ヤオコー川越霞ケ関店がオープン、川越藤間店に続くサミット跡地への出店、今回は建て替え

2022.04.12

2021.11.29

ヤオコーは11月25日、埼玉県川越市に川越霞ケ関店をオープンした。埼玉県96店目、全社では177店目となる。今期9店の出店を予定しているうちの8店目となる。サミット跡地への出店で、東武東上線霞ケ関駅から北方面に約100m、北口から徒歩約3分の駅近店。

県道114号川越生越線に面し、周辺は店舗や住宅が混在する古くからの市街地。1km圏内では人口、世帯数共に増加傾向で、年齢構成は30~50歳代、次いで70歳以上がボリュームゾーンとなっている他、単身、2人世帯の割合が66.6%と高いことが特徴。20代の単身世帯も多いという。

1km圏内の人口増減率は101.3%、世帯数増減率は107.3%と増加傾向。1kmの人口密度も高く、埼玉県平均の倍以上になっている。

人口密度が高い駅近店ということもあって、売場面積は563坪の標準的な規模だが、初年度年商予定は18億円とやや高め。

メインターゲットは、40~59歳の2~4人家族、サブターゲットは20~40歳代の単身者、駅利用者とシニアの2人家族と設定。

クッキングサポートコーナーは第1主通路最後に設置

サミット跡地には7月オープンの川越藤間店をオープンしているが、同店がバックヤードを含めサミット時代の建物を活用したのに対し、川越霞ケ関店では建物を新規に建て替えた形でヤオコーが出店する形となっている。

オーナーが建物を建て替えた上で、そこに賃借でヤオコーが出店した。敷地内での建物の位置もサミット時代とは異なっている

今回も周辺に既存店が5店存在する中心部への出店で、川越のドミナントを徹底的に強化し、シェアを向上する強い意志が伝わってくる。

ストアコンセプトは「地域のお客さまが毎日お買物したくなるお店~鮮度とおいしさでお客さまから信頼されいつ来ても楽しさと変化があるお店づくり~」。

精肉では「しゃぶしゃぶ」を重点カテゴリーに掲げ、バラ肉やカタロース、赤身などの主力商品から、和牛モモしゃぶしゃぶやイベリコ豚、タンといったこだわり商品まで取りそろえる他、週末には産地フェアを実施するなどの平日と週末で変化を付けた売場を展開する。

鮮魚では切り身の単品量販を仕掛ける。また、刺身について「選べて楽しい売場」の実現を目指す他、夕方の切りたて訴求により、特にヤングファミリーからの支持獲得を目指す。

青果は、旬商品を中心に月ごとに品目を決めて鮮度を打ち出す他、野菜、花など量目やサイズを意識した品揃えを強化。トマトは検食を行い季節ごとにおいしい食べ方を提案する。

青果では埼玉県産のイチゴの新品種の「べにたま」を販売。4月までの限定販売の予定で、甘さが強いことが特徴。品種改良を重ねながら完成させたもので、生産者の吉見農業から全量をヤオコーが買い付け、今回は初出荷分がデビューした。地産地消の一環。生産者はもう1者いる
小量目の商品をそろえるようにしているが、青果でも平台のエンドでコーナー化して展開

駅近立地のため、夜の需要に向けて惣菜を強化

デリカの惣菜は、鉄板売場を設置し、午前は「焼きそば」や「お好み焼」、午後は「厚焼玉子」やおかず商品、夕方からは「お肉柔らか生姜焼き」「ガーリックライス」や「鉄板ステーキ」といったように時間帯別のマーチャンダイジングを展開し、ライブ感を演出しながら出来たての鮮度感とおいしさを訴求。

特に駅近立地の特性を生かし、むしろ夜の需要に向けて18時には米飯や「幸唐」(唐揚げ)、「焼きとり」などの肉惣菜などの品揃えを充実させ、選べる売場を実現する。

寿司は今夏リニューアル発売の「おむすび幸米」や量目豊富な握り寿司をそろえ、多様なお客のニーズに応える売場を展開する。

インストアベーカリーでは、毎日の食事を楽しんでもらえるように、「食事パン」と「ロールパン」を強化する。「北海道産小麦食パン」や「あん食パン」、生クリームを使った「北海道なめらかちぎりパン」の他、ピザ、素材にこだわった店内製造のバーガー、スイーツなど、独自性のある商品を強化することで「ヤオコーでしか買えない商品」での差別化を図る。

豚の塊肉を柔らかく煮込んだ上で裂いて食べる「プルドポーク」を提案。インストアベーカリーでバーガーとして商品化する他、精肉売場でも提案。部門間で横串を刺しながら、新しい提案に積極的に取り組む
カップサラダに添付しているにんじんのドレッシングが好評だったことから、ドレッシングとしても留め型で商品化。「生おろし仕立てすりおろしドレッシングにんじん」として隣接して販売
インストアベーカリーは個包装に変わったこともあって、一部を除いてレジをなくしている。コロナ禍による影響は大きかったが、その点では結果的に生産性向上の取り組みにつながったといえる

グロッサリーでは、日配食品は「プリン売場」を充実させ、ご当地商品などのこだわりの商品まで豊富に取りそろえる。

惣菜に隣接したプリン売場の充実を図る。近隣に自社店が存在する中でのすみ分けの意味合いもあるといえる。「プリンを買うときは川越霞ケ関店に」という形だ

また、自宅でおいしいラーメンやそばを楽しんでもらおうとの考えから「麺」を強化し、年間を通して季節に合った食べ方と共に提案する。

子会社の輸入卸売会社の小川貿易経由の商品で新商品が投入されている。写真の冷凍のタルトなどスイーツの他、今回は軽食向けのブルスケッタが登場
小川貿易経由で輸入している冷凍のピザ。差別化につながる領域だ。冷凍食品は継続的な強化分野

ドライ食品では、カップ麺やレンジご飯などの簡便食品を強化。また、ナッツは酒のつまみとしてだけでなく、サラダなどのメニューにも活用してもらうことを見込み、売場を広げて展開する。

酒では比較的飲みやすく、新商品の発売が多いリキュール(酎ハイ)を充実。

また、住居用品売場では、口腔ケアなど高まる衛生意識を背景にオーラルケアの品揃えを充実させる。

初年度の売上高構成比見込みは、生鮮が35.5%、デリカが15.8%、グロッサリーが48.7%。SKU数は生鮮が約1150、デリカが約340、グロッサリーが約1万2460で、合計約1万3950。

ヤオコー川越霞ケ関店概要

所在地/埼玉県川越市大字的場2218-2

オープン日/2021年11月25日

営業時間/9時~21時45分

駐車台数/100台(駐輪場173台、うちバイク置き場6台)

延べ床面積/2995.94㎡(906 坪、ヤオコー床面積)

店舗面積/1861.33㎡(563 坪、ヤオコー売場面積)

年間売上げ/初年度18億円(予定)

店長/中野渡弘明

従業員/正社員16人、パートナー・ヘルパー・アルバイト128人(延べ人数)

商圏人口/1km圏内2万2000人(1万世帯)、3km圏内10万5000人(4万8000世帯)、5km圏内30万2000人(13万9000世帯)

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