小売ECプラットフォーム「Stailer」が「ライフネットスーパー」全店に導入
2023.03.15
10Xは、同社が提供する小売ECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」が、首都圏と近畿圏で297店舗のスーパーマーケットを展開するライフコーポレーションが運営する「ライフネットスーパー」全店舗に導入されたと発表した。「ライフネットスーパー」は2023年3月15日に東有馬店でサービスを開始し、100店舗に到達。
導入の背景
10Xは、「ライフネットスーパー」初のモバイルアプリ版となる「ライフネットスーパーアプリ」の提供を2021年3月に提供開始。その後、ネットスーパーの運営に携わる従業員の業務効率化を図るため、「お客様アプリ」「スタッフアプリ」「管理画面」を一気通貫して提供する「Stailer」フルシステムを徐々に導入しておりましたが、この度「ライフネットスーパー」を提供するライフ全店への導入が完了した。
また、「ライフネットスーパー」は3月15日に東有馬店がオープンし、100店舗に到達。1年間で約40店舗を新規オープンさせるスピード感とともに、今後も拡大を続ける多店舗展開を安定的に支える基盤として、「Stailer」が採用された。今後拡大する新店舗にも「Stailer」が導入される予定となっている。
導入効果
■商品掲載数が1.5倍に
ネットスーパーでは扱う商品が冷蔵・冷凍・常温に分かれるなど、その複雑性から掲載できる商品数が限定されるのが一般的だが、「Stailer」では商品マスタと呼ばれるシステムに強みを持っており、商品掲載数が最大1.5倍に拡大。
■店舗スタッフの教育の改善
ネットスーパー事業の難関の1つである「店舗スタッフの教育」においても、「Stailer」の導入により業務習得期間が短縮。また、紙ベースかつ目検で行っていたピッキングも、商品を探す時間の短縮・正確性が向上。スマートフォン世代の従業員に対しての効果は非常に大きい。
■生産性向上の可視化
これまで発見できていなかった生産性向上を妨げる要素が洗い出され、各店舗ごとにボトルネックを可視化。
■商品推薦機能の充実
4つの販促関連機能「クーポン管理機能」「バナー管理機能」「レジ前推薦機能」「特集管理機能」の提供が開始されるなど、担当者のイチオシやPB商品をしっかり訴求できるUI・UXの実現や、ネットスーパーでは難しかった商品との偶然の出会いを創出。
■写真掲載率が向上
「Stailer」ではスタッフがピッキング作業で使うモバイルアプリで写真撮影が行える機能を提供しており、画像がない商品は現場で撮影、トリミング、アップロードまで簡単に行えるようになったことで、画像の掲載率が格段に向上。
今後の展望
「ライフネットスーパー」が掲げるさらなる店舗拡大と各店舗ごとの利用促進強化に合わせ、より多くのお客に商品を届けられるよう、店舗スタッフの業務効率を改善する「ピッキング機能」の開発にも現在取り組んでいく。また、お客のUI・UXをよりよくするため、「Stailer」ですでに提供しているクーポン機能やバナー機能などの販売促進機能をさらに使いやすく改良するなど、今後もお客がネットスーパーでの買い物を楽しめる機能開発を進めていく。