「イトーヨーカドーネットスーパー」が配送料を変動制に。専用アプリも開発

2020.08.07

新サイトイメージ(商品選択画面)。画面上に常駐する「カート」の表示を変更し、中身がいつでも分かるような仕様にした

「イトーヨーカドーネットスーパー」が配送料を変動制に

イトーヨーカ堂は、「イトーヨーカドーネットスーパー」のウェブサイトなどの仕組みを大幅にリニューアルし、2020年7月29日の17時から運用を開始した。

同社は2001年に葛西店(現アリオ葛西店)でネットスーパーを開始。特に昨今は新型コロナウイルスの影響もあって買物頻度を抑えるといった動きもあって、ネットスーパーに対する需要や期待も高まっている。

今回、リニューアルした点は、①配達便を選んでから商品を選ぶ仕様に変更することで、買物確定前に便が埋まってしまうという現象を防ぐこと(全実施店)。②配達日を従来の2日後から7日後まで選択可能にしたこと(首都圏中心の59店)、さらに③配送料を変動制のダイナミックプライシングにすることで配達運営の平準化を図ること(首都圏中心の59店)など。他にも画面上のカートの表示を変更し、中身が常に分かる仕様にするなど、さまざまな点を見直した。

ダイナミックプライシングについては、これまでは一律で総額330円だったが、首都圏中心の59店についてはこれを220~330円(当初)の変動制に変更。配送料の安い時間に誘導することで、運営の平準化を図る。

他、新たな機能として、「いつものセット購入」の新機能を追加。過去の注文履歴を基に購入頻度の高い商品を自動登録したもので、「いつものセットを購入」を選択すると一度で商品がカートに投入されるようになった。また、店舗受け取りがどの店舗でも選択可能になったことで、配達エリアにとらわれることなく、選択した店舗で商品の受け取りが可能になった。

10Xと共同でネットスーパー専用アプリも開発

また、今回に先立つ6月15日からは10X(テンエックス)と共同で「イトーヨーカドー ネットスーパーアプリ」の本格運用を開始。ネットスーパーの注文を専用で行えるアプリで、売場をスムーズに移動して商品を探しやすいユーザーインターフェースや、レシピと連動してメニューの材料をまとめてワンタップで買物できる機能、また、買い得商品だけをまとめた「広告の品リスト」やお気に入りの商品を保存できる「マイリスト」機能など、短い時間で便利にネットスーパーでの買物ができるアプリとなっている。

レシピ連動の買物機能は、7000以上のレシピから毎日お勧めの献立が表示され、ワンタップで必要な材料をまとめて買物ができるため、時短にもつながる。メニューを考えてから買物をする人が多いことを受け、「献立を考える」という家事を軽減するために導入したものだが、これは昨年にセブン&アイグループとして新会社を設立し、新フォーマットとして2店オープンしたコンフォートマーケット(1号店は閉店、2号店は8月にリニューアルオープン)のアプリで取り入れられたレシピから注文できる機能と同様の考え方だ。

10Xは、既存のネットスーパーシステムの改修を必要とせずにネットスーパーアプリが展開できるサービスの「Stailer(ステイラー)」を通じてアプリを提供。国内食品流通のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させることを目指している。

リニューアル概要

実施店舗数/116 店(2020年6月末現在)

リニューアル日時/7月29日(水)17時

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