フードテック

  • 2022.10.07

    特別寄稿 「フードテックとスーパーマーケットの協働」 SKSJ2022

    ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス社長 藤田元宏氏 プログラムマネージャー 満行光史郎氏 インタビュー 2022年9月2日 Foodbiz-net.com 道畑富美http://www.foodbiz-net.com/ フードテックをテーマとする国内最大級の食カンファレンス「SKS JAPAN 2022 -Beyond Community-」が、9月1日~3日に開催され、330社、約830名がリアル、オンラインで集った。 日本では、2017年より、シグマクシスがSKSJを主催し、年を重ねるごとに、副テーマにあるように、参加者数も増え、テーマもフードテックにとどまらず、人文あるい…

  • 2022.09.29

    第7回 フードテックはもう止まらない

    先日、世界のフードテックについて話す機会があった。 このセミナー準備のために、海外の多くの事例を集めて整理し、自分なりの咀嚼を試みた。しかし「世の中こんなことになっているのか!」と、あまりにも興奮してしまい、妄想がとっ散らかって、咀嚼どころではなくなるという自分の悪い癖が出たので、一連の作業から感じたことをつらつらと書いて、一旦吐き出そうと思う。 私が注目していることの一つ目は、原料と最終製品の「つながりのリセット」だ。いままで当然だと思ってきた食品原料が、書き変わり始めている。具体例を挙げると、 ●コーヒーはコーヒー豆から作られる いや、コーヒーの成分や香りをリバースエンジニアリングして、他…

  • 2022.04.28

    フードテックとは?注目される理由や背景、具体的な取り組み事例などを紹介

    テクノロジー技術の発達によって食品の分野でも大きな変化が起きている。フードテックの活用は、さまざまな食品を育てる環境や食料確保、生産性などにおける課題を解決する鍵となる。フードテックが注目、活用される理由とは何か、また具体的なフードテックの事例などについて詳しく説明する。 フードテックとは何か フードテックが最近注目されている。フードテックとは、Food(フード)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせて作られた言葉で、最新のテクノロジーを食の分野で活用し、新たな食品を作り出したり調理法を生み出したりすることだ。また、農業や酪農への活用や、消費者の食へのニーズや動向を分析するためのデ…

  • 2021.01.20

    紀ノ國屋が、店内で育てられるInfarm(インファーム)のハーブ・野菜を日本第1号として販売開始、アジアでも初展開に

    世界で急成長しているベルリン発の都市型農場野菜のプラットフォーム「 Infarm(インファーム)」が1月19日、アジア初の展開として紀ノ国屋インターナショナル(青山店)での販売を開始した。今後順次、Daily Table KINOKUNIYA西荻窪駅店(東京・杉並)、サミットストア五反野店(東京・足立)での販売を開始していく。3店舗に加え、4月までに首都圏での複数店舗の展開も予定している。 東京都内3店舗のスーパーマーケットを皮切りに、アジア初の出店地として日本での展開を開始。紀ノ国屋インターナショナル(青山店)では1月19日から店内に設置された「ファーム(畑)」で栽培されたハーブの販売を開始…

  • 2020.11.07

    食分野において最新技術を応用したイノベーションの取り組み「フードテック」とは?

    ラディック代表 西川立一 フードとテクノロジーをかけ合わせた造語「フードテック」。食分野において最新技術を応用したイノベーションの取り組みが、食糧危機やフードロスなどのグローバルな社会問題が山積する中で、近年注目度が高まっている。 植物由来の代替肉が近々注目。自社生産も加速 その中で、身近なアイテムとして、植物由来の代替肉「大豆ミート」がある。大豆は高たんぱくで低カロリー、食物繊維も豊富で、イソフラボンも含有し、肉に含まれている脂質や不飽和脂肪酸も少ないため、ヘルシーで栄養価が高い。 その大豆からたんぱく質を取り出して加工し、肉の代替品としてさまざまな商品に使われており、米国では大手チェーンが…

  • 2020.10.26

    商品取り置きと事前決済で確実にベーカリーが買えるアプリ「Sacri」が示す、フードテックの未来

    ラディック代表 西川立一 Sacri(サクリ)は、ベーカリー向けの取り置きのスマートフォンアプリ。店舗が常連客にダイレクトにパンの焼き上がりをプッシュ通知で知らせ、客がどこからでも簡単にそのパンを取り置きと事前決済ができる。 働いていたり、店から遠いところに居住、並ぶことが難しいなど、いままで来店できるタイミングにパンが売り切れていて買えなかったことを解消し、気軽に欲しいパンの購入が可能となる。また、事前決済のため店舗で注文した商品受け取るだけなので短時間で済むというメリットもある。 顧客が購入したパンの代金の10%が手数料 「サクリ」という名称は「サクッと取り置きする」という利便性と、「パン…