千葉哲幸

フードサービスジャーナリスト、フードフォーラム代表。柴田書店『月刊食堂』および、商業界『飲食店経営』の編集長を務めるなど、フードサービス業界記者歴三十数年。フードサービス業界の歴史を語り、最新の動向を探求する。2014年7月に独立。『Yahoo!ニュース』をはじめとした媒体で執筆。書籍プロデュース、セミナー活動を展開。服部栄養専門学校非常勤講師(フードビジネスマネジメント)。著書に『外食入門』(日本食糧新聞社、2017年発行)。

  • 2022.07.11

    ポストコロナを迎えた飲食業の動き、「ブルワリーパブ」がコロナ禍を乗り越え活況を呈している理由とは?

    飲食業ではコロナ禍にあって「ブルワリーパブ」が活況を呈している。ブルワリーパブとは、ブルワリー(ビール醸造施設)を持ったパブ(酒場)のことだ。 日本におけるクラフトビールは1994年4月の酒税法改正、いわゆる「地ビール解禁」によって製造が始まった。これには村おこし運動的な要素も加わり「地ビールブーム」を巻き起こした。 その後一時期沈静化したが2000年の後半から再び注目されるようになった。地ビールという名称は「クラフトビール」に取って代わった。 クラフトビール人気のポイントは大手メーカーのビールと比べると香りが立って個性がはっきりとして多種多様であること。そこで飲み比べが楽しい。 コロナ禍の前…