イトーヨーカ堂と10Xが配送関連サービス・顧客体験強化に向け共同検討を開始した
2023.04.13
小売ECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」を提供する10Xは、イトーヨーカ堂の首都圏を中心としたイトーヨーカドー店舗における店舗起点の配送サービス・顧客体験強化の共同検討を開始した。

イトーヨーカドーと10Xは2020年6月より、10Xの開発するStailerを通じて「イトーヨーカドーネットスーパー」においてネットスーパー業界初のスマートフォンアプリの提供を開始し、便利で楽しい買い物体験の創出を進めてきた。
アプリの利用者は従来のウェブサイトの利用者と比較して購入頻度や利用継続率が高い傾向が見られ、お客の日常にとって欠かせない存在となっている。提供開始から3年弱が経過し、「イトーヨーカドーネットスーパー」アプリは累計77万ダウンロードを突破するなど「イトーヨーカドーネットスーパー」の利用者の増加に貢献して来た。
イトーヨーカドーはコロナ禍によって急増した首都圏のネットスーパー利用ニーズを受けたさらなるキャパシティ拡大と収益化を目的に、従来の店舗出荷型からセンター出荷型への移行を発表している。
「イトーヨーカドーネットスーパー」のセンター出荷型への移行に際し、イトーヨーカドーと10Xは新たに「イトーヨーカドーの店舗資産を活用した未来のお届けサービス像」についての共同検討を開始する。
「イトーヨーカドーネットスーパー」はセンター出荷型に切り替えが進み店舗からの出荷が不要となる一方、店舗では現在も、購入した商品を当日中に自宅まで届けるサービス「きいろい楽だ」や、店頭お渡し予約商品の受け取り、オンライン注文の即配サービスなど、店舗起点の多様な買い物ニーズに対応するためのサービスを提供している。
さらに、海外・国内の事例(※)ではネットスーパーと店舗の併用によりお客の利用金額は2倍以上へ上昇することがわかっており、ネットスーパーと店舗の両輪で顧客体験を向上することが有効だという。
お客のニーズが多様化する中、10Xの持つ新規サービス開発のノウハウ・デジタルを活用した顧客体験創出の強み・オペレーション効率化支援の実績を活用し、イトーヨーカドーの店舗サービス・顧客体験強化に向け、共同で検討を進めていく。