アマゾン、日本で新たに4カ所の物流拠点を開設、全国21拠点体制に拡充

2022.04.21

2020.08.26

アマゾンジャパンは、 2020年下半期に新たに国内4カ所に物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)を開設すると発表した。これによって日本国内のFCは合計21拠点となる。アマゾンは国内の物流拠点を拡大することで、品揃えの強化、さらに配送態勢の強化を図る。

物流拠点の拡充によって、アマゾンの通常販売と共に、第三者の販売者事業者が商品を販売するマーケットプレイスに出品する販売事業者にとっても、より幅広いビジネスチャンスの提供が可能となるとしている。

また、今回稼働するFCのうち、坂戸FCと上尾FCでは、商品棚を持ち上げて移動する「Amazon Robotics(アマゾン・ロボティクス)」と呼ばれるロボットを導入。よりたくさんの種類の商品に対応することで効率的な出荷を実現する。

開設に当たって、ジェフ・ハヤシダ・アマゾンジャパン社長は次のようにコメントしている。

「日本でアマゾンのサービスが開始して20周年を迎える2020年、20拠点以上のFCから日本全国の皆さまにサービスをご提供できることを大変うれしく思います。今後もお客さまにより快適なオンラインショッピング体験をご提供するとともに、FCの所在する地元の皆さまや自治体との連携を深め、地域社会に根差したFCづくりを目指して参ります」

開設する4つの拠点の名称と開設時期は以下のとおり。

アマゾン久喜FC

所在地/埼玉県久喜市上清久字桟敷1000-1
延べ床面積/15万1501㎡
稼働開始日/2020年8月26日

アマゾン府中FC

所在地/東京都府中市四谷5-23-62
延べ床面積/3万1157㎡
稼働開始日/2020年10月7日

アマゾン坂戸FC

所在地/埼玉県坂戸市西インター1
延べ床面積/7万7,795㎡
稼働開始日/2020年10月28日
特徴/Amazon Robotics(アマゾン・ロボティクス)導入拠点

アマゾン上尾FC

所在地/埼玉県上尾市堤崎字前谷、中新井字前
延べ床面積/9万1245㎡
稼働開始日/2020年10月28日
特徴/Amazon Robotics (アマゾン・ロボティクス)導入拠点

新設する4つの物流拠点では、出荷ラベルやギフトラッピング、割れ物商品用の緩衝材を除き、原則的にプラスチックを使用したパッケージや緩衝材の使用を廃止。地球環境保護の取り組みを進める。

また、働く人の健康に配慮したメニューを提供するカフェテリアや、 リラックスするための工夫が施された休憩スペースを設けるなどの心と体の健康施策を実施。さらに新型コロナウイルス感染症対策として、ソーシャルディスタンスの徹底、出勤時の検温や健康状態の確認など、徹底した予防対策を既存の拠点同様に実施する他、夏場には水分補給や施設内の温度管理の徹底などの熱中症対策を実施。

地域貢献活動としては、新たに稼働する4拠点でも既存のFCと同様、近隣の小学生に向けた施設見学会や物流に関する体験授業など、地元自治体や学校、企業などと連携した活動を推進していく。

利益頭は小売りではなく、あくまでAWS

アマゾン・ドット・コムが発表した19年度の決算では、売上高は前年比120%超の2805億2200万ドル(約30兆8574億円、1ドル110円換算、以下同)で、小売業界ではウォルマートに次ぐ第2位に位置づけられる規模となっている。

日本事業でも次第に存在感を増していて、19年度の売上高は160億200万ドル(約1兆7602億円)となっている。

一方で、同社の利益頭がクラウドサービスのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)となっていることには注目したい。同社の19年度のセグメント別の状況を見ると、売上げの6割強を占める北米事業の営業利益率は4.1%、また、日本も含むインターナショナルは売上げの3割弱を占めるが、営業段階では赤字となっている。対して、AWSは売上げの13%弱であるが、その営業利益率は実に26.3%に達する。全社営業利益率は5.2%だが、その多くをこのAWSが占めていることになる。

じっくりと投資をしながら、各国で小売業の基盤を整備できる背景にはこうした構造があることには注意が必要だ。

お役立ち資料データ

  • 顧客を知り尽くした究極の1to1マーケティングとは

    今の時代消費者は”個人”を中心に動いています。 コロナを経て、「ニューノーマル」といわれる現在、日常生活におけるオンライン時間は急激に増えています。多くの製品をインターネットで見つけることができ、購買に至るまでの検討期間が長くなっています。さらに簡単には店舗来店がなく、直接接客も難しくなっています。個人の行動をリアルタイムに把握しなければ、本当に顧客が「欲しい」と願ったタイミングを捉えることは難しいのではないでしょうか。 では、どうすれば企業は顧客が「欲しい」と願ったタイミングを捉え、コミュニケーションを図ることができるのでしょうか? 本資料では、どのようにお客様の行動を理解し、オンラインとオ…

  • 小売業が顧客体験戦略を進化させるための4つのテーマとは?

    新型コロナウイルスの拡大により、ブランドや小売業者が急ぎ導入した短期的なソリューションは、ショッピング体験に大きな影響をあたえています。結果として、消費者はこれまでにないほど多数のチャネルと選択肢を持ち、小売業者に対して高い期待を抱くようになりました。 Salesforceでは、高まる消費者の期待と小売業界の置かれた現状を分析。世界1,600人の消費者と、1,000人以上の小売業界幹部に調査を実施した結果、以下のことが明らかになりました。 ●顧客対応に関する消費者の期待は増々上がっている ●ブランドを差別化するための新たなポイントはロイヤルティ ●ブランドや小売業者は、顧客体験戦略を進化させつ…

  • Googleマップ対策で集客向上!有名企業8社の成功事例集!

    【PR】株式会社カンリー 「PRONTO」「パリミキ」「てもみん」など、飲食・小売・サービス業における有名店舗も実施!Googleマップの店舗情報を一括管理することで、店舗集客の向上や業務効率化に繋がった事例を8社分ご紹介。 「Canly(カンリー)」は2万店舗以上でご利用いただいている、Googleマップ・SNS・HPの一括管理サービスです。複数店舗を運営する企業様に集客向上・業務効率化を目的としてご活用いただいています。本資料では、Canlyを活用し成果の出た企業様の事例をご紹介します。 ▶︎掲載している企業 【飲食業】 ・ニラックス様(すかいらーくグループで70店舗運営) …