国産

  • 2022.12.06

    輸入が高騰の中、国産の商品化を丁寧に、付加価値を付けてながら売上げを作る|「これは押さえたい」精肉編・2022年12月

    月城流通研究所 月城聡之 いよいよ激動の2022年が終わる。世界的にはウクライナ侵攻や異常気象による干ばつと大洪水、過去最大の台風、そして日本においては新型コロナ感染者の増加傾向…。 これらの影響を畜産業界も大きく受けることになった。 日本の経済回復が遅れたこと、「安い日本」と揶揄されるように、日本の購買力が落ちたこと(変わらなかったと言う方が正しいかもしれない)。 牛タンやショートプレートのように、輸入食肉が軒並み諸外国に買い負けし、今まで安く大量に仕入れることができた商品が手に入らなくなってきた。 いまこそ、サスティナブルな食肉産業を考え直す、実行に移すタイミングとなっている。 主力アイテ…

  • 2022.06.22

    第4回 オーストラリアで遭遇した「圧倒的に国産」

    とことん国産を好む国民性…。それは日本人のことではない。たしかに日本人も国産品が大好きだ。でも、日本のことではない。 世界の中でも際立って、国産をこよなく愛する国は…実はオーストラリアなのである。INNOVA食品データベースで確認すると、なんとこの国の食品の3割以上が、国産原料や国内製造をPRしている。 どうやらオーストラリアの人々は、地元調達された製品に極めて魅力を感じるようなのだ。ローカル志向そのものは、現在の世界的なトレンドである。しかし同国で、その傾向が色濃く出ている。なぜなのだろうか?  国土面積こそ違えど、同じように海に囲まれた島国である日本にとって、参考になるアイデアが…