ローソンで利用できるキャッシュレス決済とは?|利用できる種類をまとめて紹介

2022.04.22

2021.10.04

スーパーマーケットや量販店、小売店などでキャッシュレス決済ができる店が増えている。店頭で現金のやり取りをせず商品を購入できるため、レジの混雑が緩和されるメリットもあり、利用している客も多い。各コンビニでもキャッシュレス決済サービスを導入している。ローソンで利用できるキャッシュレス決済の種類を紹介する。

ローソンのレジで使えるキャッシュレスはクレジットカードだけではない

出所:ローソン

スーパーマーケットやドラッグストア、ファストフードやファミリーレストラン、駅の売店などさまざまな場所でキャッシュレス決済ができるようになってきたが、コンビニでもクレジットカードをはじめ、電子マネーやバーコード決済などが利用できる。大手コンビニのローソンでも、数多くのキャッシュレス決済が導入されていて、現金以外の支払い方法を日常的に使っている人も多いだろう。

ローソンで使えるキャッシュレス決済の種類を詳しく見ていこう。

電子マネー

全国のローソン全店で、Apple PayやQUICPay、iD、楽天Edy、WAON、Android Payなどの電子マネーが使える。現金ではなくこれらの電子マネーで支払いをしてもPontaカードのポイントは貯まる。ただし、楽天Edyへのチャージは対象外だ。また、一部の商品や料金の支払いには電子マネーは使えない。

交通系電子マネー

電子マネーの中でも交通系と呼ばれる電子マネーもローソンで使える。JR系のSuicaやKitaca、TOICA、ICOCA、SUGOCA、また私鉄系のPASMO、nimoca、manaca、はやかけんなども利用可能だ。また地域限定の大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、三重県、愛知県で使えるPiTaPaも該当地域のローソン各店で使える。

交通系の電子マネーは、通勤や通学などで利用している人も多いので、ローソンで使えるのはとても便利である。また、電子マネーと同じように使えない商品があるので注意が必要だ。

バーコード決済

バーコード決済は、スマホに表示されている決済用バーコードを読み取って支払う方法である。PayPay、d払い、auPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルペイ、QUOカードPay、NAVER Pay、Smart Code、WeChatPay、Alipayなどがある。QUOカードPay以外のバーコード決済では、現金やほかの決済方法との併用での支払いはできない。

それぞれのバーコード決済では、支払い上限額が決まっていたり、アプリをダウンロードする必要があったりするので、支払い前にルールを確認しておくとスムーズに決済ができるだろう。

プリペイドカード

ブランドプリペイドカードは国際ブランドがついたプリペイドカードである。ローソンで使えるものはいくつかある。

WebMoney Card、dカードプリペイド、ANA JCBプリペイドカード、三井住友VISAプリペイド、au PAYプリペイドカード(au WALLETプリペイドカード)などだ。また三井住友のTOKYO 2020 CARD・TOKYO 2020 ウェアラブルも全国のローソンで使える。

プリペイドカードのメリットは、チャージした分しか支払いができないため、クレジットカードのような使いすぎの心配がないことである。ローソンで使うときは、必要な金額がチャージされているか確認してから使おう。

JCBプレモカード

JCB プレモカードは全国のローソンで利用できる。ローソンのレジでチャージもできるため、チャージ後にカードで決済も可能だ。チャージする場合は現金のみ。カードの種類によってチャージできる金額が違ったり、手数料がかかったり、チャージができないものもあるので、注意が必要だ。また、プリペイドカードでの承認をしてからの取り消しや返金はできないので、利用するときは金額をよく確かめてから承認しよう。

Apple Pay

Apple Payもローソンで使える。iPhoneのApple WalletにはPontaカードが追加できる。また、クレジットカードやプリペイドカード、デビットカード、Suica・PASMOなどを追加しているのなら、iPhone一つで支払いできPontaポイントも貯まる。またPontaポイントを支払いにも使えるので便利だ。カードを何枚も持ち歩くことなく、スマホ一つで支払いもポイントも貯められるのはスマートな決済方法といえるだろう。

QUOカード

ローソンでQUOカードを使った支払いもできる。一般的なQUOカードで支払う方法のほかに、スマホにQUOカードPayのアプリを入れて利用する方法がある。QUOカードの場合は、足りない分を現金で支払うこともできるのでうまく併用して使うといいだろう。

コンビニでキャッシュレス決済をするメリット

ローソンでは数多くのキャッシュレス決済が利用できる。ほかのコンビニも一般的なキャッシュレス決済はほぼ導入しているところが多く、自社または系列会社の電子マネーなどを使うとポイントが貯まったりする特典がある場合もある。普段から使っているキャッシュレス決済をコンビニで使ってもいいし、よく行くコンビニがあるなら、そのコンビニが推しているキャッシュレス決済を使ってもいいだろう。

コンビニでキャッシュレス決済を利用するメリットはさまざまある。

端数の金額も気にせず使えて便利

コンビニで扱っている商品はさまざまあるが、おにぎりや弁当、ドリンク類、お菓子、スイーツなど一つの商品の価格は安いものが多い。

また支払いの際に加算される消費税のおかげで3円や7円など端数が出る場合がよくある。現金で支払う場合、財布を覗いて小銭があるか確認し、ない場合は大量の重たいコインのお釣りをもらうこともある。

しかしキャッシュレス決済なら端数の金額を気にすることなく、会計を済ませられる。通勤前や昼時のコンビニはレジに列ができることもよくあるため、キャッシュレス決済の方が素早く支払いができる。

ポイントが貯まってお得

コンビニで使えるどのキャッシュレス決済を利用しても、Pontaポイントが貯まる点も魅力だ。楽天Edyまたは交通系電子マネーへのチャージ以外は、どの電子マネーを使っても税抜100円につき1Pontaポイントが貯まる。

クレジットカードで支払いをすれば、クレジットカード自体のポイントとPontaポイントがダブルで貯まるのでお得だ。ローソンに行くときには、キャッシュレス決済のカードや端末とPontaカードを忘れずに持参しよう。

店舗でチャージができる

電子マネーやプリペイドカードなどのチャージが、ローソンの店舗で行える。専用のATMなどに行かなくても、残金が少なければローソンで支払いの前にチャージして使えるのでとても便利だ。

チャージする金額は1,000円、5,000円、10,000円などいくつか設定されている場合と、自分の好きな金額をチャージできる場合がある。またチャージの支払いは、現金のみとなっているキャッシュレス決済もあるので、チャージする前に店員に確認しよう。

キャンペーンなどでポイントや支払い金額の一部が還元されることも

キャッシュレス決済をさらに浸透させるために、政府やキャッシュレス推進協議会などによるキャンペーンや、ポイント還元などのサービスが一定期間行われる場合がある。

期間中にキャッシュレス決済を使えば、支払い金額の何%かをキャッシュバックしてくれる、または後日ポイントとして還元される、など現金の支払いよりもお得に使えることがあるので、ぜひキャンペーンなどが行われているかをチェックして積極的にキャッシュレス決済を利用しよう。

ローソンでキャッシュレス決済をするときの注意点

便利でメリットが多いキャッシュレス決済だが、使うときに注意しなければいけない点もいくつかある。利用するキャッシュレス決済の種類によってもルールが異なるため、使う前に確認しておくといいだろう。キャッシュレス決済に慣れてしまうと、財布や現金を持ち歩かずに済んでしまうことも増えてくるが、万が一のときを考えて多少は現金を持ち歩いたほうがいいかもしれない。

一部の商品の購入ができない

キャッシュレス決済に対応していない商品がいくつかあるので注意しよう。テレホンカードやiTunes、Google Playカードなどのギフトカードやプリペイドカード類、バスカード、QUOカード、各種乗車券や回数券、商品券各種、切手・ハガキ類、印紙、各市町村で定められているごみ処理券、一部のLoppi取次サービス、公共料金や収納代行票、電子マネーへのチャージなどにはキャッシュレス決済は利用できない。

利用できる上限金額が決まっている

利用できる上限が決まっているキャッシュレス決済もある。au PAYは上限税込49,999円、PayPayのクレジットカード払いは5,000円以上は条件付きで支払いが可能、LINE Payは1会計30,000円までとなっている。またクレジットカードを利用する場合、10,000円以下ならサインや暗証番号は必要ないが、総額が10,000円以上になる場合はサインか暗証番号の入力が必要になる。

現金との併用ができない

キャッシュレス決済の多くは現金との併用ができない。バーコード決済はQUOカードPay以外は現金やほかのキャッシュレスと一緒には利用できない。またJCBプレモカードも現金との併用は不可である。使う前に、支払い金額に十分なお金がチャージされているか確認しよう。

クレジットカード払いの場合は、複数のクレジットカードでの支払いができない。カードの利用限度額の残金がどのくらい残っているかあらかじめ把握しておくほうが安心だろう。

残高不足の場合支払いができないことも

電子マネーやバーコード決済を使う場合、ローソンの店頭でチャージできるものとできないものがある。店頭でチャージできるキャッシュレス決済なら、万が一支払いのときに残高が足りなくてもその場でチャージして支払いができる。しかし、ローソンではチャージできないキャッシュレス決済の場合は、利用できないためほかのキャッシュレス決済または現金で支払わなければいけない。

会計のときになって、残高が足りず、現金も持ち合わせていなくて支払いができなかった、ということにならないよう気をつけよう。

ローソンのセルフレジも便利

ローソンには、キャッシュレスで利用できるセルフレジもある。

バーコード決済や電子マネー、クレジットカードなどを使って自分で会計ができる。またPontaポイントでの支払いができるのも便利だ。セルフレジでは、現金は使えないので気をつけよう。セルフレジの操作方法は簡単なので、慣れてくると店員と対面で支払いするよりも早く会計を済ませられる場合もある。

ローソンのセルフレジの利用方法について紹介しよう。

端末を操作して支払い方法を選ぶ

出所:ローソン

ローソンのセルフレジは、ピンクのPOPのついているレジである。セルフレジでは最初に支払い方法を選ぶ。表示されている電子マネー、バーコード決済、クレジットカード、全額ポイント支払いのいずれかを選択する。表示されていないキャッシュレス決済は利用できない。また、ポイント払いの場合は一部ではなく全額ポイント払いになる。

支払い方法の選択のあと、レジ袋の要不要を選ぶ。レジ袋が必要な場合は、最初にレジ袋の料金を課金して備えつけのレジ袋を利用しよう。

商品をスキャンする

出所:ローソン

購入したい商品をスキャンしていく。バーコードスキャナを使い、商品のバーコードにかざせば読み取ってくれる。最初はペットボトルや、スナック菓子、飴の袋など平らではないバーコードの読み取りが難しいと感じるかもしれないが、バーコード部分を広げるようにしてスキャンするとやりやすい。「ピッ」と音が鳴って画面に商品名が表示されれば、読み取りができた合図だ。

クーポンの利用も可能

割引クーポンを利用したい場合は、対象の商品をバーコードスキャナで読み取ったあとに「クーポンを利用する」をタッチしてから、クーポンのバーコードを読み取る。商品の値引きがされていることを確認しよう。

Pontaポイントやdポイントの登録もできる

出所:ローソン

セルフレジでもPontaポイントやdポイントの登録ができる。ポイントカードはお持ちですか?と画面に表示されたら、ポイント加算方法を選ぶ。自分の使っているカードの種類に合わせて「携帯やスマホをタッチする」「カードをスライドする」「バーコードを読み取り」の3つの方法から選択する。

セルフレジでは現金は使えない

出所:ローソン

すべての商品を読み取ってから「購入する」ボタンをタッチして支払いに進む。クレジットカードでの支払いなら、読み取り端末に差し込むかタッチ、またはスライドさせて決済を完了させる。

バーコード決済の場合は、スマホに表示されたバーコードをスキャンして支払い、電子マネー決済の場合は、使用する電子マネーをタッチすれば決済できる。

全国の店舗によりセルフレジの台数や使用できる時間が異なる

セルフレジは、全国のローソンの全店舗で利用できるわけではない。店舗や時間帯によって設置されている台数が異なる。最初は操作に時間がかかったりやり方がわからず戸惑ったりするかもしれないが、慣れてくるとスムーズに操作できるのでレジに並ぶよりも早く支払いが済ませられるだろう。途中で操作がわからなくなっても、「店員を呼ぶ」をタッチすれば、店員に相談できる。

ローソンでセルフレジを見かけたら、自分でセルフレジを利用してキャッシュレス決済で商品購入するを体験してみてはいかがだろうか。

ローソンの支払いはキャッシュレス決済サービスでスマートに

ローソンでは、クレジットカードのほかにバーコード決済や電子マネー、プリペイドカードやApple Pay、QUOカードなどさまざまなキャッシュレス決済が利用できる。キャッシュレス決済は、細かい端数の金額の支払いやお釣りのやりとりなどが必要ないので、素早く支払いを済ませられるメリットがある。

セルフレジを設置しているところもあるので、自分でキャッシュレス決済のレジを体験してみるのもいいだろう。朝や昼時などコンビニが行列しやすい時間帯は、キャッシュレス決済を使う人が増えることで混雑緩和も期待できる。

ぜひコンビニでもキャッシュレス決済でスマートな支払いを試してほしい。”

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