ファミマのセルフレジの使い方とは?|利用できる決済方法、購入できる商品などを解説
2022.04.22
2021.11.08
2021年現在、全国のスーパーやコンビニエンスストアでは、レジの無人化が進んでいる。コンビニ大手のファミリーマートでもセルフレジを導入する店舗が増加傾向にあり、この動きは今後さらなる拡大が予想される。
当記事ではファミリーマートのセルフレジの特徴や機能、実際の使い方などを解説していく。
ファミマのセルフレジの仕様
ファミマのセルフレジは、比較的シンプルなつくりとなっている。
タッチパネル式モニター画面の下にバーコードスキャナーとレシートの発券口があり、本体脇にカードリーダーと手持ちのハンディスキャナーが配置されている。コンパクトな設計なので、利用客はレジ台の上で商品の袋詰めなどの作業が可能である。
ファミマのセルフレジの使い方
現在日本に流通しているセルフレジは統一規格ではなく、コンビニ各社やスーパーなど小売店ごとに仕様が違う。
それにともなって精算方法にも差異があるのが現状である。以下にファミリーマートに設置されたセルフレジの使い方を解説する。
はじめにポイントを選択
ファミマのセルフレジでは、最初に買い物で貯めるポイントを選ぶ画面が表示される。選択できるポイントは、「Tポイント」「dポイント」「楽天ポイント」となっている。
また、ファミリーマート独自のバーコード決済「ファミペイ」には、クーポンや会員割引などの特典がつくのでこちらも最初に選択する。買い物のポイントやファミペイの特典がいらない場合には、「ポイントカードをもっていない」と表示されたボタンを選択する。
スキャンして決済
ファミマのセルフレジには、商品のレジ登録にいくつかの方法がある。基本的にはレジ本体でバーコードをスキャンするか、レジに付属するハンディスキャナーを使用して商品を登録していく。
商品スキャンは、品物の形状や買い物量にあわせて自由に読み取り方式が選択可能。一部のバーコードがついていない商品は、モニター画面から「バーコードのない商品」一覧を開き、商品を選択・登録する。
登録後に会計画面へ進み、使用するキャッシュレス決済を選択し会計する。
商品を袋詰めして終了
支払いが済んだら印字されるレシートを受け取り、商品を袋詰めして買い物は完了する。レジ袋の有料化をうけて、ファミマセルフレジでは有人レジと同様にレジ袋は有料となっている。レジ袋を利用する際には、買い物といっしょにレジ横に備えつけてある袋を購入する。
ファミマセルフレジで使える決済方法
ファミマのセルフレジはキャッシュレス決済専用のレジシステムとなっており、現金での精算はできない。ファミマのセルフレジで使用できる決済手段を以下に解説する。
バーコード決済
キャッシュレス化の促進に伴い、近年普及してきた決済手段に「バーコード決済」がある。バーコード決済では、スマートフォンに表示させたバーコードやQRコードを読み取ることにより支払いをおこなう。
バーコード決済は「スマホ決済」ともよばれ、各社がサービスを提供している。ファミマセルフレジでは自社の専用バーコード決済サービス「ファミペイ」のほか、「PayPay」や「LINEPay」「d払い」「aupay」など幅広いサービスに対応している。
電子マネー
「電子マネー」も、ファミマのセルフレジでつかえる決済手段一つ。電子マネーとは電子化された金銭のことをさし、専用のカードやスマートフォンにチャージ(一部のものは後払い)して使用する。
代表的な電子マネーとして、「楽天Edy」やイオングループの「WAON」、交通系電子マネーの「Suica」や「ICOCA」「PASMO」、後払い方式の「iD」や「QUICPay」などがある。ファミマセルフレジではこれらの主要な電子マネーはほぼすべて利用可能となっている。
クレジットカード
ファミマのセルフレジでは、クレジットカードも決済手段として使用可能である。「VISA」や「MASTERCARD」「JCB」「アメリカンエキスプレス」など、主要ブランドのクレジットカードが利用できる。
ファミマのセルフレジではレジに備え付けられたカードスロットにカードを通し、画面の指示にしたがって決済をする。
ファミマセルフレジで買えるもの
ファミマのセルフレジでは、ファミリーマート店内の商品でバーコードが読みとれるものの多くを購入が可能だ。また、バーコードのない商品でもセルフレジで購入できるものも存在する。
食品や日用品
ファミリーマートで販売されている商品の大半は、ファミマセルフレジでの会計に対応している。食品やドリンク類、日用品などバーコードがついているものはほぼセルフレジでの会計が可能。
また、近年では青果類を販売する店舗も増えているが、これらの商品にはバーコードがついていないことも多い。しかしファミマセルフレジでは、ディスプレイから「バーコードのない商品」を選択することでセルフ会計ができる。
新聞雑誌類
ファミマセルフレジでは、一部の商品を除き新聞や雑誌類の購入が可能だ。新聞雑誌類は、商品についているバーコードをスキャンすればレジに登録できる。ただし、あくまでも商品はバーコードで識別されるので、紐でとじてある雑誌類などは紐の位置をずらしてバーコードを読み取れるようにする必要がある。
セルフコーヒーなど
ファミリーマートでは、セルフサービスコーヒーの「ファミマカフェ」を展開している。通常は有人レジでコーヒー代を払い、カップをもらってコーヒーマシンを操作するのだが、セルフレジでもファミマカフェは利用が可能となっている。セルフレジではタッチ画面からコーヒー類を選択し、会計後にレジ回りに備え付けられたカップをとってコーヒーを注入する。
ファミマのセルフレジで買えないもの
ファミリーマートには現金でしか買えないものや、会計の際にスタッフによる認証が必要な商品が複数存在する。これらのファミマセルフレジでは会計ができない商品を確認しておきたい。
酒タバコや成人雑誌
ファミマのセルフレジでは、アルコール類やタバコなどは会計ができない。アルコールとタバコは有人レジで年齢確認をおこなう必要があるためだ。また、一部の成人雑誌もファミマセルフレジでは買えない商品となっている。
切手類とposaカード
2021年10月現在、ファミリーマートでは切手や収入印紙なども販売されているが、これらは有人レジで受け渡しがあるのでセルフレジは使用できない。
また、プリペイド式の「POSAカード」も、有人レジで金額を支払ってカードを有効化する必要があるため、ファミマセルフレジは利用不可となっている。
カウンターFF商品
ファミリーマートには、店内調理する揚げ物類や中華まん、おでんなどのFF(ファーストフード)商品がある。これらのカウンターFF商品はファミマセルフレジでは会計できない。利用客は有人レジで店員に注文するシステムとなっている。
ファミマのセルフレジが使用できないサービス
ファミリーマートには現金でしか買えないものや、会計の際にスタッフによる認証が必要な商品が複数存在する。これらのファミマのセルフレジでは会計ができない商品を確認しておきたい。
電子マネーチャージ
SuicaやWAON、楽天Edyといった電子マネーを利用するには、事前に現金をチャージしなければならない。しかし、現金を取り扱えないファミマセルフレジでは電子マネーのチャージができない。ファミリーマートでは、電子マネーのチャージは有人レジにておこなう。
代行収納や宅急便
コンビニエンスストア各社では、公共料金などの代行収納をおこなっている。しかしファミマセルフレジでは代行収納の支払いができない。
また、ファミリーマートは宅急便の受付もおこなっているが、こちらもセルフレジでは取り扱い不可。これらのサービスは有人レジを利用する。
famiポートの支払い
「famiポート」とは、ファミリーマート店内に接置されたマルチメディア端末機のことを指す。
famiポートではコンサートやイベントのチケット購入や、各種料金支払いの発注操作が可能。ファミポート端末から発行されるレシートをレジにもっていき代金を支払うが、2021年現在ではセルフレジは利用できず、有人レジのみでの受付となっている。
ファミマのセルフレジで買い物時間を短縮
ファミマでセルフレジを利用すれば、自分で商品をスキャンする手間は発生するが、レジで待つ時間を短縮することができる。また新型コロナウイルスの蔓延で非接触が求められる昨今、対面の接触が避けられるという点においても、セルフレジの利用はメリットが大きいと言える。