ヤオコーが経産省「サプライチェーン イノベーション大賞2021」優秀賞、食品ロス削減特別賞受賞

2021.07.09

ヤオコーは、物流センターを起点とする配送効率化と返品削減の取り組みについて、経済産業省の「サプライチェーン イノベーション大賞2021」における優秀賞と食品ロス削減特別賞を受賞した。

同賞は、経済産業省が事務局を務め、製・配・販連携協議会が国内におけるサプライチェーン全体の最適化に向け、製造メーカー(製)・卸売業(配)・小売業(販)各層の協力の下、優れた取り組みを行い、業界をけん引した事業者に対しその功績を表彰するもの。

ヤオコーについては、①バース予約受付管理システムの導入による納品車両の待機時間低減で、製・配・販協働での配送効率化の取り組み、②店舗納品の鮮度管理基準を「3分の1ルール」から「2分の1ルール」へ変更した返品削減の取り組みが評価されたという。

①配送効率化の取り組み

●トラック輸送の依存度が高い日本において、ドライバーの人手不足は深刻な課題であることの認識から、商品納品時の待機時間の改善が課題解決につながると判断し、18年より取組みを開始、現状分析、課題整理、改善を図る。

●改善後、同一時間帯の車両集中がボトルネックとなり、待機時間のさらなる低減が難しく、より迅速な状況把握のため、「バース予約受付管理システム」の全センター導入。

●システム導入により、納品車両の予約率(各物流センター約85%以上の予約実績)が向上し、納品時間帯の分散化、車両呼び出し時のタイムロス削減、受付時間の可視化がなされ、納品車両の待機時間大幅低減を実現。

②返品削減の取り組み

●フードロスへの関心が高まる中、食品を多く扱う食品スーパーマーケットとして、社会的責任を果たすべく検討を開始、19年度より、センター在庫扱いの全商品を対象として、ドライ食品、酒部門の全カテゴリーにおいて、商品部、物流センターの協働で、鮮度管理基準を「3分の1ルール」から「2分の1ルール」へ変更。

●物流センターでは、基準変更により、鮮度撤去の作業数の減少、イレギュラー入庫依頼等の減少につながり、生産性向上。

●副次的効果として、社内、物流センターのフードロス意識が高まり、販売期限切れ商品のフードバンクへの提供などの新たな取り組みにつながっている。

ヤオコーとしては、今後も製・配・販が協働で創意工夫を図り、サプライチェーン全体における生産性向上や新たな価値創造に向けて取り組んでいくとしている。

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