ヤオコーが駅近立地500坪型の天王台店を千葉県我孫子市にオープン、7月は3店の大量出店
2022.04.12
2021.07.26
ヤオコーは、7月29日、千葉県我孫子市に天王台店をオープンした。千葉県我孫子市には初出店となり、同柏市、同印西市、茨城県取手市、同龍ケ崎市の結節点に位置していることから、空白エリアを埋めていく戦略の一環。
千葉県では32店目となり、他、埼玉県94店、群馬県16店、東京都12店、神奈川県9店、茨城県7店、栃木県5店で全社175店体制となる。
7月6日に埼玉県川越市にオープンした川越藤間店、21日に同ふじみ野市にオープンしたふじみ野大原店に続く、この7月の3店目の出店となる。
出店場所は、通勤通学者が多く利用するJR常磐線の天王台駅から約140m、徒歩約2分、周辺にはワンルームマンションが多く、住宅地が広がっている立地。近隣には学校や広大な工場もあり、1km圏内の人口増減率は101.3%、世帯数増減率は106.5%、また、2km圏内で見ても増加傾向にあるという。
年齢構成は40歳代が最大のボリュームゾーンで、次いで50歳代が多い。世帯人数では単身者の割合が32.6%と高くなっている。
次いでヤングからミドルの3、4人世帯が多くなっているが、これらの層は行動力も旺盛で、比較的自宅から遠くても好みの店に行く傾向があるとみられることから、価格強化に取り組むと共に、強みである生鮮と惣菜、寿司、ベーカリーのデリカを磨くことで目的来店を図っていきたい意向だ。
さらに日別、時間帯別に売場に変化を付けることで、小商圏高頻度来店型の店舗運営の実現を図る。ターゲットは30歳代~50歳代の3、4人世帯がメインだが、サブターゲットとして60歳以上の単身、2人世帯を設定している。
ストアコンセプトは「毎日の食生活が楽しく、笑顔になるお店~『やすさ』と『おいしさ』で、楽しさを実現できるお店~」。
精肉では、年代別、食シーンに幅広く対応できる品揃えとして、例えば焼肉売場では、本格的なものから手軽に利用できるもので幅広くそろえる。
鮮魚は、鮮度と品揃えを重視し、「地域一番の近海魚売場」実現を目指す。また、おかずとなる切り身で豊富な品揃えと旬を打ち出し、差別化を図る。
青果は、少量から旬のボリュームゾーンまで適量の品揃えを強化。また、旬の果物はカットフルーツでも提案し、おいしさと季節感を打ち出す。
花きは、お客のシーンに合わせた品揃えをし、さらに切り花中心に季節を感じてもらえる売場づくりを実現する。
惣菜は、ヤオコー名物商品の「鉄板巻上げ自家製厚焼玉子」や鶏惣菜の「幸唐」を中心に、また、寿司は太巻きシリーズや、手軽なランチからハレの日まで幅広いニーズのあるちらし寿司を中心に、出来たて、作りたてで提供。時間帯で変化するお客のニーズに加え、パーソナルからファミリーまでさまざまな食シーンにも対応する売場を展開する。
インストアベーカリーでは、朝食から夕食まで幅広いシーンで需要のある食事パンを強化。原料にこだわった「もっちり湯種食パン」や「あん食パン」、バリエーションや量目が豊富なロールパンで「選ぶ楽しさ」を提供しながら、毎日の定番として高頻度に来店してもらう売場を目指す。
店内製造の手作りスイーツでも豊かな食卓に向けた提案を実施する。
中華麺、中華調味料を強化
日配食品では、幅広い世代に人気のラーメンが身近な地域であることを踏まえ、中華麺を強化。個食麺、個食スープで自分好みのラーメンを作ることができる提案を種類豊富に実施。
ドライ食品でも、中華調味料を重点カテゴリーとし、クッキングサポートと連携して、中華、韓国、エスニックのメニュー提案を行うことで毎日の献立の悩みを解決することを目指す。
酒は、家飲み需要が引き続き高いことを受けて、特にリキュールに力を入れ、新商品からこだわり商品まで豊富に品揃えする。
初年度の売上高構成比は、生鮮が35.5%、デリカが15.2%、グロッサリーが49.3%となっている。SKU数では生鮮が約1120、デリカが約350、グロッサリーが約1万170で、合計1万1640。
ヤオコー天王台店概要
所在地/千葉県我孫子市天王台1-3-1
オープン日/2021年7月29日
営業時間/9時~21時30分
駐車台数/76 台
駐輪場/93 台、バイク置き場7台
延べ床面積/2579.77㎡(780 坪、ヤオコー床面積)
店舗面積/1682.11㎡(508 坪、ヤオコー売場面積)
店長/豊田一幹
従業員/正社員18人、パートナー・ヘルパー・アルバイト129人(延べ人数)
年間売上げ/初年度16億円(予定)
商圏人口/1km圏内2万2000人(1万世帯)、3km圏内7万6000人(3万4000世帯)、5km圏内19万1000人(8万6000世帯)