7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)とは?特徴やメリット、利用方法などを解説
2023.02.22
2021.10.28
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は、セブン-イレブンが全国展開を進める、ネット注文により近隣のセブン-イレブンから商品が届けられるサービス。
テスト実施店舗を、2022年2月17日に約1,200店に拡大し、2月25日にはサービス名称を、セブン-イレブン ネットコンビニ「7NOW」に変更した。
本記事では、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)の特徴や利用メリット、利用方法、セブンミール やセブンネットショッピングなど既存サービズとの違いも含めて解説する。
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)とは?
はじめに、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)の概要をご紹介する。
スマホで注文して自宅や職場に商品が届く
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は、セブン-イレブンの商品をお近くの店舗から届けてくれるサービスだ。最寄りのセブン-イレブンの店舗に在庫がある商品であればほとんどの商品が、スマートフォンから注文できる。
また、注文から最短30分で届くことや注文が1,000円(税抜)から可能である点が特徴だ。ただし、一部エリアに限り600円(税抜)からの利用が可能となっている。利用金額に応じてnanacoポイントがたまる。
なお現在は、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)が利用できるのは、東京、北海道、広島県の一部の地域となっている。2022年2月25日で、実施店舗は計約1200店となる。
今後対応店舗を拡大し、2025年までに全国展開を目指している。
配送は配達エリア内ならどこでも可能
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は配達可能エリア内であれば、どこからでも配送が可能だ。注文サイトにおいて、配送先を指定する際に住所が表示されるエリアならば配達が可能と考えてよい。よって、受取先は自宅だけではなく、会社や出先など好きな場所に指定することができる。
ただし、注文時に配達可能な住所として記載のない場合は配達ができないため、注文の際にはしっかりと確認しよう。
出前館と提携して配達
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は、2021年8月31日より出前サービスを提供する出前館とのテスト運用を開始した。両社の取り組みは、新型コロナウイルス感染症の拡大により需要が増加したフードデリバリーサービスに対応するためだ。
出前館は日本最大級の出前サービスであり、これまで飲食に特化していた。そのなかで、外食機会が減少している世間のニーズに応えるべく新たな領域に進出する。
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)のメリット
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)のメリットを詳しくみていく。7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)のメリットは主に2つある。
家にいながらセブン-イレブンの商品が購入できる
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は、デリバリーサービスといえるため家にいながらセブン-イレブンの商品が購入できる点がメリットだ。セブン-イレブンは、全国に多数の店舗があり、普段から利用している方も多いのではないだろうか。
普段の買い物でよく買う商品や気に入っている商品もあるだろう。そのような商品を家にいながら注文して楽しめるのが、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)の良さだ。病気や怪我で外出が困難だったり、家事や育児、テレワークで買い物にいけなかったりしても利用できる。
職場が配達可能なエリアであれば、仕事が忙しいときや残業があるときなどにも手軽に注文して食事を摂ることができるだろう。7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は、より手軽にセブン-イレブンの商品の購入ができる点が魅力といえる。
配達時間が短いため揚げ物やサラダなども注文しやすい
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は、セブンイレブンの店舗で扱っている数万点の商品を注文することができる。なかでも、カウンターフードの揚げ物やサラダ、総菜、スイーツといった商品に関してメリットがある。
最短30分とスピーディな配達が期待できることから、鮮度が気になるものでも注文しやすいことである。食材宅配サービスのような形での利用方法ができることも、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)の強みだろう。
セブンネットショッピングネット通販やセブンミールとの違いは?
セブン-イレブンでは、「セブンネットショッピング」やデリバリーサービスの「セブンミール」などのサービスを展開している。以下では、上述の7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)の特徴やメリットを踏まえて、「セブンネットショッピング」や「セブンミール」との違いをみていく。
セブンネットショッピングの特徴は以下の通り。
■セブンネットショッピング(ネット通販)
- 利用エリアに制限がない。(全国対応)
- 注文できる商品には本、コミック、電子書籍、ミュージック、ゲーム、ギフトなど、セブンイレブンの店頭で取り扱っていない商品の注文が可能。
- 食品や飲料水、カウンターフードなどセブンイレブンの店頭で扱っている商品は扱っていない。
- 注文した商品は指定した配達先のほか、希望するセブンイレブンの店舗で受け取ることができる。
以上のとおり7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)とセブンネットショッピングは、ネット注文ができること以外は大きく異なる。
特に注文できる商品については、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)がセブン-イレブン店頭の商品を購入できることに対して、セブンネットショッピングでは注文できないものがほとんどだ。この点は大きな違いだろう。
次はセブンミールの特徴をみていく。
■セブンミール(宅配サービス)
- セブン-イレブンの商品を注文して受け取れるサービス。
- 沖縄県を除く全てのエリアで利用できる。
- 注文できるのは、ミールキット、日替わり弁当、日替わりおかず、生鮮食品、スイーツ、お酒など。(セブン-イレブンの店舗で取り扱っていない商品がラインナップしている)
- 日替わり弁当や日替わりおかずなど一部の商品は、受取日の3日前AM10時30分までが注文締め切り
- セブン-イレブンの店頭で取り扱うドリンク類や雑貨なども注文できる。
- 商品の受け取り先は自宅や職場など以外にも店頭でも可能。
セブンミールの特徴をみていくと、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニとの)違いがわかりにくく感じる。異なる点をみると、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は最短30分での配達が可能であるが、セブンミールはそうではない。
また、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は会員登録なしでも利用できるが、セブンミールはオムニ7への登録が必要だ。
注文に関しては、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)はスマートフォンからしか注文できないが、セブンミールはスマートフォンだけではなくパソコンからの注文が可能となっている。
このように、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)とセブンミールには細かな違いがある。
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)の利用手順と注意事項
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は、スマートフォンを使って手軽に注文できる。実際にどのように利用するか紹介する。以下の流れに従って、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)を利用してみて欲しい。
1.スマートフォンで「7NOW」と検索して注文サイトにアクセスする。パソコンで検索した際はサイトに表示されるQRコードをスマートフォンで読み取って注文サイトにアクセス。
2.サイトにアクセスしたら「(7iDで)ログインしてお買物をする」もしくは、「ゲストとしてお買物をする」を選択する。
3.商品を選んで注文する。
4.注文後SMSメッセージが届くため、注文内容を確認する。
5.指定した場所に商品が配達される。
6.配達時にクレジットカード、もしくはキャッシュレス決済(「PayPay」「au PAY」「d払い」が利用可能)にて支払う(現金払いは不可)※2023年2月時点 (参照)
※7iDログインして利用の場合はnanacoポイントを利用して買い物ができる。
以上の手順をみてもわかるように、基本的に会員登録などが不要である(7iDを利用する場合は7iDの会員登録が必要となる)。ただし、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)で商品を購入して、nanacoポイントを貯めたいときは7iDなどが必要だ。nanacoポイントを貯める方法については後述するので、参考にしてほしい。
なお、注文サイトにアクセスするとスマートフォンのGPS機能などから利用可能であるかどうか表示される。注文するときに配達可能エリアにいない場合は、郵便番号かマップ(地域)から店舗を指定することが可能だ。
たとえば、「あと30分以内には自宅に帰れる」といった場合ならば、店舗を指定して自宅住所に届けてもらうことも可能だ。ただし、そのような使い方をするならば、配達時に不在にならないように注意したい。
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)の利用時の注意事項
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)を利用するときは、覚えておきたい注意事項がある。これから説明する注意事項を把握して、スムーズに7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)を利用していただきたい。
配送料とお届け時間について
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)では、配送料とお届け時間が決められている。配送料は1注文につき110円(税込)から550円(税込)だ。配送料に関しては、注文時に画面表示があるため確認しておこう。
また、配送料は利用エリアやキャンペーン等により変動があるため、正しく把握しておきたい。お届け時間については、10時から23時となっている。これもエリアや店舗により異なるため、適宜、確認してほしい。天候や交通状況、店舗の諸事情などで配達ができない場合場合もあることも覚えておこう。
なお、お届け時間と注文可能時間が異なるため注意が必要だ。基本的に注文時間は9時30分から22時15分となっている。店舗により異なるケースもあるため、注文可能時間についても選択した店舗画面から確認が必要となるだろう。
注文可能時間やお届け時間を考えると、仕事前の朝食や深夜に及ぶ残業のときの食事に利用することは難しいだろう。注文時間やお届け時間を把握したうえで、時間に余裕をもった状況で利用したい。
返品とキャンセルについて
返品とキャンセルについても理解しよう。原則として、注文者の都合による返品や交換、返金は一切できない。ただし、注文時と配達時の商品違いや不良品の場合は、代替商品との交換か返品が可能だ。
ここで覚えておきたいのは、注文ミスだろう。注文ミスは利用者側の責任となるため、返品はできないと考えられる。注文時や注文後に届くSMSメッセージで、注文内容をしっかりと確認しておきたい。
なお、配達開始を知らせるSMSメッセージが届くまででならばキャンセルが可能だ。注文間違いを防ぐにはSMSメッセージの内容の確認は必須だろう。
配達時に留守の場合はキャンセルとなる
商品が届くときに指定した場所にいないと、注文がキャンセルとなる。宅配便のように再配達はしていないため注意してほしい。先ほど配達エリア外から注文して自宅に届けてもらうことが可能と伝えたが、配達時に不在となるとキャンセルとなってしまう。
また、商品の配達は最短30分であるが、必ずしも30分でのお届けになるとは限らない。注文後に急用などが発生する可能性も考えられるが、配達時にはできるだけ自宅等に居るようにしよう。もしくは、自宅や職場に複数人がいる状況で注文することをおすすめしたい。
一部の商品は配達不可
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は、基本的に店頭で取り扱う商品を対象として注文ができる。弁当や飲料、お菓子、アイスクリーム、冷凍食品、パン、日用品など幅広い商品が注文できるのは嬉しいだろう。
しかし、タバコや切手など一部の商品は注文できない。まずは利用したい店舗で注文できる商品を確認しておきたい。これは配達可能な商品が店舗ごとに異なるからだ。「A店では注文できるがB店では取り扱っていない」ということも考えられる。
稀なケースではあるがどうしても7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)で注文したい商品がある場合は、最寄り店舗だけにこだわらず付近の店舗も含めて利用店舗を検討する必要がある。
nanacoポイントを貯めるには7iDなどが必要
すでにご紹介したように7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)を利用すると、購入金額についてnanacoポイントが貯まる。ただし、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)を利用してnanacoポイントを貯めるには、7iDでログインして、nanacoカードなどの登録が必要だ。
7iDはセブン-イレブンを含む7&iグループのサービスを会員として利用する際に必要なIDである。7iDを作ることで、セブン&アイグループのサービスを利用した際にポイントが貯まるなどのメリットがある。
セブン-イレブンネットコンビニにおいてもnanacoポイントを貯めたい方は、事前に7iDを取得して欲しい。そして、7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)には7iDでログインすること。注文時にnanaco番号を登録すれば、購入翌月の15日ごろにポイントが付与される流れだ。ポイントが貯まったかどうかは、nanacoアプリなどで確認してみよう。
なお、配送料はnanacoポイントの対象外となっている。
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)を使ってみよう
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)は、スマートフォンで注文するとセブン-イレブンの商品を届けてくれるサービスだ。注文できる商品はセブン-イレブンの店頭で扱っている商品となる。一部、注文ができない商品はあるが、食品や日用雑貨、飲料など幅広い商品を配達してくれる。
7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)の利用は、注文サイトにアクセスして近くの店舗画面から注文するだけとなる。ただし、nanacoポイントを貯めたいときは7iDでログインして、nanaco番号を登録する必要がある。
また、配達時間や注文時間、返品、キャンセルなどについても理解しておこう。2021年8月には出前サービスを展開する出前館との取り組みも始まっている。さらに便利になるであろう7NOW(セブン-イレブン ネットコンビニ)を使ってみてはどうだろうか。