステムを活用できるという点で、今回の取り組みの意義は大きいと考えているようだ。

ちなみに酒についてはアマゾンゴー同様、店員による年齢確認が必要となる。

お役立ち資料データ

  • noimage

    2025年 下半期 注目店スタディ

    2025年下半期も多数の注目店がオープンしました。25年下半期は特に首都圏に本格進出を果たしたバロー、トライアルの動きが大きな注目を浴びました。11月にバローとして首都圏に初出店を果たしたバローホールディングスは、その非常に力の入った店づくりが業界内外で大きな話題となりました。一方、7月の西友子会社化を経て、両者のマーチャンダイジングを融合した2つの新フォーマットを開発したトライアルは、その店づくりによる話題提供にとどまらず、このわずかな期間にも着実にそれぞれの店数を増やすなど、そのスピード感ある展開も注目です。もちろん、その他の店も注目店満載です。今回も上記2社の店を含む6店について、出店背…

  • 2025年上半期 注目店スタディ

    これまで約30年間続いたデフレ傾向から一変し、インフレ傾向が続く2025年。値上げや人手不足の対策に追われたこの上半期ですが、引き続き注目新店は登場し続けています。今回もその中から厳選した6店舗を独自の視点でピックアップ。今回は出店背景、店舗運営、商品政策(マーチャンダイジング)について、押さえておきたいポイントをコンパクトな資料としてまとめました。引き続き、企業研究、店舗研究、商品研究の他、実際に店舗を訪問するときの参考資料としてご活用いただければ幸いです。 <掲載店舗一覧> ・ヤオコー/杉並桃井店 ・ヨークベニマル/ヨークパーク ・ヨークベニマル/ミライト⼀条店 ・サミット/サミットストア…

  • 2024年上半期 注目店スタディ

    2024年上半期も注目新店がたくさん出ました。今回はその中から厳選した6店舗を独自の視点でピックアップしました。今回もいつものとおり、企業戦略、出店背景、商品政策(マーチャンダイジング)までを拾いながら記事にまとめました。豊富な写真と共にご覧いただければ幸いです。 注目企業の最新マーチャンダイジングの他、売場づくり、店舗運営など、いまのスーパーマーケットのトレンドも知ることができる一冊となっています。企業研究、店舗研究、商品研究の他、実際に店舗を訪問するときの参考資料としてご活用いただければ幸いです。 <掲載店舗一覧> ・ライフ/ソコラ所沢店 ・ヤオコー/武蔵浦和店 ・サミットストア/ららテラ…