まいばすけっと

  • 2024.07.02

    PB強化型まいばすけっと、こう見る! 酒類編 M&Z世代に向けた意図が分かる一方、ストロング比率の高いRTDはヘビーユーザー狙い?

    コンビニサイズの都市型小型スーパーマーケット(SM)のまいばすけっとは、イオングループのプライベートブランド(PB)の比率を5割以上に高め、かつM&Z世代(1980年代前半~2010年代前半に生まれた世代)にターゲットとする実験店を新横浜駅に近い仲町台にオープンした。このコンセプトが酒売場にどう反映されているのかを見ていこう。 M&Z世代はRTDとウイスキーが好き 最初にM&Z世代(20代~30代)の酒類消費の特徴を見ておこう。飲酒習慣者率(週に3回以上かつ1回に日本酒換算で1合以上飲む人)は、男性で2割以下、女性は1割以下で、どちらも50代の半分に満たない(国民健康・…

  • 2024.07.02

    PB強化型まいばすけっと、こう見る! 即食編 末尾9のシンプルなプライスラインのオリジナル商品が充実、買い得感は見るべき

    まいばすけっと仲町台駅南店の新しい取り組みはイオングループのプライベートブランド(PB)商品のトップバリュを従来の約20%から約50%にまで拡大したこと。売場面積は通常店舗の約1.5倍の約84坪に拡大。約3300アイテムを品揃えしている。 まいばすけっとの惣菜の特徴は、「米飯、惣菜をコンビニより安く売る」ことだと思っている。コンビニと同様、アウトパック商品であるが価格は圧倒的に安い。さらに惣菜ではPBではないものの、オリジナル商品を多数展開している。 都市部の小型店といえば、ヨーロッパの街中を中心にエクスプレスストア、ハードディスカウントストアが存在することが想起される。 その点、まいばすけっ…

  • 2024.07.02

    PB強化型まいばすけっと、こう見る! 生鮮編 部門によって異なる打ち出しに注目、一方で冷凍は全般的に強化

    まいばすけっと仲町台駅南店は、駅を挟んでまいばすけっと仲町台駅前店とドミナントを形成している。また、隣接する東急ストアに加え、駅周辺には業務スーパー、文化堂、青果店、冷凍食品専門店が出店していて、「食の空白地帯」ではない。 競合店舗との差別化、「手軽な」「補完的な」買物需要を取り込む必要がある。通常店舗の1.5倍となる売場面積でどのように生鮮食品を展開しているのか確認してみたい。 入口からのアプローチからは、まずプロモーションコーナーが目に飛び込んでくる。その脇から青果の常温コーナーが設置されている。 訪店時は、オーガニックアイテムの展開が見当たらず、果物を中心とした構成になっていた。メロンや…

  • 2024.06.26

    まいばすけっとがUber Eatsの新機能「ピック・パック・ペイ」を日本初導入、イオンとしてクイックコマース領域強化へ

    イオン、および同グループのまいばすけっとは、Uber Eats JapanのオンラインデリバリーサービスであるUber Eatsの新機能となる「ピック・パック・ペイ(PPP)」を日本国内では初めて、まいばすけっと店舗で導入すると発表した。 まいばすけっとはイオングループの首都圏での小型店事業の中核を担う都市型小型店で2005年から展開を開始し、6月26日現在、1154店の陣容。当初は東京23区、横浜市、川崎市を中心に出店してきたが、21年からは千葉県、埼玉県などにも出店エリアを広げている。 ヨーロッパの市街地などで良く見られる「エクスプレスストア」、あるいは「ハードディスカウントストア」に近い…

  • 2024.03.29

    まいばすけっとがトップバリュの比率を約50%に高めた実験として仲町台駅南店をリニューアルオープン

    イオンが都市部での戦略的小型店として2005年から開発を進めてきた「まいばすけっと」が、プライベートブランド(PB)商品であるトップバリュの比率を標準店から2倍以上に高めた仲町台駅南店(横浜市都築区)をリニューアルオープンの形でオープンした。 イオン直営の形でスタートした同フォーマットだが、現在では運営はまいばすけっとが担い、3月29日段階で首都圏に1133店を展開するに至っている。 仲町台駅南店は横浜市営地下鉄ブルーライン仲町台駅から徒歩1分ほどの駅前立地の店となる。今回、3月29日の改装に際し、トップバリュの品揃え構成比は通常店の品揃え構成比は約20%だが、同店では約50%にまで高めた。 …