中期事業計画「スパーク2022」のモデル店として西友が福生店改装

2020.09.18

西友は9月17日、JR青梅線福生駅東口から徒歩1分、駅前立地の総合スーパー(GMS)タイプの福生店1階食品売場を改装オープンした。

駅直結のGMSタイプの大型店。今回1階の食品売場を改装した

西友は「地域のみなさまに、良いものを安く」を実現するため、2019年に中期事業計画「スパーク 2022」を発表。「お客様がもう一品買いたくなる差別化の実現」「フレッシュ(生鮮品)へのこだわり」「オムニチャネルのポテンシャルを解き放つ」「EDLC(エブリデー・ロー・コスト)」を柱とし、生鮮食品、惣菜、プライベートブランド(PB)、価格、店舗、オムニチャネルのそれぞれを戦略的に強化している。

今回、これらを強化したモデル店舗として福生店を改装オープン。モデル店舗のオープンは、昨年11月に改装オープンした府中四谷店(東京都府中市)と国領店(東京都調布市)、今年6月に改装オープンした高野台店(東京・練馬)と富士見ヶ丘店(東京・杉並)に続く5店目となる。

地場商材の品揃え強化と新たなコーナーの導入

今回の改装では生鮮品や惣菜、インストアベーカリーなどの売場の充実を図ると共に、昭和7年(1932年)創業の大多摩ハムや地酒など多摩地区の地場商材を取りそろえ、ローカル色にこだわった店舗とした。

生鮮食品では、まず、青果において契約農家から直送の青果の取り扱いを拡充。関東近郊の旬の青果だけでなく、瑞穂町など近郊生産者からの直送野菜も取りそろえる。また、木目調の什器を使用することで、ナチュラル感や鮮度感を感じられる売場としている。

また、「オーガニックコーナ―」を新設し、楽天の有機野菜を取り扱う。

強化した惣菜売場、ベーカリーのコーナーでは、壁に温かい色みの素材を使用し、出来たて、作りたてを演出。惣菜ではランチタイムに弁当、夕方におかずなどを充実させ、時間帯によって異なるお客の需要に応える。また、オープンキッチンを採用することで出来たての香りや、ライブ感を演出。

ベーカリーのコーナーでは、厨房からパン陳列什器の裏側へ直接補充できるようなレイアウトを採用し、作業の効率化と出来たて、焼きたての提供を同時に実現する。

多摩地区の自然を生かし生産された日本酒、納豆、漬物、ハム、ソーセージ、生麺など、地場に根付いた商品をそれぞれコーナー展開。たとえば、国の登録有形文化財に登録されている蔵で製造している石川酒造の地酒、創業以来、伝統の製法を生かしながら、国産原料肉にこだわった大多摩ハムのハム、ベーコン、ソーセージなど地場商品を強化している。

地酒コーナー。福生市の田村酒造場などの商品が並ぶ
大多摩ハムなど地域の商品をコーナー化

コーヒー豆はもちろんのこと、スティックコーヒーやドリップコーヒーなど自宅でスターバックスのコーヒーを楽しめるアイテムを取りそろえた「スターバックス」コーナーを設ける他、子供に人気のグミや健康を意識した低糖質、糖質オフの商品、大豆ミートのコーナーといった新たなトレンドも取り入れる。

また、「ウィズコロナ」を意識した家飲みに最適な商品を集めたコーナーや、乾パンや缶詰、レトルト商品など防災に役立つ長期保存が可能な商品を集積した売場も設置する。また、飲料品を中心にケース売りの商品を豊富に取りそろえ、まとめ買いの需要に応える。

「スターバックス」コーナー
グミ集積コーナー

「スパーク2022」の目玉「皆さまのお墨付き」の売り込み強化

消費者テストで支持率 80%以上を得たもののみを商品化するPB「みなさまのお墨付き」の商品の展開を強化。エンドでコーナー化するなどして訴求し、拡販につなげる。

同時に、親会社である米国ウォルマートのグローバル調達網を駆使した独自性のある商品も、エンドでコーナー化。ウォルマートのPB「Great Value」のオリーブオイルやウォルマートグループのメンバーシップホールセールクラブの「サムズクラブ」のパスタソースなど、ウォルマートのグローバルな調達力を活用した商品も展開。

「みなさまのお墨付き」を集積したエンドのコーナー
直輸入商品を展開するエンドのコーナー

また、「必需品のお買い物を地域で一番安く提供する」ことを目指し、価値ある商品をより低価格で提供。店舗に入ってすぐの「ウエルカムスペース」やメイン通路では、価格の安さを強く訴求するために、インパクトのある赤のサインや什器を使用する。

赤の什器を使用したメイン通路のエンドコーナー

同時に作業の生産性や照明効率を向上させることで、価格の投資につなげる。たとえば、段ボールのままの陳列、投げ込み陳列や牛乳などミルクコンテナ陳列、米専用台車での陳列などを多用し、品出しの効率性を高める。

照明については、明るさに濃淡をつけることで、商品の演出や見え方を工夫すると同時に照明効率を高める。

また、「スパーク2022」では「快適な買い物」も掲げられているが、セルフレジの「スグレジ」やセミセルフレジの導入などレジに並ぶストレスの軽減やネットスーパーといったより自由度の高い買物の選択肢の提供にも注力。また、店長からの手書きのメッセージボードをサッカー台のコーナーに掲出し、定期的な更新で地域のお客とのコミュニケーションを深めていく。

西友では「スパーク 2022」モデルの店舗での取り組みを他の店舗の運営に生かし、「地域のライフライン」としての強い使命感をもって、より良い店づくりを心掛けるという。

西友福生店概要

住所/東京都福生市東町5-1

営業時間/食品フロア24時間営業

駐車台数/656台

売場面積/1万3896㎡

店長/濱村和成

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